南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

東京タワー存続問題

2006-11-26 17:51:15 | Weblog
先日放映されたTVドラマ「東京タワー」に続く第2弾「東京タワーⅡ」!・・・・なんて話ではない。 
2011年に完成する新しい電波タワー「新東京タワー」のことである。 
完成すれば世界一の高さになるというが、珍しいもの好きの日本人だから全国津々浦々からこの新タワーを観るために多くの人が押し寄せるにちがいない。 
マスコミもこぞっていろんな番組で取り上げ、日本全国が「新東京タワー」一色に塗りつぶされる様が目に見えるようだ。 
そんなとき、長い間東京のシンボルとして親しまれてきた「東京タワー」はどうなってしまうんだろう。 
「新東京タワー」完成に沸く状況の中、あえて「東京タワー」に見物に訪れる人がどれくらいいるんだろうか。
「東京タワー」も何か手を打たないと忘れられてしまう存在になりかねない。 
「東京タワー」が忘れられる時は昭和が忘れ去られる時かもしれないから、いっそのこと名称を変えて「昭和ヨカッタワー」にすれば新しいタワーを新東京タワーなんて呼ばなくてもいいし、昭和のよき時代も人々の心に残るってものだ。 
それに東京タワーの完成直前の1958年に名称を一般公募したときに、一番多かったのが「昭和塔」というから、僕の考える「昭和ヨカッタワー」という名称もまんざらではない気がする。
昔の映画ではキングコングやゴジラが東京タワーに登ったり破壊しかけたりしたわけだが、今度の新東京タワーにも復活した新ゴジラがよじ登り世界中に完成をアピールするくらいのイベントくらいあってもよさそうだ。

年末ジャンボで夢の億万長者

2006-11-24 17:13:38 | Weblog
今日から年末ジャンボ宝くじが発売になった。 
1等は2億円、前後賞を合わせると3億円にもなるらしい。 
朝から人気売り場の前には大行列が出来、どこのTVでもニュースでやっていた。 
大晦日までの束の間の夢を楽しむための庶民の年末の恒例行事になっている。 
もし当たったら何に使いますか?と聞かれると多くの人は、「まず半分は貯金してそれから・・」と貯金という言葉が出てくる。 
残念ながら「貯金」という発想がある限り既に現実と夢とのギャップが生じてしまっているのだ。 
そもそも「貯金」は自分で稼いだ金でするもんだし、宝くじのような泡銭、浮世の金を貯金なんかにゃしない方がいい。 
泡銭はパーッと使ってしまうに限る。 
とにかく当選して億万長者になった人はパーッと使い果たして日本経済の活性化のため市場にどんどんお金を流して欲しい。 
それでも使いきれない時はどうぞ社会貢献のため寄付をお願いしたい。 
ところで宝くじの当選者が、億万長者になった後に破滅的な人生を送るという定説はまんざら嘘じゃなくて、そうならないための最良の方法が寄付することだと誰かが言っていた(ズバリ聞いたわよ!)。 

年末ジャンボはよく職場で共同購入したりするが、こっちの方が個人で買うより確立がいいのかもしれない。 
僕もサラリーマン時代、この共同買いというやつに参加したことがあるがそれでも当たったためしはなかった。 
同じようなことは市役所や県庁に勤めている知人もやっていると聞いたことがあるが、その時共同購入した年末ジャンボの当選金を今話題の裏金にするなら問題はなかったんだろうにね。 
今日のニュースでは裏金は2億円らしいが、ちょうど年末ジャンボ1等の金額だ。この際、職場で年末ジャンボの共同購入を行い、みごと1等を当てて返済に充てるくらいのことは考えているかもしれないな。 
もちろん年末ジャンボ共同購入参加費として個人からは1口あたり3千円が徴収されるのだが、僕の場合も総務の女の子が集金に来ていたのを思い出す。 
これを人呼んで「預け」という。 
 


