演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

09/10/02 第22回三笑亭可龍の会 『せきど落語会』(関戸公民館ヴィータホール)

2009-10-02 | 芸協見ブんログ
三笑亭可龍…『古着買い』

宝井琴柑…『山内一豊伝 -出世の馬揃い-』

三笑亭夢吉…『目黒のさんま』

《お仲入り》

三笑亭可龍…『厩火事』

「第14回」「第16回」「第18回」に続いて約1年ぶり4度目の『せきど落語会』。
「第18回」の時にも書きましたが、“講談”もしくは“色物”さんがゲストの時しか行ってない・・・
入口では「多摩落語寝床の会」の会員であるEミさんが“0円スマイル”でお出迎え!
今回は宝井琴柑さんが、「第14回」の神田きらりさん以来の「講談」ゲストということで2か月以上も前からこの日を楽しみにしていました!

可龍さん・・・1席目
本題に入る前、可龍さんが「この噺は面白くない」と言っていましたが、まさにその通り!!
・・・というのはウソですが、「錦の袈裟」と同じように与太郎におかみさんがいて、「壷算」みたいに兄貴分に買い物を依頼し、「大工調べ」のような啖呵場面など、いろんな噺が合成されている感じ。
ただサゲが“なるほど!”とわかりやすく、好感を持てる一席でした!

琴柑さん
自ら“マイ釈台”を運んで登場。
おなじみの『出世の馬揃い』ですが、一豊と千代の麗しい夫婦愛を中心に運び、聴いている者を飽きさせない展開に大きな拍手が送られました!
最後に“マイ釈台”を自ら折り畳んで楽屋に下がる姿を見て、思わず「マジシャンか!」とツッコミたくなりました・・・

夢吉さん
夢吉さんのブログ『九月三十日(水)』の“サウナネタ”をマクラで聞けました!
袴姿(『九月二十七日(日)』の袴か???)で楽しいマクラを多く振った後、旬の『目黒のさんま』へ。
夢吉さんって、父親とか兄貴分など“威厳のある人”を描く時は「ちょっとデフォルメしすぎなんじゃない?」と思うことがあるのですが、この世間知らずの殿様の描き方は秀逸!!
数多くの落語を聴き、耳が肥えているお客さんからも大きな笑い声が起こっていました!
(ハイハイ、どうせアタシは体が肥えてますよ!)

可龍さん・・・2席目
普段はプライベートなことは話さない可龍さんにしては珍しいマクラから、こちらも夫婦の情愛を描いた噺。
おさきさんのいじらしさ、実は二人の良き理解者である大家さん、おさきさんに信頼を寄せている(?)亭主の描き分けに大満足の一席でした。

終演後、ロビーでお見送りの可龍さんから、
『ひでさん、ひでさん、今日のお目当てはオレじゃないでしょ!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バ、バレてる・・・
コメント
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