南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

生方戻りマスゴミはがっかり

2010-03-23 15:48:24 | Weblog
流石は小沢一郎。
あそこまで民主党には言論の自由はないとメデイアで街頭で騒ぎまくり話題を集めた生方幸夫を復職させたのである。
録音機を持ち込み盗聴までし、卑劣なまねまでやり、小沢批判を堂々と展開し、政権奪回を図るマスゴミと自民党にとっては願ってもない馬鹿が現れてくれたわけで、マスゴミも全精力を傾け生方ネタで一気に勝負に出るつもりだったのだ。
特に今夜のニュースでは「生方正式解任」によりドンチャンお祭り騒ぎのはずだったのに、戦略師小沢一郎にしてやられてしまって残念なマスゴミ。
マスゴミや自民党にとっては生方なんていう馬鹿な政治家なんてどうでもよくて、この馬鹿を大いに利用することしか考えちゃいない。
「言論の自由の封殺だ、政治とカネだ、独裁だ」と生方を乗せたお神輿を担ぎ、世論を煽り念願の小沢一郎失脚だけが夢であった。
生方が発言した「秘書が3人も逮捕されていながら辞任しないのはおかしい」という言葉を全てのマスゴミは絶賛した。
東京地検特捜部の捜査が終了し国の最高捜査機関が何の問題もないと判断し、身の潔白が証明されたのだからその判断を批判したり覆すような発言こそがおかしいと思う。
そんなに検察の判断に不服があるなら自力で検察に再捜査でもさせる行動を起こすべきである。
検察は小沢一郎を逮捕に関して白旗を掲げ自らの非を認めたのである。
だから正確には「清廉潔白な秘書が3人も逮捕されて小沢幹事長まで逮捕しようとした検察はおかしい」と逮捕された側ではなく逮捕した側に問題があることを示さなければならないはずである。
鳩山首相のお金の問題だって修正申告を行いそれが全て認められたわけであり、脱税をしたとか不正な金の流れがあったとかは存在しないのである。
ただ国民が期待したほどのリーダーシップが見えないために民主党の支持率は下がっているのは確かである。
おまけに期待していたほど景気の回復がみられないしとあまりいい材料がない。
ところがマスゴミは民主党が支持率を減らしたのは全てが「政治とカネ」のせいで、そのためには小沢一郎を辞めさせろと合唱するのである。
多くの国民は「政治とカネ」なんて二の次である。
しかしマスゴミや自民党は参議院選挙で勝つために、そして政権を奪回するために絶大な力を持つ小沢一郎だけが憎いのである。
だからありとあらゆる汚い手を使い「小沢一郎を皆で辞めさせましょうキャンペーン」を繰り広げる。
そういう意味では今回の「生方の乱」は絶好の材料だっただけにマスゴミのショックは隠せない。
今回の生方の乱で一気に知名度が上がった生方幸夫であるが、あんな見るからに気持ちの悪そうな政治家が民主党の副幹事長だったんだと僕だって始めて知った。
たぶん今回は丸く収まる形にはなったが、彼の人間性は十分分かったわけだから次の選挙ではおそらく公認すらもらえないのでなかろうか。



春の堂々給付金で気分は上場

2010-03-11 23:51:30 | Weblog
昨今の少子化や不払いなどによる保険離れが進み大変な状況の日本の生命保険会社。
それは外資系生保にとっても同じことで、「入れます」「がっちりがっちり」のCMで一斉を風靡したアリコジャパンもとうとう売り飛ばされることになった。
全盛期には朝から晩まで数々の芸能人を導入し、その資金力にものを言わせ食傷するほどにCMを流しまくった時代が今では懐かしくもある。
国内生保といえば「不払い」に手を染めたばっかりにすっかり信用をなくし、それからというものはCMの内容が「契約の確認に専門の外交員が訪問させていただきます」パターンがやたら多くなった。
一度失った信用というものは、CM映像でいくら涙をそそるような家族愛を流しても効果はなく、自己満足で終わっているだけのようだ。
契約の中で約束した配当金など出せないし、保険離れは進み、子供は少なくなり厳しい状況に追い込まれているのが今の生保である。
そこで今回めでたく市場から巨額の資金を集める株式上場という手段を勝ち取ったのが、あのサラリーマン川柳だけは国民の支持を得られている第一生命相互保険会社である。
長年第一生命に悲しくも義理人情プレゼントのいわゆるGNP営業で加入し続けてきた人々にとっては思いもしない春のボーナスが支払われることになった。
第一生命が行う定額給付金のようなもので株でもらうか現金でもらうか選択することになる。
今まで株なんてやったことなんてない人にすれば何も考えなくていい現金でもらう方が楽かもわかんない。
株でもらう場合は4月1日の上場日に初値で売れば現金でもらうよっかは儲かるかもしれない。
今のところ1株は155000円で売り出されると思うから、これが175000円にでも上場初日に初値がつけば2万円得というわけだ。
万が一昔のNTTみたいにズーンとあがって倍くらいの値がつけばかなりの儲けがでる可能性がある。
株でもらった人もその多くの人たちは上場初日に売って現金化するだろうから、最初から現金でもらう人の分と合わせると相当のお金が日本中にばらまかれることになる。
それがいろんな所で消費されることでの経済効果はかなり期待できそうである。
今回ばっかりは日本生命や住友生命や明治安田生命じゃなくて第一生命に入ってればよかったなと悔しがる保険加入者も多いはず。

しかし今回めでたく第一生命の株を受け取る人たちの第一生命に対する貢献度は並々ならぬものがあったに違いない。
若くして第一生命に加入し、年齢も若いからもちろん保険料も安い、しかもその当時の予定利率(いわゆる保険の割引料)も非常に良い時に加入しているからお宝保険なのに加入後3年経つと契約を担当した外交員さんには手数料が入らなくなるから美味しい客じゃなくなるという自分勝手な理由から、見直しとは名ばかりの「転換」という契約の書き換え行為を行い、しめしめと手数料と自己の成績欲しさにやらかしてしまう行為に騙される人が後を絶たない。
予定利率が高い満期型の積み立て保険が存在するためにその逆ザヤで倒産して行った生保が何社もあり、こういった契約者にとって良いものでも会社にとっては都合の悪いお宝保険は闇に葬ってしまわなければならない。
幸い保険契約者なんて鴨がネギ背負ってるよなもんで、新しい良い保険が出たからこっちに切り替えた方がお得ですよという甘い言葉に誘われて、まんまと予定利率の最悪な新商品に切り返させられてしまうのである。
「切り替えた方がお得ですよ」というのは外交員さんがお得ということを理解してる人はほとんどいない。

家の次に高い買い物なのに、その内容さえも確認もしないまま、世界で一番高い日本の保険料をせっせと払い続けるのが日本人なのである。
しかも大手4社だけでも1000億円もの保険金不払いが発覚したにもかかわらず、いまだに加入し続ける日本人。
今回の株式上場による第一生命の契約者への給付金はお詫びを込めた罪滅ぼしの行為と僕なんか見ている。
こんな不景気な時代だからこそありがたく思って受け取る人は多いはずだけど、本来ならもっともっと日本のために利益を還元して社会貢献を果たすようなこともこれからは行ってもらいたいものである。