演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

09/10/18 明大寄席~宝井馬琴と楽しい仲間たち(駿河台校舎アカデミーホール)

2009-10-18 | 講談会・落語会
[前座]
宝井琴柑…『宮本武蔵 -かめ割り試合(抜き読み)-』

宝井馬琴…『村越茂助 -左七文字-』
《昭和34年 文学部文学科(英米文学専攻)卒》

[対談]
宝井馬琴×鈴木純子(文化放送アナウンサー)…『明大でよかった』
《平成5年 文学部文学科卒》

[助っ人]
瀧川鯉昇…『時そば』
《昭和50年 農学部農芸化学科卒》

宝井馬琴…『山内一豊の妻 出世の馬揃い』

総合司会・コーディネーター:兼松紘一郎
《昭和37年 工学部建築科卒》

『明大寄席』の前に・・・
梅后流 江戸芸かっぽれ・・・《櫻川梅后社中》
◎伊勢音頭
◎深川(風流深川節)
◎かっぽれ


本来なら「本牧亭前座勉強会」に行くところですが、貞鏡さん、銀冶さん、琴柑さんが出演しないので、「末廣亭」や「池袋演芸場」に気をやりつつも足は駿河台へ・・・。
明治大学駿河台校舎は、前をよく通ることはあるものの足を踏み入れるのは初めて。
アカデミーコモン3階にある立派な「アカデミーホール」が会場です。

まずは櫻川梅后社中の精鋭10名が、「伊勢音頭」「深川」「かっぽれ」を踊りましたが、やはり楽しいのは「かっぽれ」。
芸協の芸人さんも多くの方が踊りますが、やはり大勢の踊りは壮観!
ちょっと踊ってみたいなぁ・・・と

そのまま高座が準備され、兼松紘一郎氏の進行で『明大寄席』がスタート。

琴柑さん
持ち時間が5分ということで、宮本武蔵伝から『かめ割り試合』の抜き読み。
抜き読みとはいえ、要所要所を押さえて実にわかりやすい内容。
大師匠の抜擢に応え、開口一番の任で会場を温めました。

馬琴先生(前席)
ちょっとしたビッグサプライズなお知らせがありましたが、本当に馬琴先生は琴柑さんが可愛くて仕方がないという感じ。
この後の対談コーナーで馬琴先生の色々なスライドが流され、琴柑さんとのツーショットはまさに好々爺の様相。
その馬琴先生の前席はおなじみ『村越茂助』の物語。
前座さんもかける読み物ですが、“大看板”から定席で聴けることはあまりないだけに貴重な一席でした!

文化放送の「鈴木ZUN子」こと、鈴木純子アナウンサーが馬琴先生と対談。
対談といっても鈴木アナは“聞き手”という役割。
○理数をやりたくないから英米文学を専攻した
○芸人仲間で明大OBの名簿を作ったが、中退者が多いので「卒業年度」ではなく「入学年度」が書かれている
○家賃5600円の下宿に住んでいる時、TBSラジオの「素人寄席」で2分しゃべっただけで3000円もらった
○当初は落語家を考えていたが、高校時代に落語をやったら面白い場面で全くウケなかったので講談に転向(?)した
○いくつになっても、何年やっていても、高座に出る前はいつも緊張する
○どんなに慣れた読み物でも、フッと抜けることがある
などなど、楽しい話が満載の対談でした!

鯉昇師匠
出囃子『鯉』が流れ、鯉昇師匠が高座へ!
馬琴先生は明大の先輩だけでなく同郷(静岡)の先輩ということで、前座の頃から『メシは食ってるのか?これでメシでも食え!』と何がしかのお金をくれたり、『家賃は払ってるのか?これで家賃を払え!』といくらかのお金をくれたり・・・ということは全く無く・・・」
明大といえば“駿河台”ですが、
「農学部は生田校舎だったので、駿河台に来るのは5回目くらい・・・」
といった“明大ネタ”から『時そば』へ。
時間の関係でやや端折り気味ながら場内を爆笑の渦に包み込んでいました!

馬琴先生(後席)
鯉昇さんは落研出身で、芸術落語協会ではお客を呼べる力を付けた」って・・・
(スイマセンね、重箱の隅をつつくようなことで・・・)
前席の「村越茂助」に続いて、大好きな『出世の馬揃い』が聴けるとは思いもよりませんでした!
馬喰と一豊のやり取りに重点を置いた内容ながら、千代の“糟糠の妻”ぶりも表わされて場内も大満足の一席でした!

終演後は池袋演芸場に向かうべく御茶ノ水駅まで歩きましたが、久し振りに買った『秋華賞』の結果が・・・
3連単:⑩⇒③⑩⑭⑯と、大好きな四位騎手のを1着固定の8点流し。
結果:⑤⇒③⇒⑫で入線も、③が⑫の進路を妨害したため、⑤⇒⑫⇒③
2440円ついた馬券が、鼻もかめない、ケツも拭けない、ただの紙くずとなってしました鼻かんだり、ケツ拭いたりできないこともないんだろうだけど、良く揉まないと痛ぇーし…
そのまま、打ちひしがれて・・・
もう金輪際、アンカツは買わねーぞ!・・・トンカツは食うけど・・・
コメント
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