南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

朝青龍にイエローカード

2007-07-31 18:42:35 | Weblog
腰の疲労骨折で全治6週間の横綱がモンゴルでサッカーを披露(疲労)して話題になっている。 
中田氏からパスを受けシュートを決めた後はガッポーズまで披露(疲労)したそうな。 
当然の如く相撲協会からは強制帰還が命じられ、神妙な表情で帰国した朝青龍はそこは相撲取りらしく浴衣姿での帰国となった。 
もしこれが中田氏からプレゼントされた日本代表のユニフォームでも着て、楽しくボールでもドリブルしながら空港に現われでもしてくれたら事態はどうなっていたことか。
流石の高砂親方も怒るのを通り越してしまうに違いない。 
今後どんな処罰が下るのか気になるところだが、なんたって横綱だし、一番強いし、モンゴルが相撲界から手を引けばほとんどたいした力士なんていなくなるけどいいのって厳しい現状を突かれたら北の湖理事長はどう出るのか。 
今の相撲界には新弟子検査だって1人も来ないのが現実だし、そろそろ相撲界も正念場なのだろうか。 
今回の件は朝青龍も一応反省した格好だけは取ると思う、しかし腹の底からガッンとお仕置きを与えるならここはひとつ細木数子先生に頼むしかない。 
天下の大横綱であろうと「あんた!クビだよ!」と一言で朝青龍のタマキンを縮み上がらせるだけの迫力と説得力の持ち主は細木先生をおいて他にはいない。
しかし今回の事は朝青龍が反省しちゃんと夏巡業にも出まーすでチャンチャンにはならない様子である。 
責任ある立場の人間は責任を取るというのが筋というもの。 
選挙で歴史的大敗をしながら「僕ちゃんだけは続投しまーす」と平気で言ってしまうどっかのおちょぼ口さんみたいな真似だけはして欲しくない。 

やはり野に置け蓮華草

2007-07-30 23:19:53 | Weblog
参議院選挙が終わった。 
圧倒的知名度を誇る小嶺忠敏氏が対抗する民主党の候補者に敗れる結果となった 
テレビの開票速報で民主党候補者大久保さんの当選確実マークが出た瞬間ホット心をなで下ろした。 
この安堵感はちょうど今年の春の長崎市長選挙の結果を知った時とよく似ている。分けの分からない義理の息子とそれに輪をかけてとんでもない発言をかましてくれた娘たちの敗北を知り、長崎県民の良識はまだ捨てたもんじゃないと痛感したあの安堵感だ。 
小嶺さんといえば長崎の県民栄誉賞まで受ける長崎サッカー界の宝である。 
いや日本サッカー界の宝と言っても過言ではない人なのだ。 
国見高校の校長先生をようやく定年退職してこれからは長崎のそして日本のサッカー発展に大いなる力を発揮してもらうことを多くの県民は期待していた。 
それを自民党が参議院の1議席を獲得するためにわざわざ小嶺さん担ぎ出さなきゃならないんだか。
立候補のニュースを最初聞いた時は正直驚いた。 
あの小嶺監督がよりによって政治家なんかに成り下がらなくてもとショックであった。 
しかも担ぎ出したのはタヌキじじいみたいな顔した防衛大臣。 
同じ県南部の出身者であるなら小嶺さんがいかに長崎にとって大事な人間ということは十分承知のはずである。 
そこはがやはり「政治家」、自分さえ良ければいいのである。 
まんまと口車に乗せられて小嶺さんは立候補を承諾してしまったのだ。 
多くの県民が心の中でつぶやいた、「小嶺さんおまえもか!」
そこまで小嶺さんの心を動かしてしまう人物ならそのタヌキオヤジ、よほどの人間関係があるのだろうと思わざるを得ない。
だから、「しょうがない発言」は小嶺さんのイメージそのものになってしまうしかなかった。
原子爆弾に強い怒りを持つ長崎県民としては断じて許されない発言の陰がしっかり小嶺さんの顔に焼きついた。 
最初の内小嶺さんの選挙ポスターは人並み外れた大きな鼻の穴がクローズアップされた写真が貼られていたが、投票日ギリギリには意表をつく為か横顔のポスターに張り替えられていた。 
しかし僕にはその横顔が元防衛大臣の顔に見えてしょうがなかった。 

