江戸時代に限らないだろうが、旅に出るときには別れの「水杯」を交わしたそうだ。
その頃の日本人が本気でそのように考えたのかどうか、確信は持てない。
当時、流行病その他で突然の死を迎えることは、身分の上下に関わらずあった。
昨日の御嶽山の噴火に限らず、山に行く場合、死を覚悟した方が良いと思ってきた。
あまりにも安易な風潮や、機械による登山は死亡者を増やすのも当然と思われる。
いたずらに安易な登山を批難すると、障害者の登山をどうするのかと、異論もあるだろう。
いずれにしても、山だけではなく、ウォーキングの行事についても、事故はつきものだ。
交通事故、熱中症、転倒による骨折、よくある傷病など、いつでもあり得る事態として、
受けとめておきたい。
私にできることは、そのために、対応すべきことを想定し、準備することまでである。
だが、準備までは、誰に限らず、しておかなくてはならない。