演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

09/01/25 よせたなべ(お江戸両国亭)

2009-01-25 | 講談協会
田辺銀冶…『寛政力士伝 越の海勇蔵 出世相撲』
※朝青龍が優勝するのか?(もうこの時は朝青龍の優勝が決まっていましたが、受付にいた銀冶さんは知らなかった模様)
優勝したら、両国亭前の京葉道路をパレードが通過するというマクラに加え、「私事ですが…」と前置きしてから「昨日、誕生日でした!」
おめでとうございます!

田辺一乃…『葛飾北斎 駕籠幽霊』
※髪をショートにしてから、明るさが前面に出て来た感のある一乃さん。
「師匠(一鶴先生)から『幽霊の読み物を明るくやれ!』と言われています」と、ともすれば暗くなりがちな読み物を明るく快活に聴かせてくれました

田辺一凜…『寛永宮本武蔵伝 鍋ぶた試合』
※ファンである朝青龍の優勝を努めて冷静に受け止めていた一凜さん。
「白鵬のライバルは朝青龍ではなく、むしろ日馬富士なのではないか?」というマクラは非常に説得力がありました。
確かに今場所の日馬富士は、新大関のプレッシャーからか初日から従前の相撲が取れずに4連敗。
銀色の締め込みも黒に戻し、何とかキッカケをつかみたい白鵬戦。
この時は『安馬』の相撲に戻ってましたね!
とにかく一凜さんは相撲に詳しく、「良く見ているし、知ってるよなぁ」という感想を抱きました。
『鍋ぶた試合』は先週、琴柑さんが読んだ部分のすぐ前の所。
剣術に詳しい小僧(塚原卜伝宅の奉公人)の可愛らしさと、宮本武蔵の力強さが良く表された一席でした

田辺一邑…『三方ヶ原軍記 湯水の行水』
※「三方ヶ原」と言っても全編修羅場読みではありません。
鳥居四郎左衛門(忠広)と成瀬藤蔵(正義)という、屋敷が隣同士の味方なのに仲が悪い2人の読み物。
お互い意地を張り合いながらも、実はお互いを認め合っているという、「良きライバル」を垣間見るような楽しい内容でした
コメント
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