”ワイン”の微笑(ほほえみ)

A Smile of Wine/ Sorriso di Vino/ Un Sourire de Vin

ブルネッロ 2003

2008年04月07日 13時21分23秒 |  えん便り EN CO ltd.
ブルネッロ 2003年

私共が札幌でフェアを開催中の4月4日。イタリアの週刊誌「エスプレッソ」や
新聞「コリエッレ デッラ セーラ」などに、トスカーナ産高級ワイン銘柄
“ブルネッロ ディ モンタルチーノ”収穫年2003年物について、
生産者の一部が使用を認められていないブドウ品種を混ぜて(偽装)商品としている
(生産量を多くしたいが為に)として、イタリア捜査当局が4醸造社の偽装ブルネッロを
大量に押収したという記事が掲載されました。
ブルネッロの所在地はトスカーナ州シエナ県ですから、シエナの検察が動いたようです。
13の醸造社を調査し、その内4社は出荷停止になったようです。
4社とも大手といえるワインメーカーです。私共が扱っているワイナリーではありませんが
(私共が扱っているワイナリーは家族2~3人でワイン造りをしている
極めて小さなワイナリーであり、畑の大きさから需要があるからといって混ぜ物をして
生産本数を多くするということはできません。ブルネッロの生産者協会はイタリアの他の
生産者協会よりも極めて厳重に自分達のブランドであるブルネッロを守る為に、
世界中にエージェントを派遣しニセのブルネッロを摘発したり、
極上のブルネッロを世に出しブランド・イメージを高く維持する為に生産量を制限したり、
多くのチェックをしてきているはずなのに、何故今回のような偽装が生まれるのか
簡単には信じられないというのが第一印象、現時点での印象です。
需要が大きく、水増しならぬ別の銘柄ブドウ増しをしたようです。)
4社とも良く知られた有名ワイナリーであり(広告宣伝にも熱心)ますが、
ブルネッロに限らずイタリア中の真面目に一生懸命にワイン造りに励んでいる
造り手達のことを考えると、今回の事件には私共も激しい憤りをもっております。

私共は、私共が長年取引しているブルネッロの生産者が造る2003年物を、
まだまだ熟成されてから輸入する予定でおりましたので、1本も輸入していませんし、
勿論今回シエナ検察当局が出荷停止をしたワイナリーとの取引は一切ございませんが、
その後の捜査状況などの情報収集にあたるつもりでおります。

次に、ブルネッロ以外の一部廉価ワイン・格安ワインの中から
(全てイタリア国内向けとのこと)人体に有害な硫酸・塩酸系物質が見つかったと
イタリアの検査当局が発表したとのことです。こちらも許せない話です。

4月4日の時点で、イタリアのデ・カストロ農業政策大臣は、
<ブルネッロの出荷停止した問題の4社製品について安全性には問題が無い。>
<格安ワインについて国外には輸出されていない。>と語っています。

本件、今後、新しい情報は入りましたらまたご連絡申し上げます。


丸善ヤマノ・ファミリーフェアin札幌の御礼

2008年04月07日 10時37分09秒 | えんフェア EN Fair
4月4日(金)5日(土)、2日間開催のMY(丸善ヤマノ)フェアin札幌。

今回から2日間と開催期間が短縮、会場も変更となり、
5日(土)にお客様のご来場が集中し大変な混雑となってしまいました。

皆様には多大なご迷惑をお掛けしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

次回は7月4日(金)5日(土)6日(日)の3日間。昨年12月に初めて開催した
私共の単独開催ワイン&チーズフェアを、前回と同じ会場:札幌グランドホテル
(前回と同じ部屋の予定:花の間)で、開催いたします。
3ヶ月後の再会、心より楽しみに致しております。