e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

洞爺湖でボート

2010年08月29日 | 自宅から東へ
洞爺湖サミットが近づいてきた。

TVで洞爺湖が映ると、昔々のことを思い出し、一人苦笑い・・・

学生の頃、自動車免許をとったばかりの男4名が、夏の北海道にドライブに行こうと計画を立てたのだ。

大阪を友人の家の車で出発し、福井県敦賀の港を目指した。

敦賀から小樽へは、フェリーで約30時間。

早朝に小樽に着いて、いよいよ“愛とロマン(憧れ)の北海道”!

積丹半島を巡って南下し、到着したのが“洞爺湖”だった。

その憧れの北海道・晩夏の湖にはアベック(当時はこのように表現)の乗ったボートが・・・

我々もペアを決めてボートに乗ることにした。

ボート乗り場からボートを漕ぎ出すと、湖の中央部にある島が近くに見えた。

あの島に行けば“愛とロマン”があるのでは!

当時、我々は、彼女が出来ればボートに乗せてあげたいと、奈良公園や大阪・天王寺公園の池でボートの練習をしていたのだ。

ボートを借りた時間は、1時間。

前半の30分間、私が漕いで“愛とロマン”の中ノ島を目指すことにした。

ボートは思ったよりも速く進む。

何故なら、この日は台風が日本海を通過中。

中ノ島(台風の中心)に向かって、かなり強い南風が吹いていたからだった。

やがて風向きは、台風の通過とともに南から南西、そして西の風へ・・・

アベックの乗ったボートは、東岸の原始林の方へと流されて行く。

ボート管理のオジサンは、モーターボートに乗って、遭難したボートの救助に忙しい!

その時、我々は?

横波が激しくなり、横転の危険と闘いながら、友人と掛け声をかけて二人でオールを漕いでいました。

無事ボート乗り場に帰ったけど、1時間?の超過料金を取られてしまいました。

でも、岸にいた多数の観光客からは、拍手喝采を戴いたのです。

今初めて、あの洞爺湖の直径が10kmだって知りました。

中ノ島まで5kmもあったのですね!

どおりで、いくら頑張って漕いでも着かなかった訳や・・・

「写真;スイスの首都ベルン」


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