復刻昭和街並物語

2006-11-23 00:41:23 | Weblog
週末に録画していた話題のドラマ「東京タワー」をやっと見た。 
極楽トンボの例の事件でお蔵入りになりかけていたドラマであったが、期待していた割には今ひとつの出来であった。 
最初の頃は昭和39年の筑豊の街並が再現されて、瞬間あの「ALWAYS三丁目の夕陽」の雰囲気かと思ったらほんのちょいシーンで終わってしまった。 
たぶんあのセットもCGを駆使して作り上げた映像なんであろうが、最近はこの昭和の街並をCGで再現した映像を使うドラマや映画が流行している。 
「三丁目の夕陽」は言うまでもないが、最近の映画では「地下鉄(メトロ)に乗って」が昭和30年代の街並にタイムスリップさせてヒットしている。 
テレビの方ではNHKの朝ドラ「芋たこなんきん」で昭和の東京が素晴らしい技術で再現されている。 
これらの映画やテレビを観ていると今のCGの技術の高さには感心せずにはいられない。 
当分は復刻昭和街並を用いたドラマが受けそうな気がするが、あの街並は見ているだけでもどこか心がなごんでしまうのはやはり僕も昭和の人間なんだろうね。 

復刻再現といえば昔、元日本兵の横井正一さんが何十年ぶりかにグァム島から奇跡の帰還をされた時、我が町のデパートでも「横井正一展」なるものが開催され、8階特設会場には横井さんがグァム島で28年間も住んでいた洞窟、いわゆる横井ケープをみごとに再現していたが、はっきり言ってあんまり美しいものではなかった。
当時有名になった「恥ずかしながら・・・」という横井正一さんの言葉は、今の日本人が忘れかけている大事なものかもしれない。 
しかし、子供だった僕らには「ヨッコイしょういち」の方が馴染みが深い言葉ではあったが。 
 

大学合併時代

2006-11-21 00:32:33 | Weblog
大学までも合併の波がやって来た。
日清と明星の企業提携(合併)の話を先日書いたばかりだが、ついに大学合併の話まで出てきた。 
慶応大学が共立薬科大学と合併することになったが、最近は地方大学でも定員割れして存続が危ぶまれる大学もあるわけで、これからは大学合併も珍しくなくなる。 
前にも書いたが、合併の時に一番気になるのは新しいネーミングである。 
特に大学となると合併先によっては妙な名前の学名になりかねないから注意して欲しい。 
例えば、法政大学と慶応大学の合併大学の卒業式での父兄の会話「息子もやっと法慶を卒業出来ました」。 
近畿大学と多摩美術大学の合併大学を受験生の会話「私、近多摩は滑り止めなんです」。 
「こんな大学は絶対にイヤだ!」とピン芸人の鉄拳があたかもネタで使いそうな話ではあるが、意外とこれに似たような合併大学は必ず出てくると思っている。 

一番の原因は少子化なんだろうが、そのために各大学は生き残りをかけてあの手この手で広告宣伝に力を入れ始めている。
芸能人を使ったCMなんて当たり前、こうなったらなりふり構わず朝から晩までどっかの会社みたいにやるしかない。 
やはりそうなるとちょっとパクリになるが「入れます!」もしくは「ガッチリガッチリ手ごろな大学!」は外せない。 
 

僕の中のヤマハポプコン

2006-11-20 01:12:17 | Weblog
久々にステージに立って歌った。 
一応僕もアマチュアではあるがシンガーソングライターの端くれ、いままでいろんな所で歌ってきた経験はある。 
しかしここんところステージで歌うなんて超ご無沙汰だったし、リハーサルの時に既に緊張しまくっていた。 
今日のステージはヤマハ主催のアンサンブルコンサートで、僕は14歳の息子と初めてデュオを組み息子がエレクトーン(ピアノ・ストリングス・リズム)、僕がギター&歌という編成で行った。 
34組の出演チームのほとんどは演奏中心のインスツルメンタルで歌を歌う僕らは非常に目立つ存在であった。 
曲目は『Dear old my town』。 
作詞作曲は僕で、もちろん人前で披露するのは初めての曲である。
プログラムに書かれたエントリー№19という響きが僕の記憶を呼び起こした。 
そう、学生時代に自作の歌を引っさげては挑戦し続けたヤマハポピュラーソングコンテスト、いわゆる「ポプコン」である。 
当時僕が住んでいた博多では、多くの学生ミュージシャンが「ポプコン」の嬬恋本選会を目指ししのぎを削っていた。 
九州産業大の長渕剛、福岡大の西田恭平、第一経済大の飛鳥涼やチャゲなどは嬬恋で優勝、入賞を果たし、プロの道を開いて行った。 
僕も嬬恋のステージに立つことを目標に毎日歌を書き続けたものだった。 
あの頃「嬬恋」という場所は学生ミュージシャンにとってまさに聖地のような存在であった。 
『Dear old my town』はそんな博多で過ごした懐かしい学生時代の日々を歌った歌で、なおのことそういった感情が沸き起こったのかもしれない。この歌を歌いながら自分の中ではいつの間にか「ポプコン」のステージにタイムスリップしていた。  
本当に久々のステージだったが、僕の中のシンガーソングライター魂がまた再燃しそうな気がする。 
 

