婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

恥ずかしながら・・

2013-09-26 14:06:39 | Weblog
むかしむかし・・・になるのだろう。
(41年前だから)
ピンク色のブラウスに濃紺のベストスーツを着て 信用金庫の貸付の窓口に座っていたことがあります。
もちろん 働いていたのです。
定期積金の係りをやれば 利子を若干多く払ったり
なにせ 算数や算盤がおそろしく不得手であった。
そんな私のところだけ大きな電卓があって 自慢じゃないがそれでも計算を間違ったのだ。(数円かな?多く払った)
その係りの上司の方がお客様の所へあやまりにいらっしゃいました。
出納係りも悲惨な有様だった。
なにせ お札を勘定する『札勘』ができないのだ(両手で半円にばさっと開くのができなかった)
今考えても とても不器用だったとおもえる。
いまだに お金の勘定はへただ。
一番好きだった仕事?は、郵便局へのおつかい。
天気のいい日なんか 昼間に外を歩けるなんて最高!って喜んでいた。
最後、ついにみかねた貸付の上司が ここなら大丈夫だろうって言ってくださったので ほっとしたのを覚えています。
よって ずいぶんいろんなことを見聞きしました。

『かばん屋の相続』←この本を読みすすめているうちに
あれっ!?もしや・・ 
この小説を書いた方は、金融機関の経験者の方かもしれないと 自分の遠い昔を思い出したわけです。
ついでに 今の私にとっても無縁ではない話に なんだか身につまされた。
(芥のごとく・・という短編などもここで出会った)
 
次にこの本
これも金融機関が舞台だった。

またもや 思い出したのは、上の役職の横領事件
仕事をいろいろ教えてくれた先輩の旦那様だった。
なにがあったのだろうか?
部下に信望があって 人格者だったのだが・・
魔が差したのだろう。
9月は、あれこれ思い出すような本ばかりだった。


秋の夜長
父が人生は、長いようで短いと言った言葉をしみじみ思う。


  木製パレット屋のつぶやき