J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
このブログに関するご意見等はコメント欄に記載していただきますようよろしくお願いします。

四国旅行4日目(道後温泉開運めぐり)

2023年07月05日 | おでかけ


今日は雨ときどき曇り。今朝は5時に起床した。障子を開けて窓の外を見ると、上空には薄い雲が広がっているものの所々に穴が空いて青空が顔を出してる。今朝の気温は25℃で湿度が高く、北よりの風が吹いている。空気がシメシメとしていて、少し空気が蒸すような陽気である。
今日も朝風呂に入ってゆっくりと湯に浸かる。熱い湯は体を活性化させてくれるようである。顔を洗い、髭を剃るとスッキリとした。部屋に帰ってきて外を見渡すと、上空の雲は次第に厚くなって、松山の市街地がくすんで見えた。遠くに松山城の天守閣がそびえ立っていた。


雨は午前8時前に降ってきた。雨は一時、強く降ってきたものの、その後は雨が降ったり止んだりの空模様となった。
今日はホテルで朝食を食べた後、ホテルの近くにある四国八十八ヶ所霊場第51番石手寺に向かう。寺の正面には太鼓橋が直角に設けられていて、寺院の山門には橋のたもとから入る。


山門をくぐって参道を直進すると、やがて正面に仁王門が見えてきた。仁王門は国宝で、左右の仁王像は運慶の息子である湛慶の作と言われているとのこと。


仁王門をくぐると、正面の階段の上に本堂が見えた。


右に三重塔、左に阿弥陀堂がある。三重塔は国の重要文化財に指定されている鎌倉時代の建物である。1階の濡れ縁には住職自らが四国八十八カ所の霊場参りを重ねて、集めた各霊場の砂を布袋に入れて並べてある。砂袋を撫でて心身を回復するという効果があるらしい。


阿弥陀堂には阿弥陀如来が祭られている。


本堂に進んで、参拝する。鎌倉時代末期の建築物で、本尊は薬師如来である。本堂の右手には大師堂があり、ここでも参拝を済ませた。


その後、納経所で御朱印をもらい、仁王門を出る。後でもらったパンフレットを見ると、他にも見所はあったようだが、雨で足下が悪かったこともあって、境内を堪能することが出来なかった。
石手寺の境内に地蔵院という寺院がある。この寺院は伊予十三佛霊場第五番の真言宗豊山派の寺で、本尊は延命地蔵菩薩である。


境内は正面に本堂があり、左手に子育地蔵尊を安置したお堂がある。本堂を参拝して、右手にある納経所で御朱印をもらった。
境内を出ると、一旦ホテルに戻り、ホテルからの送迎バスで道後温泉駅に向かった。道後温泉駅から東の方角に歩いて行くと、伊佐爾波神社がある。


神功皇后・仲哀天皇御来湯の際の行宮跡に建てられたといわれている神社で、京都の石清水八幡宮を模したと言われる八幡造りの赤い社殿が山の上に鎮座している。


階段を登り切ると、目の前に赤い楼門がある。楼門をくぐり、社殿に進んで参拝。その後、回廊を廻った。


社務所で御朱印をもらおうとしたが、書き置きしか無いとのことなので、諦めて境内を出る。境内の東側に抜けると、宝厳寺という寺がある。


宝厳寺は時宗の開祖一遍上人の生誕地である。武家の出身である一遍上人は幼い頃に出家し、各地で盆踊りの起源ともいわれる踊り念仏を広めたことでも知られている。ちなみに時宗総本山は遊行寺であり、以前はこの裏手にある住宅地に住んでいた。これだけでも、何か縁のようなものを感じる。


鐘楼門をくぐり、本堂で参拝する。平成25年8月の火災により全焼した本堂等は平成28年5月に再建し、新たに一遍上人堂も建立されている。本尊は阿弥陀如来である。
本堂の左脇に一遍上人堂がある。内部はミニ博物館になっていて、一遍上人像や一遍聖絵が展示されている。入場無料で、ゆっくりと観覧することが出来た。


寺務所で御朱印をもらおうとしたが、やはりこの寺でも書き置きしか無いとのことなので、諦めて境内を出た。
道後温泉駅と伊佐爾波神社とを結ぶ道路の中程に湯神社の入口がある。


階段を登り切ったところに、湯神社と中嶋神社が設けられていた。両神社のある小高い山は冠山と呼ばれていて、この北側に現在保存修理工事中の道後温泉本館が一望できる足湯が設けられている。
中嶋神社は四国四県の製菓業者によって、兵庫県豊岡市にある中嶋神社の御分神「田道間守命(たじまもりのみこと)」を迎え、四国分社として創建されたとのこと。湯神社は道後温泉の守り神・大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られているとのことである。

湯神社で参拝する。


湯神社の納経所は閉鎖されていたので、御朱印はもらえなかった。
空の散歩道と名付けられた遊歩道に設けられた足湯に入りながら、保存修理工事中の道後温泉本館を一望する。現在は霊の湯と又新殿、休憩室がある2階以上は休館しているが、1階で入浴することが出来る。保存修理工事の工期は令和6年12月まで(予定)とのことである。


日中は雨ときどき止む。昼間の最高気温は28℃で湿度が高く、南よりの風が吹いている。ムシムシとしていて、じっと立っているだけで汗が全身から噴き出し、水をかぶったようにTシャツを濡らした。額や首筋から汗が滴り落ちて、タオルで拭っても、後から後から滴ってくるようである。
すっかり休憩したところで、今後は道後温泉本館から少し東側にある圓満寺に向かった。この寺は阿弥陀如来が本尊の浄土宗の寺院である。周囲を墓地で埋め尽くしたような小さな寺の境内の一角には「湯の大地蔵尊」を安置したお堂がある。この白い巨大な地蔵尊は奈良時代の高名な僧・行基の作といわれているとのこと。


その後、あらためて道後温泉本館に行き、湯に入ることにした。

( 四国旅行4日目(道後温泉) に続く )


コメント    この記事についてブログを書く
« 四国旅行4日目(道後温泉) | トップ | 駅弁(黄ニラあなごめしと岡... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。