今日は晴れ一時曇り。今朝は6時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には薄藍色の空が広がっている。西の空に薄い雲が広がっていて、それをちぎったような雲が東に流れていた。やがて、東の空に朝日が昇ってくると、辺りがオレンジ色に輝いて次第に明るくなってきた。
今朝の気温は2℃で、西よりの風が吹いている。昨日降った雨で路面はしっとりと濡れていて、空気も潤っているように感じられた。風がヒンヤリ感じられるが、どことなく春の足音が聞こえてくるような陽気である。冷たい早朝の空気が清々しく感じられた。
昨日は飛び石連休の狭間の平日ということもあって、今日はそれほど体力的には疲れていない。加えて、昨日は気分が落ち込んだこともあって、今日は気分転換をしたい気分である。今年はカメラと写真の展示会「CP+2023」に行くのは諦めていたが、昨日の前言は撤回。やっぱり行くことにした。
さっそく「CP+2023」のサイトにアクセスをすると来場者登録を行い、入場証をカラーで印刷する。これを持つと、出かける準備をして外出した。昨日はコートを着ていて、帰りはちょっと暑いくらいに感じられた。今日の天気予報では最高気温は11℃とのことだったが、1日の大半は屋内にいるし、外を歩くのは行きと帰りだけである。そこで、今日はスウェットの上にパーカーを羽織って出かけることにした。
八王子駅から横浜線と京浜東北線を乗り継いで桜木町駅に向かう。桜木町駅からは横浜ランドマークプラザとクイーンズスクエア横浜を抜けてパシフィコ横浜に抜ける。外に出ると、日射しが燦々と降り注いでいて、陽光の温もりが感じられるものの、風が強くてパーカーを着ていても手がかじかむように寒い。
結局、カメラと写真の展示会「CP+2023」に来てしまった。しかも開場の1時間前の到着である。
ところが会場の前には、既に入場待ちの行列ができている。しかし、1時間も前から立ったまま待っているのは耐えられないので、パシフィコ横浜の中にあるコンビニで朝食を食べながら過ごした。
会場の前の入場待ちの行列はどんどん長くなっていく。あまり直前だと、パシフィコ横浜の建物の外の行列に並ぶことになりそうだ。意を決して40分ほど前に行列の最後尾に付く。案の定、30分前には建物の外に行列が伸び始めた。寒風の中、薄手のパーカーで立っているのは辛い。
10時。開場と同時に、行列が動き始め、会場の中に入った。今年の「CP+」の出展者数は44社で、前回のリアル開催だった「CP+2019」の出展者数が124社だったことを考えると、1/3に減ってしまった。その分、会場には余裕があって、歩きやすい。また、今回の展示会はリアル開催に加えて、オンラインでのイベントも開催されている。リアルに来れなければ、オンラインで楽しむことが出来る。
まずは最初にどういった出展者が出ているのか、パンフレットでは分かりづらいので、一旦、一周してみる。大きなブースを構えているのは「OMデジタルソリューションズ」「ケンコー・トキナー」「シグマ」「LUMIX(パナソニック)」「タムロン」「キヤノン」 「富士フイルム」「ニコン」「ソニー」といったメーカーで、会場の手前と奥に配置されている。その間に中小のブースが設けられているが、空いている空間にはベンチなども置かれていて、歩き疲れたら少し休むことが出来るようになっているのがいい。
各ブースで開催されているセミナーはなかなか分かりづらかった。あらかじめセミナーの時間をチェックして要領よく廻れば良かったのだろうが、今回は急に思い立って「CP+」に行ったので、ちょっとチェック不足だった。今回、聴講できたセミナーは以下の通りである。
11:00 - 11:40 SIRUIブース「シチュエーションで変化する三脚の学び方」中西 敏貴 氏
12:30 - 13:00 Leofotoブース「ワンオペ動画撮影に最適な三脚を紹介」中西 学 氏
