e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

鳥羽竜が発掘された海岸

2010年11月29日 | 自宅から東へ
一昨日,牡蠣詰め放題・食べ放題をしていた鳥羽市安楽島。
お店の目の前の海岸で15年ほど前に鳥羽竜の化石が発掘されたという。

@1996年7月14日 大型恐竜の化石が鳥羽市安楽島の海岸で貝化石の採集に来ていた高田雅彦、谷本正浩、藤本艶彦、金子篤の4氏によって発見されました。
4氏は貝化石を含む地層の松尾層群の海岸露頭に骨化石らしきものを見つけ、三重県教育委員会に報告しました。三重県は北川知事を団長に大型化石発掘調査団を結成し、調査を開始しました。
恐竜化石が今までにないものだったので、発見地の名前を付けて鳥羽竜と命名したいという願いが鳥羽市をはじめたくさんの関係者の声としてありました。
そして、三重県ではその判定を恐竜化石研究専門家の京都大学亀井節夫教授、国立科学博物館の冨田幸光氏、福井県立恐竜博物館の東洋一氏をはじめ、そのとき来日していた中国の薫枝明(ドン・ジミン)氏に同定を依頼した結果、中国の四川省で発見されているマメンチサウルスに近い大型草食恐竜の化石ではないかということが判明しました。
2ヶ月あまりの発掘とクリーニングの結果、大型草食恐竜の骨格らしきものが現れ、当初は中国の四川省で発見されたマメンチサウルス(中生代白亜紀)に近いものではないかと予想が立てられましたが、調査を進めていくうちに発見された地層の年代(現地の地層は中生代白亜紀初期、約1億3千800万年前)や肩甲骨の形が違ったり、骨格の大きさが違ったりしているところが見られたので別の種類の大型恐竜ではないかということなりました
骨化石の同定と研究が進んできた2001年6月、鳥羽の恐竜化石調査報告会で、中生代白亜紀、アジア地域で生息していたティタノサウルスの仲間ではないかという報告がされました。
「写真;①三重県鳥羽市安楽島の海岸(恐竜発掘現場は写真右手)
    ②発掘現場近くの海の駅」

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