先日、NHKのクローズアップ現代で”人を動かす共感力”というテーマで放送していました。
共感力を使ったイメージ戦略で業績をあげている企業。
社長とフェイスブックで意見交換し、新商品開発をしているスーパーのパートさん。
(社長が自分達の意見を共有してくれるというのが、開発意欲のモチベーションをあげているといいます。)
何年も行政と地区住民の話がまとまらない問題には、ファシリテーター(会議の中立的な立場で相互理解を進める担当者)
が仲介し、共感力を武器に話を円滑に進めることもあるそうな。
その会議の模様の中で、グループごとの自己紹介の場面がありました。
自己紹介も、ちょっと自分の弱みを一言紹介するという方法をとると、その後の会議も和やかに進歩的に進むと言います。
これを見ていた我が家の長男、いわく
『相手に弱み見せちゃだめだよな。なぜ、こんな紹介するんだろう』
確かに一理あります。
私、『たぶん、弱みと言うよりは、自分の失敗談や苦しかった思い出など話すと、
相手も自分の過去の経験など思い起こすんじゃないの。
そこで、自分だけじゃないという、相手を理解しようとする共感を感じるだと思うよ』
長男『なるほどね!』
普段すぐには納得しない生意気盛の中3の彼も、この時だけはすぐに理解したようです。
私は一人心の中で『よかった。共感を説明するのに共感してもらった』
と、思いました。
人を動かすための共感力。磨いていきたいですね。