今回の長崎市長選挙では田上富久氏から勇気ある行動を教えてもらった。
非常事態のあの場面で自分の身を振り返らず長崎市民のために立ち上がった勇気を僕らは忘れはしないだろう。
長崎には市議会議員に立候補しているこの道何十年のベテラン議員からバリバリの新人候補までいろんな方々がいたはず。
これらの方々は選挙戦の演説の中で一様に「長崎の為に全力で働きます」みたいな歯の浮くようなきれい事を並べて市民に自分への指示を訴えていた。
しかし、悲しいことに誰一人として緊急事態の長崎を救うために市長選に立候補を変更する人はいなかった。
弔い合戦の同情票で圧勝が予想される娘婿にまざまざと負けて市議の職を失いたくなかったのだろう。
どんなきれい事を述べていたって結局のところは自分のことが一番かわいいのが今の政治家だってことが明確にわかった今回の場面であった。
他の県には市会議員の年金の額が減るからという理由で任期を待たずしてさっさと辞めてしまう議員がたくさんいたくらいだからね。
田上富久氏は長年勤めてきた市役所を退職し、その退職金を選挙資金に宛ててまでも長崎市のために立ち上がったのである。
「あなた、落選したら私たちの生活はどうするのよ」という奥様の心の叫びも聞こえそうな決断だったと思う。
しかもあと3日しかないという時間の中での決断力と勇気には感動すら覚えた。
こんな人だったらどこかの市長みたいに地震が起きてもゴルフを続け、挙句の果てに懇親会にまで出席してしまうような行動はとらないはずである。
長崎に緊急を要する事が起こってもこの人なら大丈夫と思える。
選挙結果を踏まえて伊藤家の娘さんが「父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」と発言したがあれは言ったらいけない。
あんなこと言ったら僕らは仕打ちをした人間で恩を仇で返すひどい市民ですか?と聞きたくなる。
伊藤市長の功績は認めるし、哀悼の気持ちは当然だけどそれとこれは別物である。
休暇を取って今日からでも仕事に戻れる他所の人と背水の陣で臨む地元長崎を愛し知り尽くした人とでは答えは明確だ。
逆にあんな発言をしてしまう女房を持った婿さんなんかが当選しなくて本当に良かったと胸をなで下ろしたくらいである。
とにかく田上氏の勇気ある決断と行動は我々長崎市民の心にしっかり届いた。
長崎南高等学校の同窓生としても誇りだし大いに応援したいものである。
非常事態のあの場面で自分の身を振り返らず長崎市民のために立ち上がった勇気を僕らは忘れはしないだろう。
長崎には市議会議員に立候補しているこの道何十年のベテラン議員からバリバリの新人候補までいろんな方々がいたはず。
これらの方々は選挙戦の演説の中で一様に「長崎の為に全力で働きます」みたいな歯の浮くようなきれい事を並べて市民に自分への指示を訴えていた。
しかし、悲しいことに誰一人として緊急事態の長崎を救うために市長選に立候補を変更する人はいなかった。
弔い合戦の同情票で圧勝が予想される娘婿にまざまざと負けて市議の職を失いたくなかったのだろう。
どんなきれい事を述べていたって結局のところは自分のことが一番かわいいのが今の政治家だってことが明確にわかった今回の場面であった。
他の県には市会議員の年金の額が減るからという理由で任期を待たずしてさっさと辞めてしまう議員がたくさんいたくらいだからね。
田上富久氏は長年勤めてきた市役所を退職し、その退職金を選挙資金に宛ててまでも長崎市のために立ち上がったのである。
「あなた、落選したら私たちの生活はどうするのよ」という奥様の心の叫びも聞こえそうな決断だったと思う。
しかもあと3日しかないという時間の中での決断力と勇気には感動すら覚えた。
こんな人だったらどこかの市長みたいに地震が起きてもゴルフを続け、挙句の果てに懇親会にまで出席してしまうような行動はとらないはずである。
長崎に緊急を要する事が起こってもこの人なら大丈夫と思える。
選挙結果を踏まえて伊藤家の娘さんが「父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」と発言したがあれは言ったらいけない。
あんなこと言ったら僕らは仕打ちをした人間で恩を仇で返すひどい市民ですか?と聞きたくなる。
伊藤市長の功績は認めるし、哀悼の気持ちは当然だけどそれとこれは別物である。
休暇を取って今日からでも仕事に戻れる他所の人と背水の陣で臨む地元長崎を愛し知り尽くした人とでは答えは明確だ。
逆にあんな発言をしてしまう女房を持った婿さんなんかが当選しなくて本当に良かったと胸をなで下ろしたくらいである。
とにかく田上氏の勇気ある決断と行動は我々長崎市民の心にしっかり届いた。
長崎南高等学校の同窓生としても誇りだし大いに応援したいものである。