チャルメラおじさんの身の振り方

2006-11-17 00:16:00 | Weblog
日清が明星をTOBするらしい。 
企業が提携したり合併するのは勝手だけど、一緒になったあとのネーミングはちゃんと付け欲しいと願っている。 
保険会社だったら「明治安田」とか「日本興亜」とかそのまんまじゃんと言いたくなるネーミングがあったかと思うと、「三菱東京UFJ」みたいに合併に合併を重ねてただ名前が長くなるだけの羅列しちゃいましたネーミングもある。
日清と明星の名前ががどうなるのかは分からないが、心配なのは長年親しんできたあのチャルメラおじさんだ。 
当然地位的には日清の出前一丁坊やの方が偉いんだろうから、おじさんに出前させたりするんじゃないだろうか。
もしかしたら「あーらよっと」なんて言う新チャルメラおじさんが見られるかもしれない。 
これからは屋台と出前をどうコラボレーションさせるかが腕の見せ所である。 
インスタント麺業界だけではなく、今日はキリンとメルシャンが一緒になるニュースも流れた。
これから年末にかけてまだまだ出てきそうな気がする。 
たまたま先日コンタクトレンズを買い直したから言うのではないが、どうもホヤとメニコン辺りが怪しい。 
もしそうなればネーミングは「ホヤコン」で決まりだな。 
 
 

 

オールナイトニッポンアゲイン

2006-11-16 01:24:47 | Weblog
BSフジで「オールナイトニッポンアゲイン」を観た。 
笑福亭鶴光とあのねのねが出演して昔の思い出話を語っていたが、当時を知っているだけにその馬鹿らしさが懐かしくもあった。 
高校生の頃はよくラジオの深夜放送、特に「オールナイトニッポン」は欠かさず聴いていた。というかあれくらいしか楽しみがなかったし。
たまにリクエスト葉書を送ったりしていたら、番組の中で読まれ感激したことがある。 
それで将来は一度でいいからディスクジョッキー(DJ)をやりたいとささやかな夢を抱いていた。 
夢は願い続ければ叶うというのは本当の話で、そのラジオのDJを25歳の頃実現出来たのである。 
まさか「オールナイトニッポン」ではないが、地元NBC長崎放送のラジオの夜10時代の帯番組で金曜日の出演の話をいただいたのだ。
約2年間だったけど僕にとっては本当にいい思い出になっている。
「オールナイトニッポン」の亀&アンコウの亀淵さんも今では社長を経て相談役へと退いているけど、僕にDJの道を開いてくれた当事のデレクターも現役は離れていらっしゃるみたいだ。 
オールナイトニッポンと言えば「ビタースイートサンバ」がテーマ曲。
ちなみに僕の番組のテーマ曲は高中正義の「ブルーラグーン」だったなぁ。 


 

 
 

結婚披露宴の風景

2006-11-15 00:23:05 | Weblog
今週末は後輩の結婚披露宴に出席する予定になっている。 
これまで結婚披露宴も数多く出席してきたけど、披露宴で見かけがちの風景はどこでもやっぱり変わらないものである。 
今までいろんな主賓のスピーチを聞かされてきたが、短く簡単に終わってくれた人に出会ったためしがない。
特に説教じみた方だと「今日は新郎新婦に言っておきたいことが3つあります」なんて前置きをしたりする。もうその言葉を聞いた瞬間、「エーッ!3つもあんのかよー」って嘆きなくなるし、1つ目が終わってもまーだ残りが2つもあることが分かっている分よけい辛くなる。 
中にはこれ幸いに自分の会社の宣伝や選挙前のアピールに使う会社社長や政治家もいたりして、ひどい時には新婦の名前なんかでたらめに呼びかける方もいらっしゃった。
次にいらっしゃるのが「詩吟ババア」。 
長年の練習で鍛えてきた喉をここぞとばかりに親戚を代表して披露してくれる気持ちは分かるが、これも結構辛かったりする。 
あと、サラリーマンとして堅実路線を歩みつつも少しばかりの美声に妙な自信がある方が自己陶酔型で歌い上げる「マイウェイ」 
「あんたのディナーショーかい!」ってほとんどの客は思っている。 
それから嫌いなのは相手の親に渡す「花束贈呈」 
結婚式場の見積もりの中でもこの時に使用される花束の値段は、お涙頂戴料が入っているせいでかなり高めになっているらしい。 
ここはシンプルに握手ぐらいしてくれた方がいいのにといつも思う。
そして最後に一番嫌いなのは退場する新郎新婦をみんなでトンネルを作り送り出すあれ。 
その行為そのものは問題ないんだけど、たまたまトンネルで手をつなぐ相手が手が脂汗ベタベタのオヤジだったりすると「なんでこんなオヤジと手なんか合わせないといけないの、しかも顔向き合って両手で?」 
そんな時に限って新郎新婦のスピードが遅く、長いことその状態が続くことになっている。 
週末の披露宴、そういえば主賓スピーチを頼まれているんだった。 
「引き出物を持って家に帰るまでが披露宴です」短くこんな言葉で締めとこ。
 

