桜和尚ブログ

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◆桜の森づくり 子供森林整備隊

2013年07月11日 | 鎮魂の桜の森

      

山が健康でないと、川も海も病気になってしまいます。

今回、桜山の健康を保つため、子供達が応援に来てくれました。

下草刈りと枝打ち体験を、津山町モクモクランドの理事長さんから手ほどきを頂きながら、約3時間頑張りました。

子供は自然(特に山の中)に放り込んでやると(表現悪いですが)子供なりの野性が目覚めます。

夢中というか、ふざけているのか真剣なのか、大人の判断と常識を越えてしまいます。

かつて、大人も子供だったころ、そんな経験をしていたのですが、大人になると忘れてしまうものです。

これが本来の子供の姿なのだと思います。

豊かな情操教育を育むことにもつながりますので、世のお母さん方、子供を野山に放り出してやってください。

(ただし、今の時代、大人の見守りはつけた方が良いかもしれません)

今回の大人の見守り部隊は、雄勝を基地として子供達の教育支援を行っているスイートトリートの皆さんです。

海・山・農業・林業体験など子供と一緒に活動する団体で、この桜の山にも昨年から何度も来て頂いています。

この日(7/7)の任務終了は午後1時近くになりました。暑くておなかも空いたことでしょう。

海・山の保全ミッションまた頼みますよ。隊員一同ご苦労様でした。解散!



◆ピンコロ地蔵は本当に幸せな死に方でしょうか?

2013年07月01日 | 震災関連

長野県佐久市のぴんころ地蔵に、年間10万人の参拝者が訪れていると言います。

ピンコロという言葉はご存じだと思いますが、元気で達者のピンピンと、

死ぬ時はコロリと生きたいという意味です。

その言葉から、超高齢化時代の悲痛な願いというよりは、どこかあっけらかんとした響きを感じ取ることができます。

でも、本当にコロリと逝ってしまってよいのでしょうか?

このように、ピンコロと亡くなったのでは、後に残された人はとても困ると思うのです。

なぜかというと、家を継ぐ長男がいるケースでは、財産の管理や相続・お墓や葬儀について、

何の話もなく逝ってしまったのでは、今後どうしたらよいか困惑して泣くに泣けないのではないでしょうか。

それならよっぽど、じわじわとガンのような死が訪れた方が良いと、私は思います。

アメリカでは末期医療やターミナルケアが進んでいるので、ガンで亡くなることは、むしろ幸せな死というイメージがあるそうです。

余命何か年(月)の間に、相続のことや、生きること・死ぬこと(命について)を考えることができます。

その貴重な時間は、残された人のために最善を熟慮し、自分に真摯に向き合う期間でもあるからです。

この意味から言ったら、ポックリと逝くことは、自己満足の何物でもありません。

もちろんポックリと逝きたい心情は、よく理解できます。

ただ、この場合条件として、お墓や葬儀のこと、残された配偶者や子供たちが余計なトラブルに巻き込まれないように、

元気な時から、遺言なり、エンディングノートを書くなどして、自分の死後の道しるべをつけておくことです。

以上、これらのポックリの条件として、生きてるうちに成約していれば、ポックリは大賛成!です。

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それにしても、ピンコロ地蔵の発案は90歳を過ぎたおばあさんが、ウン十年前に婦人会の会長時代に考えたというからすごい。

このおばあさん、先を見通す眼力がありました。

今でもピンコログッズを売る商店街は全国からの老齢男女で大繁盛なのに、これからもますます参拝者は増すばかり。