09/01/24 深夜寄席(芸協)－途中入場－

＝＝＝途中入場＝＝＝

三笑亭可女次…『ぞろぞろ』

雷門花助…『宿屋の仇討』

春風亭鯉枝…『ダイエットスクール』


末廣亭の定席を終えた常連のＳさんと待ち合わせて食事に行っていたため、入場が遅れました
そのため最初の演者さんは見ることができませんでした。
・・・まっ、“予定通りの行動”と言ってしまえばそれまでですが・・・

入口で、高座を終えた笑好さんと、今回で“深夜寄席卒業”となる鯉枝さんから「立ち見になります」と言われ、半信半疑で入場すると立見客が１５人くらいいました

高座では可女次さんの『ぞろぞろ』の終盤。
おばあさんのダジャレが連発だったらしく、客席はかなり沸いていました！

花助さんは私の大好きな「学校寄席」のマクラから
ただその後、某夢●朗師匠がよくやる「風邪を客にうつす」マクラでちょっとテンション
『宿屋の仇討』では冒頭、正座したままの“かっぽれ”がありましたが、伸治師匠の軽い“立て膝かっぽれ”ではなく、本寸法の“かっぽれ”でした
助六門下ということで「踊りもキッチリ見せたい！」という思いがあったのでしょうが、やはり江戸っ子が踊る“かっぽれ”ですから、もう少しくだけても良かったのではないでしょうか？
とはいえ、江戸っ子のはしゃぎっぷりや万事世話九郎と伊八のやりとりなどを楽しく見ることができました

『来年５月に真打に昇進します』と挨拶しちゃった鯉枝さん
それでも万雷の拍手が送られ、高座上で深々とお辞儀
入場時に「同じネタですよ」と教えていただいていたので期待して高座を注目しました
この『ダイエットスクール』は「実践自動車教習所」や「府中馬券師専門学校」でおなじみの“おおにしひろし”さんが登場しないので、アタシとしてはチョイと物足りないのですが、それ以上にウケる所とウケない所の落差が大きいと思います。
真打になってこのネタを高座にかけるからには、「ウケない」という“ぜい肉”をそぎ落として「ウケる」部分に磨きをかけてスリムにする必要性を感じました
かなり生意気な講釈をタレてしまいましたが、それも真打の鯉枝さんに期待するところが大きいからです
５月からの披露興行を今から楽しみにしています！