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買うか買わぬか(M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ@OMシステム)

2025年02月10日 | 考え事


今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。今朝の気温は-5℃で湿度が高く、西よりの風が吹いている。出勤のために家を出ると、外はまるで冷凍庫の中にいるように空気が冷たく、吐く息が白く見えた。凍てついたようなアスファルトの路面が硬くて、冷気が足下から立ち上ってくるように思える。街灯のLEDの光が冴え渡るように見えた。
日野駅から電車に乗って新宿に到着する頃には、空は白々と明るくなっていた。電車を降りて駅の改札を抜けると、駅構内を歩いて地下道に入る。連休の狭間の平日ということもあってか、少し駅構内を行き交う通勤客や旅行客が少なく感じられる。地下道から出ると、空は明るくなっていた。

職場に着いて西側の窓から外を見渡す。明るくなってきた街の先には関東山地が横たわっているのが見える。空は薄紫色から薄紅に染まっていて、冠雪した富士山がほんのりと紅を差したように赤く見えた。
日中は快晴で、上空には澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は11℃で湿度が低く、西よりの風が吹いている。関東山地の上空にごく僅かに雲が浮かんでいるものの、都心の上空には突き抜けるような青空が広がっていた。お昼休みに外に出てみると、日射しの温もりが心地よく感じられるものの、乾いた風が身を切るように冷たい。木々の葉が風に吹かれて揺れていて、日射しを受けて煌めくように見える。木々の枝の間を鳥が遊んでいて、時折鳥のさえずりが聞こえていた。

今日は早く帰るつもりがすっかり遅くなってしまった。職場を出ると、地下道を歩いて新宿駅に向かう。駅構内は混んでいたが、何とか中央線快速電車ホームに昇ると、ホームに滑り込んできた快速電車のグリーン車に乗り込んだ。
2階席に昇ると、通路の真ん中に立つ。デッキ部分はかなり人が滞留しているが、車内は比較的空いている。何を遠慮しているのか、通路部分には入らないのだ。だから混んでいるように見える。普通、特急の自由席は通路部分も混んでいるのだが、やはり乗り慣れないから仕方ないのだろうか。却って混んでいるように見えるグリーン車よりも普通車の方が空いているように見えるが、この現象もあと1ヶ月経って、グリーン車のサービスが本格開始になったら変わるのだろう。

途中、荻窪駅で座ることができた。シートに腰を下ろすと、スマホを見ながら物思いに耽る。
先日、OMシステムから超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」が発表された。発売は3月1日となっている。基本仕様は今、自分が持っている超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」とは変わらない。大きく異なるのは手ぶれ補正性能である。

現在のレンズはレンズ内手ぶれ補正を搭載しているものの、ボディー内5軸シンクロ手ぶれ補正には対応しておらず、超望遠撮影時はレンズ内手ぶれ補正の使用を推奨されている。レンズ手ぶれ補正は3段補正となっている。なお、レンズ内手ぶれ補正を使用しない場合はカメラ側の手ぶれ補正機能の動作に従う。
ところが、新しく発売される超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」は5軸シンクロ手ぶれ補正時7.0段補正となる。ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M1X」「OM-D E-M1 MarkⅢ」もボディー内5軸シンクロ手ぶれ補正対応ボディとなっているので、その性能を享受することが出来る。

あとは支出に対する自分の中の折り合いだ。そこまでこのレンズを使うかどうか。今のレンズで外に持ち出したのは10回あるかどうか。見た目はまだ新品である。そのレンズにまた大枚をはたくのも無駄っぽい気もしないでもないが、後日、悔やんでも悔やみきれない時がある。今、決断するべきかどうか。
このレンズの発売を記念してキャンペーンが行われている。超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」購入者限定で、超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の最大買い取り金額が100,000円になるというものだ。確かに、現在使用しているこのレンズを最大買い取り金額で買い取ってもらえれば、負担はかなり軽減される。問題は実際にどれくらいの金額になるかだ。

このキャンペーンの一番の難所は、購入する前に買い取ってもらうのでは無く、超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」を買ってから現在使用しているレンズを買い取ってもらうことにある。即ち、現在使用しているレンズがいくらで買い取ってもらえるか分からないのである。現在使用しているレンズの買い取り金額が安価なら、新製品を買わないという選択肢が無い。とにかく、超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」を買わなくてはいけないというのがこのキャンペーンの落とし穴でもある。
しかし、こんな風にレンズの購入を考えたのも、わずか4年前である。あのときは清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったが、それがまた再来するとは思わなかった。

どうやら寝てしまったようだ。気付くと電車は多摩川の鉄橋を渡るところだった。電車が日野駅に到着したところで目が覚めて、慌てて下車する。改札を抜けて駅の外に出ると、空を見上げた。
上空には暗く澄んだ空が広がっていて、天頂付近の空高く月が煌々と光っている。月の周囲には明るく光る星が散りばめられたように夜空に貼り付いていて、煌めくようにして見えた。北よりの風が冷たく、身体の脇を吹き抜けていく。吐く息が白く見えて、耳の先まで冷たく感じられた。


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