先月長崎半島の最先端にある野母崎の海辺に佇むリップルというお店にたまたま入り、波の音を聴きながらカフェテラスで過ごした長閑な昼下がりは正にゴールデンスランバーでした。その日に書いた歌です。
『海辺のカフェテラス』
6月の潮騒がどことなく懐かしい
波間にきらめく思い出のかけらは
あの日の輝き今も覚えている
岬を渡る風はいつしか
海辺のカフェテラスまで
あの頃と同じ夏の匂いを運んでくる
グラスの隙間から覗いた海に
誰かが残したままの足跡を
波がかき消して行く
貝殻の風鈴が優しく風を集め
木漏れ日浴びながらまどろみの昼下り
聞こえていたのは波音のボサノバ
岬を渡る風はいつしか
海辺のカフェテラスまで
あの頃に置き忘れた手紙を運んでくる
心の隙間からこぼれる様に
君といたあの夏の日の思い出を
波がかき消して行く
潮風微笑み返した6月の
海辺のカフェテラス
https://youtu.be/1jkq8QgPN7o