家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

ぼちぼちサイト作り再開

2021年09月12日 01時03分27秒 | その他
寒い雨もようやく終わりましたね。
また暑くなるということで少し身構えていましたが、そこまで暑くはなさそうでひとまず安心です。

さて、今日はサイト作りを再開したという話です。

ブログでも少し紹介したように、3月ごろ、カンキツの育種に関する情報やら品種に関する情報やらを集めたサイトを作っていました(2021/03/18)。
写真素材があまりたまっていないことや目的をしっかり立てなかったことでやや詰まっていたところにデータを全て失うというミスをしてしまい、すっかりやる気を失っていたのですが、やり逃げみたいな状態も後味悪いのでまた再開することにしました。





前回とはちょっと内容を変更し、カンキツの育種に関する情報のみを扱います
育種の流れや多胚性などのカンキツの育種をするうえで欠かせない情報をまとめたサイトになる予定です。

公開までもうしばらくお待ちを!
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アフリカンブルーバジル 台木としての可能性

2021年09月10日 08時21分35秒 | バジル
おはようございます

また今日から暑くなるそうですね、、
今年の夏は信じられないくらい暑くなったかと思いきや冬のように寒くなり、と本当に天気の変動が極端でしたね…
庭でもいくつかの植物がその変動に耐え切れず枯れてしまいました
この先、こういった変動がより激しくなるかもしれないと思うとぞっとしていしまいます、、

それはさておき、今日はバジルの話題です!
7月の頭ごろに、最近バジルにハマっているという内容の記事を投稿しました。
バジルの形質の多様さに魅せられて、とにかく色んな品種を集めていました。
その中でも特にアフリカンブルーバジル(5月末にブログで紹介)は耐寒性・耐病性を持っているという優れもの。耐寒性に関しては0度まで耐えれるそうで、これは日本でも場所によっては冬を越すことができるレベルです。

そういった耐寒性や耐病性を食用バジルに寄与したいとの思いからアフリカンブルーを片親に交配を行ったのですが、ことごとく失敗。
まったく種子を得ることができませんでした。

↓交配後のアフリカンブルー(アフリカンブルー×シナモンバジル)


↓種子が形成されず枯れた穂


色々調べてみるとアフリカンブルー自体が種間交雑らしく、それにより不稔が生じていたのかもしれません。

ところでカンキツ類では、接ぎ木により、台木の性質を穂木に寄与するということがよく行われます。
例えばカラタチはカンキツ類の台木によく使われる品種ですが、これを台木にすることによって穂木の品種に耐寒性が寄与されるそうです。
(詳しい原理は浅学にて不明…笑)

それならば、バジルでもアフリカンブルーを台木に使うことによって穂木品種に耐病性・耐寒性を寄与できるかもしれない、と、アフリカンブルーとスイートバジルを接ぎ木してみることにしました。野菜類の接ぎ木はやったことがないので、どう行うのがベストかはわかりませんが、カンキツの方法にのっとり寄せ接ぎをすることにします。

ということでまずは苗づくり。
アフリカンブルー・スイートバジル、それぞれの挿し木苗を作ることにしました。

↓アフリカンブルー


↓スイートバジル


↓挿し木直後


根付き、芽が伸長してきた暁には接ぎ木を行います。
さぁうまくいくでしょうか、、
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落果した実の種子救出

2021年09月08日 10時15分53秒 | カンキツ
秋になって過ごしやすくなったからですかね、最近モチベーションがかなり良い状態で保てています笑
そんなわけで、今日もブログを更新。今日は落果した実の話です

みかんは定期的に落果を起こします。
落果というのはその名の通り実が落ちること。
熟してもいないのに青い実がボトボトと落ちていってしまうのです。
特に6月頃は落果が激しく、特にその時期の落果を「ジューンドロップ」と読んだりします。
今年は、うちの庭ではあまりジューンドロップは起きませんでしたが、今になってかなりの数の実が落果し始めました。
今年はあすみを母親にいくつか交配をしたのですが、その実も落果していました、、
それがこちら↓



これではせっかく交配した種子が無駄になってしまいます。
ちょっともったいないので、落果した実から種を取り出し、寒天培地上に播種することにしました
(熟す前の種子であるため、未熟で、寒天培地上でないと育たないのです)





実際に中身を探してみると、種子が計4つほど見つかりました。
この種子は皮を被っていて、発芽の邪魔をしてしまうので丁寧に取り除いていきます。
取り除き終わったのがこちら↓



グリーンのきれいな胚が出てきました
これを寒天培地の上に置いて完成。無事発芽することを願います



今回使った培地はヴィトロプランツさんが販売している培地。
クリーンベンチを使わなくとも無菌培地を作成できるという代物です。
さぁうまくいくでしょうか…
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芯どまり…?

2021年09月06日 23時40分20秒 | カンキツ
ブログの更新だいぶ止まってましたね、、
前回書いたのが7月26日なので、一か月以上間が空いてしまいました汗
暑さも和らぎデスクワークもしやすくなってきたのでぼちぼち更新していきます笑

さて、7月の終わりに、シキキツ×マメキンカンから交雑胚が取れたという記事を書きましたが、その中にちょっと面白い個体を見つけたので今日はそれを共有します。

種をまいたセルトレイの様子はこんな感じ↓



セルトレイに播種をしたのは今回が初めて。
やっぱりちょっと狭いですね。
もう少し葉が展開してくると、葉の形から雑種かどうかを判断することができますが、このトレイでそこまで大きくするのは狭さ的にちょっと難しいかもしれません、、
多湿にもなりやすいようで、何本かは根腐れを起こしていしまいました、、
対策を考えないといけないですね。

さて、その苗の中にちょっと変わった形のものがいくつか見つかりました。それがこちら↓



芽が伸びず、その代わりに茎にコブができています。こんなのが5、6個体見つかりました

どうなっているんだろうと抜いてみたのがこちら↓



根の成長は問題なく行われているみたいです。

かなりの数の個体でこの症状が出ているので、遺伝的なものではないような気がします
個体によってはコブの部分から芽らしきものが成長してきているので、その芽がどう成長していくのかもう少し成長を見守ってみようと思います。
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