私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。







今年度の一学期の結果、夏休みの宿題から察するに、
休み明けのテストも厳しさを増すことが予想されます。


そうなったら、この二学期が通っている私立校・中高一貫校での進退は
決まることになるでしょう。


特にこの夏休み、一学期の反省をすっかり忘れ、部活動に、趣味に、遊びにと
青春を謳歌した方から順番に、『制裁』を受けていくことになるでしょう。


当塾でも今年度、目立った『異常』が見受けられます。


それは、1年次一学期から、不合格、『1』といった成績を取る方が
増えたことです。


例年ですと、この1年次一学期は、かなりの温情、忖度が施され、
仮に、不合格や『1』といった成績を取ったとしても、一教科ぐらいで、
それ以外の教科は合格や『3』、どんなに悪くても×合格や『2』という成績で
落ち着くことが多かったです。


失礼ながら、これは“どんなに”要領が悪い方でもそうでした。


最低限、宿題さえ出していれば、赤点ギリギリでも、
それこそ『数点台、十数点台』を取らなければ、
再試や追加課題で許されることが多かったです。


しかし、今年度、そういった温情、忖度が見られないどころか、
今まで通りに適度に宿題や小テストなどをこなしていた方でも、
また、赤点以上、平均点近くの点数を取っている方でも、
ばっさりと切り捨てられているように感じられます。


成績の付け方が異常に変わった、つまり、平常点を一切加味せず、
テストの素点だけで評価するという成績の付け方になったのであれば、
そういった現象が起きるのも頷けますが、そういった変化がないところを見ると、
『平常点、テストの評価の“質”』が変わったと考察できます。


平常点に関しては、単純に平常テストや宿題が増えていれば、
その一回一回の評価が今までよりも細かくなったと言えます。


ただ、そこまで増えていない、今までと変わりないというのであれば、
その『内容』を見られていることになると思います。


この夏休みの宿題と休み明けのテスト同様、“本当に”その宿題を
きちんとやったかどうか、授業を聞いているかどうかを見るテストとして
平常テストが行われているとしたら、これらは『連動して』評価されている
可能性があります。


つまり、今まで通り宿題は答え丸写しで、とりあえず出して終了、
これで平常点ゲットというわけにはいかず、平常テストでしっかりと
宿題をやってきたかどうかを審査されて、そこで点数が取れなければ、
宿題分の平常点も加点されなくなっていることが予想されます。


今までは宿題“さえ”出していれば、平常テストはそれこそ、
普段の実力を測り、生徒に危機感を持たせる“だけ”の
『確認』テストであって、平常点からは度外視されていたように思われます。


今年度は、これが見直され、さらに厳しい審査をもって、
平常点がつけられているように思います。


そして、定期テストにおいては、単純に問題数が増えたり、
その内容が難しくなったり、さらに配点が細かくなったり、
採点が厳しいものになったりして、それらは一つ一つは
小さな変化かもしれませんが、それを積み重ねてみると、
大きな変化として表れていると思います。


そして、平常点、定期テストのそれら細かい点数を合算してみると、
今まで以上に細かい序列が出て、格差の分布が極端な層で分かれるのではなく、
細やかな層で分かれて、生徒一人一人の個人差がはっきりわかるようになっていると思われます。


そうすることで、今まであまりにも多くの方が、温情や忖度で、
言い方が悪いですが、部活動の顧問の先生の教科などにおいては、
異常な成績の温情があったことが浮き彫りになったのだと思います。


大変失礼ながら、運動部の方の中には、もうすでにこの一学期で、
複数教科、それも3・4教科で済めばいいですが、
5教科以上の成績を落したのであれば、もうここから先進むのは、
地獄だと思います。


部活動の大会や学校行事がある二学期は、一学期以上に忙し過ぎて、
時間が無くなることでしょう。


そうして、もう“受験勉強”並に勉強しなければ間に合わないという状況・状態にも関わらず、
『それら』を言い訳に、普段の勉強、宿題すらもサボっていくことになると思います。


すでにその兆候は出ていると思いますが、この夏休みの宿題、終わっていますか?


そして、約2週間後にある休み明けテストに向けて、勉強し始めていますか?


していないというのなら、『二学期』も同じことを繰り返すことになるでしょう。


というよりも、この夏休みはもちろんのこと、一学期以上にひどい状況・状態にまで
追い込まれて、救いようのない状況にまで『落ちこぼれて』いくことになると思います。


厳しい書き方に感じられるかもしれませんが、今年度以降の私立校・中高一貫校は、
このくらいの厳しさをもって、生徒の基礎学力の向上はもちろんのこと、
2020年度の教育改革に『対策』していく、していると思います。


冒頭に書いた当塾の異常事態において、一年次一学期と言葉を濁しましたが、
より正確に書きますと、『中学』一年次一学期から、不合格、『1』といった成績を
複数教科において取った方が増えた、増えているというのが現状です。


その異常事態は、恐ろしいまでに学校・先生が本気になってきていることを
示唆しているように思えますが、私立校・中高一貫校でも学力格差が激しくなり、
また一部の方の、著しいほどの基礎学力の低下などの問題が
浮き彫りになったとも見ることができます。


一学期にうるさく予言・予想しておいて、今さらではありますが、
この状況・状態が二学期も続くとなりますと、『本当』に、
休み明けテスト、二学期中間テストで、進級・進学の合否が決定し、
転校か留年か、内部進学を諦めて、卒業だけするのかを、
迫られることになると思います。


どの段階で、そこまで“決まる”かは、それこそ上記したように、
各個人個人で、『細かい』点数差でボーダーラインがいつなのか、
どこなのか、わからないことになるでしょう。


極端な話、先週、クラスメートが呼び出され、進級・進学できないことが決定し、
自分は呼ばれなかったから大丈夫と安心していたら、
今週呼び出されて、進級・進学できないことが告げられたといったことに
なる可能性もあります。


さすがにそこまでは・・・とは思いますが、そのくらい僅差で、
さらに、ばっさばっさと決まっていくこともあると危機感を持っていないと、
あっという間に自分の番がやってくることになると思います。


そうならないようにするためにも、もう一度、学校生活、特に部活動、
私生活、特に遊びや趣味、それらを見直して、場合によっては、
一時だけでも『辞めて』、勉強に集中し、点数を、なによりも基礎学力を、
『取り戻して』おくことをオススメします。


この二学期もそうですが、今後は、各学年各学期で、
『付け焼刃』が通用しなくなっていきます。


どこかの段階で、全てをまっさらにして、よく考え直してみないと、
私立校・中高一貫校での進級・進学はかなり難しいことになると思います。


このことは親御さん、ご家庭の方も含めて、よく考えておくことを
オススメします。


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