なにはともあれ小嶺さんは落選した。 
と同時に長崎県民の良識はまだまだ捨てたもんじゃないと安心した。 
小嶺さんが当選するということは、即ち長崎県民は原爆をしょうがないものと認めることになることを分かっていた。
来月の9日は長崎は62回目の原爆祈念日を迎える。 
原爆反対を叫び、恒久平和を願う僕らの心は貫き通されるべきなのである。 
そして小嶺さんも我々と同じ気持ちを抱き続ける人であり、長崎のサッカーをここまで発展させてくれた宝なのである。 
そんな大事な人を「政治とカネ」の世界に引っ張れなくて本当に良かった。 
小嶺さんは国会議事堂の赤い絨毯の上なんかを歩くよりも、サッカーグランドの土の上が一番似合う。
選挙には落選しても小嶺さんの人間としての価値は何も変りはしないし、むしろ多くの県民は同情しているくらいである。 
これからも是非引き続き長崎のサッカーのため、ご尽力をお願いしたいものである。 
『やはり野に置け蓮華草』しみじみとこの言葉をかみしめた。 
 

 


サマータイムコンサート

2007-07-29 01:23:41 | Weblog
毎日うだるような暑さの中、涼を求めてコンサートに行ってきた。 
冷房の効いた涼しい会場でいい音楽を聴くのは最高の納涼と、ハウステンボスまで足を運んだ。 
演奏するのはニューヨークシンフォニックアンサンブル。 
日本人指揮者・高原守氏が音楽監督、常任指揮者を務め、ニューヨークを中心に世界の第一線で活躍している演奏家の集団である。
この高原氏が指揮者にしてはよく喋る人で、日本語が分からない団員の時間をつぶす表情が印象的であった。
曲目はガーシュインの「サマータイム」やレナード・バーンスタイン作曲のミュージカル「ウエストサイド ストーリー」のナンバーその他。 
アンコールには特別に「千の風になって」を演奏してくれたが、この曲もオーケストラで聴くとなかなかいい曲である。
約2時間のコンサートであったが、心地よく夏の日の午後を過ごすことが出来た。

せっかくハウステンボスに来たことだし新しいアトラクションを体験したり、夕方からはカーニバルのダンスやレーザー光線が舞う打ち上げ花火を見てハウステンボスをたっぷり満喫して帰った。 
帰り道にふと思った。 
今日はいったい何しにハウステンボスに来たんだっけ?
久しぶりのハウステンボスの楽しさでコンサートに来たことを夜にはすっかり忘れていたのだった。

 


梅雨明け宣言

2007-07-23 23:42:18 | Weblog
九州北部もようやく梅雨が明けた。 
これから本格的な夏が始まるわけだが、夏といっても8月12日までのわずか20日間が僕が定義するところの夏にあたる。 
お盆過ぎても確かにまだ8月だし、暑い日は続くかもしれないが、それはあくまで残りモンの夏でしかない。 
だから夏ってのは本当に短いのだ。 
だから過ぎ行く夏は惜しまれるし、ひと夏の思い出を作りたいとは誰しも思うところである。 
まだ今年は海に行っていないが、出来れば7月中には行きたいと思っている。 

サーフィンをやる人にとっては一年中海には出て波を楽しんでいるんだろうけれど、僕ら素人から見るとサーフィン=夏という感じがしてならない。 
実際サーフィンなんてやったことはないのに結構サーフ映画ってのは好きである。昔ならジャンマイケルビンセントの『ビッグウェンズデー』、最近ならケイト・ボスワースの『ブルークラッシュ』一番新しいところでは伝説のサーファーデューク・カナハモクも出てくる『ザ・ライド』などが好きだ。
しかしなんといっても意外だったのはサーファー大杉蓮が名演技を披露してくれた『ライフオンザロングボード』は最高だった。 
映画の中で使われたビーチボーイズの曲も映像を引き立たせてくれたし、中年男が第二の人生をサーフィンに賭けるなんてストーリーに引き込まれた。 
最初はただのカッコ悪いオヤジが、だんだん素敵に見えて行くところがなんとまあいいのだ。 
こんな映画にはまるってことは僕にサーフィンを始めろということなのか? 
未知の世界に挑戦するって素晴らしいかもしれない。 
梅雨が明けた今日、僕は『カラパナ』と『ビーチボーイズ』を聴くことにした。 



未来の子供たちへ

2007-07-22 02:18:33 | Weblog
今現在我々が生きている地球や自然環境は未来の子供たちからの預かりものであるという話をきいたことがある。 
だから我々は自然環境を壊すことなく守り続けて、未来の子供たちへ渡さなければならない義務がある。
レジャー施設や公園などでもよく見かける看板「来た時よりも美しく」
やはり次に来る人たちのことも考えれば、自分たちの時よりもいい状態でバトンを渡さなくてはいけない。 

