一龍斎貞鏡…『出世田沼』
三遊亭金翔…『風呂敷』
玉川奈々福…『寛永三馬術 -曲垣と度々平-』(曲師:沢村豊子)
《お仲入り》
一龍斎貞寿…『左甚五郎 -三井の大黒-』
立川談修…『大山詣り』
2年ぶりに『四谷大木戸演芸サミット』へ足を運びました。(前回はこちら)
四谷三丁目界隈で催されていた「四谷大好き祭り」の一環として開かれた今回、60歳以上は500円という破格の木戸銭もあって2年前より盛況でした!
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貞鏡さん
この「四谷大木戸演芸サミット」には初出演。
『出世田沼』は師匠・貞山先生で2回ほど聴いたことがあるだけに、師匠直伝の読み物にワクワク。
昨日も今日も声が良く出ていて順調な滑り出しでしたが、途中何度か“引き事”を入れたため、元に戻すのに一苦労。
口慣れていない読み物の場合、“引き事”で笑いを取るより、まず基本に則って読む方がいいと思います。
キチッと読んで「上手い前座さんだね」と思われるのと、トチって「やっぱり前座だね」と思われるのでは、印象が大きく違ってきますから。
金翔さん
2年半ぶりに拝見する金翔さん。
マクラで、大師匠である金馬師匠が小金馬時代に出演していた「お笑い3人組」や、その3人組の1人である猫八先生の名前が復活する披露興行のことを話しました。
客席に年配の方が多かったのでそのようなマクラを振ったのだと思いますが、正直言ってこれが失敗。
お客さんの方が金馬師匠や「お笑い3人組」のことを知っていますよ。
『風呂敷』に入ってからも、噺の間に普通にクスグリを入れるものだからお客さんがスルーしてしまったり・・・。
キチッとした落語をやりたいのか、笑いを取る落語をやりたいのか、金翔さんが目指す“落語”が見えなかったような気がします。
奈々福さん
「浪曲乙女組」の時にも書きましたが、実は奈々福さんとは相性が悪くて・・・。
が、今回は講談でもおなじみの「寛永三馬術」の中から、今年7月の「講談武者修行」で神田春陽さんで聴いた『曲垣と度々平』の一席。
木馬亭では姿が見えない沢村豊子師匠も高座横にいらして、愛情溢れる眼差しで奈々福さんを見守っていらっしゃいました!
貞寿さん
“芸術の秋”ということで、「左甚五郎伝」から『三井の大黒』。
落語では“ポンシュー”と付けられる甚五郎が、こちらは「ボーッとしているから」ということで“ボーシュー”と呼ばれてました。
講談で『三井の大黒』を聴くのは初めてですが、貞寿さん演じる甚五郎の口調がちょっと年寄りっぽかったかな?
談修さん
冒頭、すんなりと自己紹介に入ったので、「ボーシューではなく談修です」って言えばいいのに…と思っていたら、その後すかさず「ポンシューではなく談修です」と言いました!さすが!!
(“ポンシュー”って言う所が落語家さんだね)
こちらはいつもながら…って言うほど聴いてませんが…の端正な高座。
ハッキリとした口調で楽しませていただきました!
今回は落語組の男性軍が女流に圧倒されていたような気がしないでもないんですが・・・どっちだ!?
三遊亭金翔…『風呂敷』
玉川奈々福…『寛永三馬術 -曲垣と度々平-』(曲師:沢村豊子)
《お仲入り》
一龍斎貞寿…『左甚五郎 -三井の大黒-』
立川談修…『大山詣り』
2年ぶりに『四谷大木戸演芸サミット』へ足を運びました。(前回はこちら)
四谷三丁目界隈で催されていた「四谷大好き祭り」の一環として開かれた今回、60歳以上は500円という破格の木戸銭もあって2年前より盛況でした!
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貞鏡さん
この「四谷大木戸演芸サミット」には初出演。
『出世田沼』は師匠・貞山先生で2回ほど聴いたことがあるだけに、師匠直伝の読み物にワクワク。
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昨日も今日も声が良く出ていて順調な滑り出しでしたが、途中何度か“引き事”を入れたため、元に戻すのに一苦労。
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口慣れていない読み物の場合、“引き事”で笑いを取るより、まず基本に則って読む方がいいと思います。
キチッと読んで「上手い前座さんだね」と思われるのと、トチって「やっぱり前座だね」と思われるのでは、印象が大きく違ってきますから。
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金翔さん
2年半ぶりに拝見する金翔さん。
マクラで、大師匠である金馬師匠が小金馬時代に出演していた「お笑い3人組」や、その3人組の1人である猫八先生の名前が復活する披露興行のことを話しました。
客席に年配の方が多かったのでそのようなマクラを振ったのだと思いますが、正直言ってこれが失敗。
お客さんの方が金馬師匠や「お笑い3人組」のことを知っていますよ。
『風呂敷』に入ってからも、噺の間に普通にクスグリを入れるものだからお客さんがスルーしてしまったり・・・。
キチッとした落語をやりたいのか、笑いを取る落語をやりたいのか、金翔さんが目指す“落語”が見えなかったような気がします。
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奈々福さん
「浪曲乙女組」の時にも書きましたが、実は奈々福さんとは相性が悪くて・・・。
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が、今回は講談でもおなじみの「寛永三馬術」の中から、今年7月の「講談武者修行」で神田春陽さんで聴いた『曲垣と度々平』の一席。
木馬亭では姿が見えない沢村豊子師匠も高座横にいらして、愛情溢れる眼差しで奈々福さんを見守っていらっしゃいました!
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貞寿さん
“芸術の秋”ということで、「左甚五郎伝」から『三井の大黒』。
落語では“ポンシュー”と付けられる甚五郎が、こちらは「ボーッとしているから」ということで“ボーシュー”と呼ばれてました。
講談で『三井の大黒』を聴くのは初めてですが、貞寿さん演じる甚五郎の口調がちょっと年寄りっぽかったかな?
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談修さん
冒頭、すんなりと自己紹介に入ったので、「ボーシューではなく談修です」って言えばいいのに…と思っていたら、その後すかさず「ポンシューではなく談修です」と言いました!さすが!!
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(“ポンシュー”って言う所が落語家さんだね)
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こちらはいつもながら…って言うほど聴いてませんが…の端正な高座。
ハッキリとした口調で楽しませていただきました!
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今回は落語組の男性軍が女流に圧倒されていたような気がしないでもないんですが・・・どっちだ!?
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