多くの方にはタイ料理は"辛い"というイメージがあると思いますが、これは屋台料理には必ずしも当てはまりません。また、タイ料理全般に関しても"辛い"という表現はあまりにも単純すぎると言う事もできます。
インドシナという地域の呼称が料理にもピッタリ来るのですが、タイ料理はインド料理、中華料理という2つの個性派の料理の影響を受けた、かなり複雑な味を目指した料理であると言えます。タイ料理は単純な"辛い"を目指すのではなく"甘辛酸っぱい"を目指して味つけされるのが全体的な傾向です。世界3大スープの1つ、トムヤムクンなどは、この代表選手であるのですが、平常、辛い物に慣れていない日本人の味覚には辛さが過剰に認識されてしまうのかもしれません。
さて屋台料理。何でも屋台で売っているタイでは、何を屋台料理に位置付けるかが微妙なところですが、一般的なカオパット(焼き飯)や麺類で考えてみましょう。
トムヤムクンのような少し高級な料理の場合、料理は味付けが完了した状態で提供されます。手元に来た時点で"甘辛酸っぱい"味付けになっています。これに対して屋台料理の場合は、"辛い"と"酸っぱい"は食べる側が自分で調整しながら追加するようになっています。例えばカオパットの場合、焼き飯の他にライムと唐辛子の酢漬けが皿に乗って出てくるのが一般的で、自分の好みにあわせてこの2つで辛さと酸っぱさをプラスしながら食べる事になります。これら2つをプラスする前の味付けは"甘辛酸っぱい"の中から辛いと酸っぱいがマイナスされていますから、手元に来た時点では"甘い焼き飯"となります。考えただけでも少し気持悪いですね。
これを単純に評価して"タイの屋台料理はマズい"とか"甘い"とか評価しないで、いろいろな分量のライムや唐辛子の酢漬けを投入しながら自分の好みの"甘辛酸っぱさ"を探すのです。
麺類の場合は更に複雑です。薄味のスープに麺が投入されて出されるのですが、これに唐辛子の粉末、唐辛子の酢漬け、砂糖、ナンプラーの4点セットから味を調合して食べる事になります。この場合は"甘辛酸っぱい"の全てを自分で調合するわけで、まるで化学の実験のようですね。
昔は麺類のスープに砂糖を投入する事にかなり抵抗を感じたものですが、周囲を見回すとタイの人達は山盛りの砂糖を投入しています。自分も怖々入れてみたら、どうやら砂糖が一番、味に影響を与えにくい事が判明。今では私も必ず砂糖を投入します。
タイに行く機会があり、屋台で食事をする機会があったなら、是非、用意されているこれらのオプションを活用して自分なりの"甘辛酸っぱさ"を追求してみてください。
インドシナという地域の呼称が料理にもピッタリ来るのですが、タイ料理はインド料理、中華料理という2つの個性派の料理の影響を受けた、かなり複雑な味を目指した料理であると言えます。タイ料理は単純な"辛い"を目指すのではなく"甘辛酸っぱい"を目指して味つけされるのが全体的な傾向です。世界3大スープの1つ、トムヤムクンなどは、この代表選手であるのですが、平常、辛い物に慣れていない日本人の味覚には辛さが過剰に認識されてしまうのかもしれません。
さて屋台料理。何でも屋台で売っているタイでは、何を屋台料理に位置付けるかが微妙なところですが、一般的なカオパット(焼き飯)や麺類で考えてみましょう。
トムヤムクンのような少し高級な料理の場合、料理は味付けが完了した状態で提供されます。手元に来た時点で"甘辛酸っぱい"味付けになっています。これに対して屋台料理の場合は、"辛い"と"酸っぱい"は食べる側が自分で調整しながら追加するようになっています。例えばカオパットの場合、焼き飯の他にライムと唐辛子の酢漬けが皿に乗って出てくるのが一般的で、自分の好みにあわせてこの2つで辛さと酸っぱさをプラスしながら食べる事になります。これら2つをプラスする前の味付けは"甘辛酸っぱい"の中から辛いと酸っぱいがマイナスされていますから、手元に来た時点では"甘い焼き飯"となります。考えただけでも少し気持悪いですね。
これを単純に評価して"タイの屋台料理はマズい"とか"甘い"とか評価しないで、いろいろな分量のライムや唐辛子の酢漬けを投入しながら自分の好みの"甘辛酸っぱさ"を探すのです。
麺類の場合は更に複雑です。薄味のスープに麺が投入されて出されるのですが、これに唐辛子の粉末、唐辛子の酢漬け、砂糖、ナンプラーの4点セットから味を調合して食べる事になります。この場合は"甘辛酸っぱい"の全てを自分で調合するわけで、まるで化学の実験のようですね。
昔は麺類のスープに砂糖を投入する事にかなり抵抗を感じたものですが、周囲を見回すとタイの人達は山盛りの砂糖を投入しています。自分も怖々入れてみたら、どうやら砂糖が一番、味に影響を与えにくい事が判明。今では私も必ず砂糖を投入します。
タイに行く機会があり、屋台で食事をする機会があったなら、是非、用意されているこれらのオプションを活用して自分なりの"甘辛酸っぱさ"を追求してみてください。
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