眠い夜

運ばれてきたジャガイモは、コンテナ2箱

通常　運んできた方が降ろします。
この度　どんなに見渡してもお腹の出た中年過ぎの男性ドライバーが一人しかいない。
3年前は、一つのコンテナに二人だった。
昨年は、一つに一人、筋肉隆々の若い男性。
どうなるのかしら？と思っていたら　荷台にのってうちの唯一若い社員が手伝いだした。
おやおや　これから一日　あちらこちらにジャガイモを届けなければいけないのに・・と見ていた。
しかし　いよいよ終わりに近づきだした頃　
私も荷台にのって降ろすのを手伝った。

「納品に出たらどうかしら？」それを伝えるために・・

それでも40箱ぐらい
手伝ったかしら？
単純に降ろしているだけならまあまあ楽だと後で知った。
その後　ジャガイモとたまねぎを一組にして〇〇　たまねぎとたまねぎを一組にして〇〇
それから　件名ごとに数を数えて（一件二件ではありません）・・には、記憶力が問われる。
「えーーと　いくつだったかしら？」と　恥じをしのんで何回か聞いてしまった。
ジャガイモも数えているうちに（目にみえないものも想像しなければいけない）違ったり！
実は、この頃　毎晩　ボケない生き方だったかな？そんな本を読んでいるので思い出し笑いをしてしまった。
その本の中に　ボケの判定テストなるものがあるのだが
その一つ『一分間で4本足の哺乳類の名をいくつ言えますか？』
これ頭の回転をみるのだそうだ。
同じ名前を言ったら間違い。
初め　哺乳類って・・？人間とか鯨？鯨は足がない。
うぅ～ん　もしや馬とか豚とか　犬や猫も？なんて思って　はかばかしくなかった。
そうだ家の周囲や動物園、山や外国で考えるといいかもしれない。
だから二度目は、なかなかいい成績。
その後　毎晩　指折り数えて増やしていっているので　これもうテストじゃないかも・・
年齢がいくとだんだんいろんなことが同時にできなくなるのだそうだ。
まさかねぇ～と思っていたが、少し衰えてきているかもしれない。
一つ二つで数えるのではなく掛け算で足し算だろうって　自分を笑う。

そうそう　ジャガイモの手伝いで久しぶりに肉体を使ったせいか　夜は、眠くてたまらなかった。
ふとんに入る前に眠いなんて　めづらしいのです。

馬、牛、豚、うさぎ、犬、猫、ゾウ、キリン・・・
すぐに深い眠りについたようだ。



　　木製パレット屋のつぶやき