しかし、今の日本は未来の子供たちのために驚くべきものを残そうとしている。 
それは国の莫大な借金だ。 
国だけで800兆円、地方を合わせると1000兆円もの大借金である。 
日本の将来を背負う子供たち、それから今から生まれて来ようとしている子供たちに恐るべき額の借金をなすりつけようとしているのである。 
国も学校でのいじめの問題を取り上げては騒いではいるが、実際、これほどの借金を作り上げ、それを押し付けようとするのをいじめといわなければ何と言うんだろうか。
今の大人たちでさえ年金なんてもうあてに出来ないかもと疑っているのに、子供たちがもらえる年金なんてありえない。 
しかも1人で何人もの老人を支えなければならない超高齢化社会ではあまりにも大変だ。 
しかもここへ来て近年、幼時、児童虐待の件数は過去最高に上っている。 
子供たちは踏んだり蹴ったりだ。
それが日本の未来を託そうとする大人の姿なんだろうか。
今の借金はどうしようもないのなら、せめてほんの少しだけでも、きれいな自然だけは守って未来の子供たちに残してあげなければならないと思う。 
どっかの偉い人が唱える根拠のない「美しいニッポン」なんかじゃなく、本当の意味でいい日本を。
 
僕が小学生だった1969年7月20日午前11時56分20秒、人類が初めて月面に着陸した。
あの頃は僕も大人になれば月旅行が普通に出来るようになってるものと信じていたし、いろんな夢を抱いてワクワクしていた。 
1000兆円もの借金を背負わされる未来の子供たちはたぶんそうは思わない。 
1回の月面着陸の総費用は約12兆円かかるけど、毎年月面着陸が実施されて100年経っても、まだそれよりか自分たちが背負わされる借金の額の方が大きいことを嘆くのである。 

 



 

Take Action

2007-07-19 01:23:35 | Weblog
元サッカー日本代表の中田英寿氏がまたまた何かやってくれた。
YOUTUBEで公開されている30秒の動画
http://www.youtube.com/watch?v=hqKJ8tI_5JM
 
最初見た時は今度の参議院選挙のCMかと思ったが、そういえば昨年だったかベトナムでAB首相と中田氏が会ってたことを思い出す。
その時に既に参院選のCMをお願いしていたとか?
でもよく見ると選挙に行けという前に、中田氏からの強いメッセージが感じられる動画で、とても政府が作るようなセコイものではないことが分かった。 
いったい彼は今どこにいるんだろうか。 
世界中を旅して回っているらしいが、何かにつけてタイミングよく世間に露出する。
先日もサッカーの試合に出ていたし、ある時はタキシード姿で、ある時はカジュアルな姿で、身軽に旅して回ってる割にはスーツケースの中身ってどんだけぇ~!と聞きたくなってしまう。 
昨日はヨーロッパにいたと思ったら、今日はアジアにいたりする。 
もしかしたら今話題の「トイレの愉吉さん」って中田氏じゃないだろうか。 
日本各地のトイレに謎の一万円札を置いて回る早業からしても中田氏ならなんか出来そうな気がする。 
直筆のメッセージも今回の「Take Action 」のメッセージにつながりがありそうだ。 
そして、その答えは7・29に選挙に行ったものだけに明かされるのかもしれない。 
こうなるとますます選挙に行かずにはいられなくなる。
もしかしたら投票所に行ってブースの中で立候補者の一覧表をふと見上げると、そこに「中田愉吉」と名乗る立候補者の名前が突然あったなんてオチはないと思うけど。
 

人柄と態度

2007-07-14 10:58:39 | Weblog
最終的にはその人の人柄と態度で決まるらしい。 
勝手に人の年金データーを消しといて、挙句の果てに出すか出さないかは人柄と態度で決めるとは何ともいい加減な話だろう。 
結局、第三者機関の方々に気に入られなければダメということ?
あの人は人柄がいいとか、りっぱな態度なんていうのは主観的なもので見る人によって違うものである。 
「いい人」という定義はよく分からない。 
自分にとって都合のいい人もいわゆる「いい人」だし、別にどうでもいい様な人も「いい人」なのである。 
第一印象はえらく悪い人でも実際喋ってみると全然違ったりもするし、妙に低姿勢の物腰の柔らかい人がとんでもない詐欺師だったりする。 
大事な年金をもらえるかもらえないかの瀬戸際、どんな人だって必死になって人柄のいい人を演じきるにちがいない。 
ではどうすれば第3者機関の方々に合格点をもらえるのかという点については、たぶん必勝マニュアルかなんか誰かが作るはずである。
例えば人柄をよく見えさせる笑顔の作り方とか、化粧の仕方とか、貧乏ゆすりはしなだとか、共同募金の赤い羽根を付けて行くとか、あらゆるいい人に見せる裏技を学ぶことができるだろう。 
念のためにと著作者を見てみると、これが羽賀健二と書いてあったりすると要注意だ。
とにかく、もし年金記録が消されて領収書などの証拠がない人は、まず人柄と態度をよく見せかける修行をしてからのぞまなければ返り討ちに遭ってしまう。
選挙のためとはいえ漫画的発想にしか思えない。 

 

