父の最晩年、トイレが近いのを苦にしていた。夜中、起きる度に回数を記録していた。
前立腺を疑ったが、「過活動膀胱」 と言われ、薬で簡単に治るものでもなく、
睡眠が十分に取れないのを、毎日苦にしていた。
今日母を皮膚科に連れて行った。以前から、保湿剤と痒み止めの処方を受けていたが、
なかなか改善しない。皮膚の乾きも指摘されていたので、半ば諦めていた。
ところが、今日、母の知人が来たときの話。体のかゆみが消えないので通院したところ、
腎臓結石を指摘され、手術をしたと聞いたので、母もあるいは?と考えた。
母は、朝方と夕方に訴えが集中している。医師によると、精神的な場合もあると言う。
痒みをとる薬を処方されたが、もし効果がなければ、精神安定剤を処方するという。
家族の場合、このように対症療法的な対応に終始し、右往左往し苛ついているが、
仕事としてやっていた頃は、あらゆる可能性を考え、根気よく対応策を考えていた。
また、担当者個人が問題を抱え込むことは避け、集団で検討する。又必要に応じ、
専門家の意見なども聞き、課題解決に努めていた。
家族介護をサポートするサービスの存在も知っているし、介護保険も利用している。
家族の場合は甘えも手伝い、手を抜いてしまうのだろう。
後悔先に立たず
紺屋の白袴(白足袋)
医者の不養生
駕籠かき駕籠に乗らず
灯台もと暗し
易者身の上知らず
猿も木から落ちる?