演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

09/10/27 第7回 こふんよ講談会in東京(お江戸両国亭)

2009-10-27 | 講談会・落語会
一龍斎貞寿…『夫婦餅』
※「両国にちなんだ読み物を…」ということで『夫婦餅』。
今年3月の貞心先生の会でも書きましたが、どうもこの読み物は内容が納得いかない!
“親心”とはいえ、一度あげた祝儀を「返してくれ」とは、どのツラ下げてそんなことが言えるのでしょうか?
「講談だから」「仕舞いは梅ヶ谷の本心も覗けた美談だから」と言われるかもしれませんが、なんか聴いているうちにムカムカして来ちゃって・・・

旭堂南陽…『鮫川渡しの掟』
※“ライブ初心者”の南陽さんが、「ロックバンド」「ハードメタルバンド」のライブに行った時の表現が爆笑の連続。
初めてのライブでうろたえる様子が伝わって来ました!
『鮫川渡しの掟』は水戸黄門の話。
光圀を知らない連中を懲らしめる描写が最高でした!!

旭堂小二三…『踊るシジフォス!1615 ~慶長二十年のやたけた踊り~』(作・演出:菱田信也)
※日曜に大阪で開かれた独演会でかけたネタだそうです。
慶長20年(1615年)といえば「大坂夏の陣」。
徳川方に攻め込まれ落城寸前の大坂城前に、平野から来た血気盛んな若者が何とか落城を食い止めようと大奮闘。
徳川方から送り込まれた“隠れキリシタン”の少女と、その若者の淡く切ない想いが交叉する大スペクタクル!
落城する大坂城の炎の前で、若者や民衆が踊るという・・・。
どっかの劇団(?)の人が登場して高座の回りで踊り狂っていました。

小二三さんの講談だけなら良かったのですが、終演後にその劇団(?)の人が出てきて「皆さんも一緒に踊りましょう!」
ノリの良い女性客が多かったので観客のほとんどは踊っていましたが、踊りとか歌はまるきし門外漢の身にとっては“KY”という批判を覚悟でトイレに逃げ込みました!