 

友達の詩

2006-11-13 14:08:52 | Weblog
心にしみる詩(歌)に出会うことがある。
車に乗っていてカーラジオで聴いた歌であるが、久々に心の根っこにまで届く歌を聴いた気がした。 
その時は岩崎宏美の歌で聴いたのだが、この『友達の詩』という曲は中村中というシンガーソングライターが作りもちろん本人も歌っている。 
 
 手を繋ぐくらいでいい。
 並んで歩くくらいでいい。
 それすら危ういから
 大切な人は友達くらいでいい。

たったこれだけのフレーズを聴いたたけで切なくも哀しい情景が浮かんでしまい、今風に言うと「ヤバイ」と思わされてしまった。 
曲から膨らんでくるイメージというのは人それぞれだろうが、僕の場合この歌の背景に流れるのは藤沢周平の『蝉しぐれ』であった。 
映画の中では音楽を担当した岩代太郎が完璧なまでの情感を表してくれたが、あの時の映像がこの歌を聴くと出てくる。 

多くの人が感じている今の歌謡界、音楽界の中でこのようないい歌が出てくると嬉しくなる。 
名曲『なだそうそう』のお陰で夏川りみ、森山良子の両名にともスポットが当てられたように、『友達の詩』で岩崎宏美にも波がやって来ることを期待している。

中村中と岩崎宏美のコラボレーションが聴けます。
 http://www.youtube.com/watch?v=dgsKBB6ETUA

夢はメジャーリーグ

2006-11-11 11:11:50 | Weblog
「大きくなったら野球選手になるのが夢です」 
野球の大好きなチビッコはこう応えていた。
ところが本当の野球選手の夢はメジャーリーガーになることらしい。 
ということはこれからの野球少年は
「大きくなったらメジャーリーガーになることです。そのためにはその準備段階としてプロ野球選手を経験したいと思います」と夢を語るようになる。 
子供の頃、漫画『巨人の星』は全ての子供たちが夢中になって見ていたが、あの中では「飛雄馬、おまえはあの星を目指すんだ!」と一徹は読売巨人軍に入団することこそが野球少年の夢であると僕らに教えてくれた。
現にその頃の巨人はダントツに強い存在で漫画の内容を疑わせる余地もなかった 
ストーリー中で星飛雄馬が子供時代に全身にバネの装置を付けて体を鍛えさせられていたが、あれは父一徹が考案した秘密兵器という設定になっていた。
しかしあの装置の名前は「大リーグボール養成ギブス」大リーグ!?・・・
ということは一徹も口では巨人に行けとうまいこと言いながら、腹の中では息子をメジャーリーガーにさせたかったんだ。

野茂、イチロー、松井と多くの日本人選手がアメリカへ渡りメジャーリーガーになってしまい日本のプロ野球が寂しくなってきているところに、今度は松坂、井川、岩村までも行ってしまう。 
来年以降はもっともっと増えてきて日本に有名な選手はいなくなり無名な選手ばかりになってしまうかもしれない。 
異常なスピードで卒業しまくってメンバーの名前がほとんど分からなくなってしまった今の「モーニング娘」状態になりかねない。
この一連のメジャー流出の根源にはやはり星一徹が考案した「大リーグボール養成ギブス」の存在が深く関わっているのではと考えられる。 
原作の梶原一騎はあの当時から今日のメジャー流出現象を予測していたのかもしれない。
星飛雄馬の編み出した魔球は最初が「大リーグボール1号」これは野茂のことを指し、そして今回メジャーリーガー桑田真澄が誕生したら「大リーグボール18号」として話が完結する。 
正に予測の魔球大リーグボールであるが、もし桑田のメジャー入りが没になったらその時は「予想外」としてあきらめるしかない。