赤城の子守唄

2007-07-10 16:35:27 | Weblog
だいたい顔がよくない。 
大臣というからにはと、初めてその顔を見たときの印象は「農相」というより「貧相!」
人間の器とかいう問題以前に顔にオーラがない。 
今回の事件で初めて顔を知ったが、どう見ても村の青年団くらいにしか見えない。
松岡農相の後任にはこんな人しかいなかったんだろうか。 
顔は貧相でもやることはやるってのが政治家、10年間で9000万円もの架空経費を計上する手腕はあったのだ。 
しかも父母をはじめとする小劇団を動かす技量まで持ち合わせている。 
ただこの「劇団あかぎ」はアドリブが効かないという大きな弱点があった。 
団長から台本を渡される前だったからか、インタビューに対してありのままの真実を喋ってしまったのだ。 
あわてた団長は一夜にして台本を書き上げ、リハを何度も繰り返し次の日のインタビューに臨ませた。 
稽古のかいあってか一夜にして劇団あかぎは、前日に口走ってしまった真実をみごとに打ち消すことが出来た。 
赤城家ではホットして、貧相な息子のために子守唄を歌った。 
題して「赤城の子守唄」

吐くなよしよし 我慢しな
世間の噂に 絶えかねたとて
吐いちゃいけない 我慢しな
吐けば農相が また替わる

大人の夏景色

2007-07-02 00:20:09 | Weblog
前から気になっていたCMの曲がある。 
その曲がやっと発売になりネットでも試聴できるようになった。 
歌っているのは稲垣潤一で、曲名は『大人の夏景色』
昔流行った大瀧詠一の「ロングバケーション」の世界に通じる夏を感じさせる曲だ。 
デビュー25周年を迎える稲垣潤一ならではの力みのないしっとりした歌声は大人の夏を情感たっぷりに歌い上げている。 
こういう歌はべつにヒットしなくても全然構わないし、むしろ「オリコン初登場1位!」みたいな重みのない流行歌扱いはされて欲しくない。
とは言ってもCMの歌として起用されている以上商品も売れて欲しいのだろうから一応紹介しておくと、大人のための紫外線対策UVカットミルクローションがそれである。 
大人の・・・というと聞こえがいいが、女も年をとれば紫外線で出来たシミやしわは命取りになるっていうババァへの失礼、熟女の方々への警告なのである。
今の日差しは昔のように無防備に小麦色の肌なんかに焼こうとしようものなら大変なことになる。 
そういう意味では夏の景色も変わってしまった。 
変ってしまう夏景色かもしれないが、稲垣潤一のこの歌はどこか懐かしくあの頃の夏を思い出させてくれるそんな曲だ。
 http://www.gyao.jp/music/inagaki/
 

「しょうがない」はない!

2007-07-01 13:51:33 | Weblog
久間防衛大臣の原爆に対する「しょうがない」発言が問題になっている。 
閣僚でもあり地元長崎出身の国会議員からこのような発言がでてしまうとは情けない話である。 
こんな議員には今後原爆祈念式典には出席してもらいたくないし、うわべだけの平和を語って欲しくない。 
こんな人が日本の防衛大臣であっていいのかと思うし、この人の発言を擁護してしまうABシンゾー首相にも輪をかけてあきれてしまった。
僕もつい先日広島に行って平和資料館を訪れて原爆の悲惨さを改めて痛感してきたところであるが、8月の祈念日を前にして長崎、広島の被爆者をはじめ多くの県民はあきれ返っている。 
ただでさえ被爆者が高齢化し原爆の体験を語り継ぐ人たちが少なくなり、風化してゆくことが心配で、子ども達への平和教育をはじめいろんな方々が被爆体験の継承に努力していることをこの大臣は知らないのだろうか。 
おそらく彼の頭の中には選挙での自民党の票のことしかないのかもしれない。 
長崎のサッカーの指導者である、小嶺忠敏氏を立候補させることに成功したことで「1議席はノルマを果たした」くらいの気持ちでいると思われる。 
自分たちの票欲しさのために長崎サッカーの宝、小嶺氏を奪って欲しくなかった。
どういう口車で小嶺氏をくどいたのか今回の発言からすれば見当がつく。 
久間大臣も発言に対する謝罪を表明しているが、一度言ってしまったものはもうどうにもならない。 
せめてもの誠意を見せたいなら小嶺氏を政治の世界に誘惑した行為を反省し、長崎県のサッカーのため、日本のサッカーのため、彼を本当に必要とする現場に帰して欲しい。 
よりによってこんなレベルの低い国会議員に小嶺氏がそそのかされてしまったことが残念でならない。
来月8月9日は長崎も62回目の原爆祈念日を迎えるが、この発言をバネによりいっそう原爆反対の気持ちと平和の大切さを訴えて行かねばならないと強く思うものである。