いろいろ空(宇宙)ブログ

愛機N-BOXと以前乗っていたプジョー206やストリーム。趣味の写真や気象の事などで綴られた日記の様な物です。

仕方が無いとはいえ…

2011-10-02 20:15:18 | 日記
ある出来事以降。なかなか踏ん切りがつかなかったのですが…。
僕が中学生の頃から通っている、床屋のオーナーさんが、先日亡くなりました。僕が通い始めてから、すでに30年以上が経つので、仕方が無いといえば仕方が無い事なのかもしれません。
考えてもみれば、30年の月日って長いですよね。当時生まれた子供が、今は30過ぎの歳になっているのですから。
それだけの長い間。僕の髪を、切り続けてくれていた店主が亡くなったと聞いた時は、全身の力が抜けて行く様にも感じました。
10年ほど前。「孫が生まれたんで、大変になったよ!」なんておっしゃっていた姿が、今でも目と耳に焼き付いています。
そのお孫さんを相手にしている時には、店主の息子さんが代わりに僕の髪を切っていてくれました。
僕の髪を…といっても、別段特殊な事を要求している訳ではありませんでした。僕は、1年中髪の毛を短くしていたので、ひたすら短く切ってもらって、前の方を梳いてもらう…というものでした。
髪の毛が癖っ毛なので、そうしないと少し伸びただけでも、頭が「爆発」した様になるんですよ(笑)。
もう、黙って椅子に座るだけで、上記の切り方を「スっ…」とやってくれていたのです。長い付き合いというのは、こういう時に「良いものだなぁ…」と思うものです。
その店主が亡くなった…という話と同時に、その息子さんも亡くなった…という事も聞かされました。
ほとんど同時期に(息子さんは震災後でしたが)、今まで通っていた床屋さんの見知った顔が、二人も居なくなるなんて、思いもよりませんでした。
もちろん。一番辛いのは、残された店主の奥さんと、息子さんの奥さんです。お二人の話を聞く限り、床屋は今まで通りに続ける…と言っていました。
そんな時。僕が出来る事といえば、今まで通りに床屋さんに通う事くらいです。今まで通りに通って、今まで通りに髪を切ってもらう…。
この事をこれからも続けて行く他には、何も出来ませんよね。
コメント
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