演芸見ブんログ

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09/08/16 本牧亭前座勉強会

2009-08-16 | 講談協会
一龍斎貞仙…『三方ヶ原軍記 -五色備え-』

一龍斎貞鏡…『奉行と検校 -出世比べ-』

一龍斎貞弥…『橋弁慶』

田辺銀冶…『佐野鹿十郎 -浮田との出会い-』

宝井琴柑…『坂本龍馬とおりょう』

田辺一乃…『大久保彦左衛門 -わがまま御免-』

《お仲入り》

神田山緑…『大名花屋』

一龍斎貞山(真打ゲスト)…『赤穂義士銘々伝 千馬三郎兵衛 -千馬の槍-』


貞仙さん
貞心先生の会が初高座のはずで、今日は「前座勉強会」の“初高座”!
本を置いての修羅場読みで、ページをめくる手が震えていました。
声が“アニメ声”っぽく、雰囲気も姉弟子の貞寿さんに似ています。
今後の活躍に期待しましょう!

貞鏡さん
マクラも振らずにいきなり本題に入り始めましたが、声がかすれていました。
顔もちょっと上気している感じで、風邪かな?
『奉行と検校』はアタシの大好きな読み物の一つだけに、今度は万全の声で聴きたいと思います。

貞弥さん
「牛若丸と弁慶」の出会いの一席。
それにしてもこの人の、この落ち着きは何なんでしょうか?

銀冶さん
「あれっ?ちょっと雰囲気が変わったかな?」と思ったら、前髪を下ろして“おかっぱ”にしたそうで・・・
こちらもいつもながらの個性的な高座でした!

琴柑さん
師匠の琴星先生作という『坂本龍馬とおりょう』の読み物。
“相思相愛”を地で行く2人の馴れ初めは波乱万丈。
ハラハラドキドキの展開に固唾を飲んで聴き入ってしまいました!

一乃さん
徳川家康が大久保彦左衛門のわがままを「生涯許す」という内容。
ですが・・・あまりよく覚えていないんです・・・

山緑さん
来月から二ツ目に昇進するので、最後の「前座勉強会」
何回か聴いたことがある『大名花屋』ですが、こちらはちょっと長めのバージョン。
二ツ目になっても初心を忘れず、更なる活躍に期待しましょう!

貞山先生
『久し振りの前座勉強会で、1時の開演前から楽屋入りして、前座さんの高座を聴いていたんですが・・・』
客席一同が、「どんな評価をするんだろう?」と耳を傾けていると・・・
『なんか、疲れちゃって・・・』

『義士銘々伝も数多くありますが、「老人会」や「結婚式」では絶対にできないものを…』
ということで始まった『千馬の槍』。
恥ずかしながらアタシ、不勉強で「千馬三郎兵衛」という赤穂義士を知らなかったのですが、なるほどこれは滅多に聴ける内容ではありません。
なんたって“勧善懲悪”の裏を行くんですから・・・
『義士銘々伝』といえば、「赤垣源蔵」「堀部安兵衛」「神崎與五郎」「大高源吾」が“定番”なので、珍しい一席に感謝です!