南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

WBCの侍ジャパンはサクラチル

2013-03-22 23:22:52 | Weblog

桜の花は各地で満開に咲き誇っているのに、つい先日国民の夢を担ってアメリカに渡ったWBCの侍ジャパンは残念ながら三連覇の夢と共に散ってしまった。

選手はそれなりに頑張ったお陰で決勝ラウンドにまで進むことが出来たのだが、やはり優勝して勝つためには首脳陣を含めて総合力が必要だったのだろうね。
プエルトリコに負けた瞬間ににほんの三連覇の夢は消えたのだが、何んと言ってもいただけなかったのは8回のダブルスチールの失敗の瞬間である。2塁走者の井端に緒方コーチが肩を抱き耳打ちをしていた時、これはダブルスチールやるなと思った。しかしベンチの山本浩二監督からは「行けたら行け」なんて曖昧な指示が出ていたとは。やるならやる、やらないならやらないとあそこは明確に最初から決めとくべきだろ。内川が飛び出してしまうのは無理もない。内川は自分の責任を涙を流しながらお詫びしていたのに対して、監督の方はどこか他人事のようなコメント。監督ならあそこの失敗は全て自分が悪いんだと言い切って欲しかった。
 
今回のWBC侍ジャパンの首脳陣は現場を離れて隠居中の山本浩二さん、ギャンブル好きでもっか初孫が生まれてジージ顏になり切ってしまっている東尾さん、テレビ解説者の与田さんらじゃどうしても戦う軍団のイメージからは程遠いものがあった。それを各選手の頑張りであそこまでなんとか駒を進めることが出来たんだと思う。全ては結果だ。もし三連覇でも達成していたらいろんなこともとやかく言われることもなかったろうに。
キャンプ中に夜のバットを振り回してフライデーされてしまった杉内や涌井も三連覇を達成していたらそのくらいのこといいんじゃないかいに扱いだったと思う。
今回の侍ジャパンにはメジャーリーガーが一人もいなかったが、もし松井秀喜が特別に参加でもしてくれていたらどんなにか面白かっただろうに。4年後のWBCはどうなるのかわからないけど今回のテレビ中継の解説者として絶賛された桑田真澄氏を監督に大抜擢ってのもありかもしれないな。


WBC三連覇にかける侍JAPAN

2013-03-13 23:32:08 | Weblog
今回のWBCも日本中が三連覇を願い応援に盛り上がっている。
普段野球を見ない人までもWBCだけはテレビに釘付けになり日の丸を背負った侍たちを応援している。テレビ中継はもちろんのこと、翌日のスポーツニュースもWBC一色で、いいのか悪いのか国民の目は完全にWBCに奪われてしまっている。
今回の侍JAPANにはダルビッシュやイチローといった超スーパースター級のメジャーリーガーはいないので最初は今ひとつのチームかなとも思っていたし、監督も原や秋山の様な現役バリバリの監督じゃなく隠居の身であった山本浩二がなったことでこれもどうかな?と疑問形を残していたのは事実である。
しかし試合が始まってみるとやっぱり日本は強いわ。
結局予選リーグは一位通過でアメリカで始まる準決勝に進み、三連覇の夢も手を伸ばせば掴めそうなところまで来た。
今回の日本での試合は台湾戦では本当にハラハラドキドキ、そして最後は感動の逆転勝ち。オランダ戦では打線の爆発による夢のようなホームランでに選手たちの実力を見せつけてくれた。再度行われたオランダとの試合は最後の追加点がないまま8点だけでの逃げ切り勝利だったら日本ヤバイんでないかいと思わせる試合だったが結果として日本はアメリカに渡りWBCに参加出来たんだから万歳万歳である。イチローやダルビッシュや松坂がいなくても日本は強いんだぞと世界中にアピールして優勝を果たして欲しい。
しかし日本がまた優勝し三連覇を果たした日には今度の侍JAPANの中からもメジャーリーグに引き抜かれる選手がたくさん出てくるんだろうね。前田健太、中田翔あたりも狙われてるな。
今回の予選のテレビ中継は相当な視聴率が取れたとは思うが、印象的なのは解説者たちのコメントである。特に桑田真澄氏の解説はいろんな意味で面白かったし特にネットでの反響は大きかった。
なんといっても沢村投手へのあの徹底した嫌いモードの解説は面白かった。若さに任せて豪速球で攻め続ける沢村の球は見てる分には決まると豪快で気持ちはいいんだけど、桑田氏に言わせるとただ馬鹿のように力で押し切る投球じゃなくてコントロールを重視した投球じゃないと勝てないと指摘していたが、その言い方にはどう考えても個人的な恨みが存在する様な気がしてネットで調べてみたらやはりあった。以前沢村投手に直接桑田真澄が投手法についてのアドバイスをした時に沢村投手はハイハイと軽く聞き流した態度を取っていたそうな。沢村投手といえばキャッチャーの阿部のサイン通りに投げなかった時、マウンドに走り寄って阿部に頭をぼカッとど突かれたのがテレビで全国へ中継されたのでも有名であるが、柔道界の暴力問題が騒がれている今だったら大変だったかもしれない。
その阿部は今回の試合ではワンイニングに2本のホームランを打って日本中を沸かせてくれたが、2本目のホームランは解説の桑田氏にいわせるとホームランっではなくドームランというらしい。これについてもネットの中では都市伝説にもなっている東京ドームでの不可思議なホームラン、いわゆるドームランの存在を桑田氏がテレビ中継の中でははっきりと認めたということになっている。
 
今回の中継では何かと話題を振り撒いてくれた桑田氏ではあるが、ようやくヒットを飛ばして勝利に貢献した長野選手に対して明るく笑顔が出ないようではね・・・だって。はっきり言って決して明るい解説者ではない桑田氏が言うから可笑しい。
最初は今回のWBCには参加しないかもしれないという話しまで出たり、監督もなかなか決まらなかったりしたものだが蓋を開ければ順調に勝ち進み三連覇も夢じゃない。もうこうなれば国民みんなで応援してWBCの優勝を勝ち取ろうではないか。侍JAPANがきっと日本中に元気をくれるだろう。