雷の生け捕り (雷獣)
2024.2
外櫻田の永井伊賀守屋敷前に、元文四年六月雷が落ちた。
次第に雲がはれ、一匹の獣が雲に飛び上がろうとした所を、大勢の人が駆けつけて、打ち殺したそうである。
今は、この家の財物となり、土用の虫干しの日に家臣等に見せた。
その体形は、犬のようで、牙は、狼ににて、毛の色は、うす赤であった。
燕石十種 第五輯 江戸塵拾(えどちりひろい) より
雷の生け捕り (雷獣)
2024.2
外櫻田の永井伊賀守屋敷前に、元文四年六月雷が落ちた。
次第に雲がはれ、一匹の獣が雲に飛び上がろうとした所を、大勢の人が駆けつけて、打ち殺したそうである。
今は、この家の財物となり、土用の虫干しの日に家臣等に見せた。
その体形は、犬のようで、牙は、狼ににて、毛の色は、うす赤であった。
燕石十種 第五輯 江戸塵拾(えどちりひろい) より