演芸見ブんログ

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09/10/16 SEIREN 『INTO the WOOD』(東京芸術劇場 小ホール2)

2009-10-16 | その他の趣味
Seiren Musical Projectの第19回公演に行って来ました。
今回の会場は、ナ・ナ・ナント、“東京芸術劇場 小ホール2”!!
火曜日の「秋の夜長の二ツ目噺」に次いで今週2度目の“東芸小2”であります。

1988年のトニー賞で3部門を受賞したスティーヴン・ソンドハイムのブロードウェイミュージカル作品を、学生を中心としたミュージカル劇団の最高峰(らしい)「Seiren Musical Project」の皆さんが見事に演じていました。

《プログラム》より
『シンデレラ』『赤頭巾』『ジャックと豆の木』『ラプンツェル姫』・・・
誰もが良く知るおとぎ話の登場人物が、ひとつの森に大集合!!!
「むかしむかし・・・」からはじまって、彼らはどのように夢を叶えるのか。
物語は交錯し、彼らはいつしか新たな物語へと足を踏み入れていく。
ひょんなことが積み重なって、物語は思わぬ方向へ・・・。
待ち受けるのは「めでたしめでたし」、それとも?
全てが起こるのは森の中。

誰もが知るおとぎ話の、新たな物語。


出演者の中には今までの「Seiren Musical Project」で何度か見た方もいて、いろいろ比較しながら鑑賞しました。
個人的に言えば、「シンデレラ」役の島田彩さん、「赤ずきん」役の北川理恵さんの演技と歌唱力が目を引き、「赤ずきん祖母」役の中井康世さん、「魔女」役の森山侑佳さん、「ルシンダ」役の秋葉未乃里さん、「パン屋」役の丸山薫さんなど以前拝見した方々の、また違った一面を垣間見ることができました。
「シンデレラ王子」役の飯沼友規さんはハッキリ言って、アタシに匹敵するほどのデブなんですが、豊かな声量から奏でる歌声と重い雰囲気を和ませる絶妙な“間”とセリフ&踊り。

個性的なメンバーがそれぞれの持ち味を存分に表現し、さらにソンドハイムの音楽を効果的に活かした目を見張る大道具!

コミカル1幕とシリアスな2幕。
15分の休憩を挟んで3時間という公演時間も、1幕と2幕の対比でケツの痛さも忘れて楽しみました!!