13:00 - 13:40 SUNEAST(旭東エレクトロニクス)ブース「森脇章彦氏と楽しい仲間たちトーク『動画は楽しい』」森脇 章彦 氏×SUMIZOON 氏
15:00 - 15:45 出展社ブースツアー「フィルター入門『学べるマルミブースツアー』」マルミ光機
16:30 - 17:00 Leofotoブース「花火大会に最適な三脚のあれこれ」金武 武 氏
17:10 - 17:50 タムロンブース「日常から旅写真まで、写真がもっと楽しくなる20-40mmの魅力」相沢 亮 氏
今回拝聴したセミナーは狙っていったものでは無かったので、ちょっと期待外れのセミナーも多かった。そもそも今回「CP+」に行くに当たっては、しっかりと下調べをせずに行ったこともあり、準備不足だったことが祟った。会場を歩き回って足がくたびれて、休憩を兼ねて拝聴したことも一因だが、あまり関心の無い三脚絡みのセミナーや動画のセミナーが多く、ちょっと反省である。
セミナーの途中で、さすがにお腹も空いてきたので、パシフィコ横浜の建物内にあるコンビニでパンとドリンクを買って、簡単にお昼を済ませる。
昼前に西の方から雲が広がってきているのが見えた。日中は青空が見えているものの、雲の多い空模様で、日が陰っている。日中の最高気温は13℃で湿度が低く、強い北よりの風が吹いていた。建物の外に出ると、風が冷たくて空気がヒンヤリとしている。パーカーを羽織っていても、肌寒いくらいの陽気である。
今回も、結局、10時に入場して18時まで8時間を会場内で過ごしてしまった。カメラアクセサリーアウトレットにも行けずに、終了のメロディーに追い立てられるようにして、会場を後にする。
外に出ると既に日が沈み、空は暗くなっている。
遠くに見える大観覧車の光が冷たく見えた。
桜木町駅に着いて、ホームに昇ると、桜木町駅始発の八王子行き横浜線が止まっている。さっそく電車に乗り込み、シートに腰を下ろすと瞼を閉じた。気が付くと、電車は八王子駅に止まっていた。
八王子駅で中央線に乗り換えて日野駅に到着する。駅の改札を抜けて空を見上げると、上空には暗い空が広がっていて、南の空に薄い雲がかかっている。月を透かすようにしてブーメランのような円弧を描いた月が白く輝いているのが見えた。
外は空気がカラカラに乾いていて、北風が強く吹いている。空気が氷のように冷たく、風が凍えるように寒い。やはり、今日は着ていく服を間違えた。パーカーを着ていても、風で体温が奪われるように感じられる。指先はかじかんで感覚を失うように思われた。
家に着くと、さっそく荷物を整理する。
「CP+」では製品の情報収集や各種セミナーの聴講が目的だが、会場で配付されるノベルティグッズの入手も醍醐味の1つである。今回入手したノベルティグッズはTシャツ(VANLINKS)、手袋(Bi Rod(ルミカ))、トートバッグ(OMデジタルソリューションズ)、トートバッグ(SIRUI)、トートバッグ&メモリーカードケース(Nextorage)である。
ノベルティをもらうにあたり、LINEやTwitterで各社をフォローし、ブースの写真を撮影して投稿することが前提となるなど、かなりハードルが高くなった。SNSでフォローすると、自分のSNSが各社の広告でいっぱいになる。何のためにSNSをやっているのか分からなくなるので、フォロー画面を提示してノベルティグッズをもらうと、さっそくフォローを外した。それでも自分のSNSのタイムラインが汚された気分で、ちょっと気持ちが悪い。
今回もらったノベルティグッズの中ではTシャツ(VANLINKS)が望外に嬉しかったが、メモリーカードケース(Nextorage)も気に入った。もちろん非売品である。
持ち運びが可能なようにベルトに固定できるよう、裏にはマジックテープが付けられている。
メモリーカードケースを開けてみると、6枚のSDカードと3枚のCFexpressが収納できるスペースが設けられていた。
近日中にSDカードを買いに行くことにしようか。