南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

あっと言う間に大晦日

2008-12-30 21:41:28 | Weblog
何のかんの言いながらも気が付けばもう大晦日。
ついこの前まではクリスマスムードが街中にあふれていたが、25日を過ぎるとクリスマスのイルミネーションさえ目にすることはなく、所々には門松が飾られ既に正月を迎える準備ができている。
神社なども初詣の客を待ち受けるべくアルバイト巫女さんのスタッフーも勢ぞろいしている。
長崎の諏訪神社も来年の初詣客は20万人と発表されていたがいつそんな調査したんだろう?
こんな不景気じゃお賽銭もあんまし期待できそうもないなというのが神社側の本音かもしれない。
だいたい家内安全だの商売繁盛だの無病息災だの願い事は山ほどする人に限ってお賽銭には10円くらいしか入れていない。
よくて100円、1万円札なんて入れる人はそういるもんじゃない。
僕も初詣には一応出掛けるがそこで願い事なんてしたことはない。
神社に行ってまずすることは新年の挨拶。
そして昨年一年間無事過ごせてこられた事への御礼。
それだけしかない。
もしどうしても何か願い事というなら「世界が平和でありますように」くらいかな。
もうそろそろ日本人も、自分の家族だけが幸せにとか自分さえが儲かりたいとかいう願いごとはやめた方がいいと思う。
昨年の御礼すら忘れ、わずかなお賽銭であきれるほどのお願い事をする人はせめて帰り道くらいは煙草の投げ捨てはつつしんで欲しい。

年末年始はごみの収集が来ない。
燃やせるごみを出せるのは今日で最後で各家庭では正月の準備やご馳走で出る大量の生ごみはお正月が過ぎるまでは捨てようがない。
幸い我が家にはディスポーザーなる生ごみ処理機があるおかげで、一切の生ごみは出ない。
年末年始はつくづくディスポーザーの存在は有難いものだ。
あともう少しで今年も終わるが、来年は公私ともども大きな飛躍が期待出来そうでワクワクするいい年になりそうだ。









やっぱり今年も「クリスマスの約束」

2008-12-26 01:31:02 | Weblog
毎年恒例の小田和正の『クリスマスの約束』今年で8回目になるけ毎年見ている。
いくつになっても衰えることのない小田和正の美声には感心する。
しかも彼の場合まだまだ現役バリバリのミュージシャンで、懐かしの音楽番組に久々登場して歌うミュージシャンとは分けが違う。
今年のCD売り上げにおいても新記録を持っている。
この番組は公開録画的な番組で普通のコンサートとは違い、TBSが視聴者を招待するコンサートで、顔ぶれが様々である。
団塊の世代のお父さんや一般的にはババアと呼ばれる昔若かった女性が特に目立っていたが、時々アップで抜かれる若い女性は結構綺麗な顔立ちの人が多い。
今回はオフコース時代の懐かしい曲をメドレーで歌ったが、一緒に口ずさめる人が多くていかに会場に古くからの小田マニアが集まっていたのかが分かる。

僕も音楽をやる人間として特にシンガーとして小田和正の声は尊敬している。
いろんなミュージシャンが年取れば全盛時の高い声がでなくなり歌い方を変えてしまう場合が多い中、若い頃から全く変わらないあの声は不思議でならない。
どう聴いても61歳の男性の声ではない。
ユーミンの声にはf分の1という揺らぎがあるそうだが、小田和正の声にもきっと同じものがあるはずだ。
ステージを走り回りながら歌い続け、コンサートをこなす小田和正の姿は日本中の中高年のお父さんたちを元気付けている。
それでも今年の小田和正は心の奥にほんの少しだけ自分の老いを感じさせるコメントを残した。
しかし、すぐさま自分でそれを打ち消すように言葉を重ねてつぶやいてくれた。
ラストに歌った『さよならは言わない』は特に心にしみた。
来年もまた必ず『クリスマスの約束』を果たしてもらうことを期待している。

ブルークリスマス

2008-12-25 00:54:21 | Weblog
クリスマスだというのに世間では失業の嵐が吹き荒れている。
小泉、竹中がやらかした規制緩和だの構造改革だのいうとんでもない仕事のせいで、今多くの派遣社員が首を切られている。
企業も安いお金で労働者をこき使うだけ使い、税制的優遇までも受けながら史上最高の利益を上げておきながら、奴隷でも処分するかのように血も涙もなく切り捨てている。
これが世界のトヨタとかキャノンとかいう大会社のすることかとあきれてしまう。
ついこの前まで過去最高の利益とか新聞でも偉そうに発表していた金はどうしたんだろう。
内部留保と呼ばれる蓄え金は日本企業には230兆円もあるといわれる。
今回ハケン切りをする企業にはその切り捨てられる労働者が働いて貢献した何兆円という金が実はある。
株主には何百億の配当を山分けし、役員は何億という年収を取りながら、わが身を救うために奴隷どもは処分しろとトップからの一言。
そんな230兆円も蓄え金があるんなら、今こそその金を使って労働者を救えよと誰もが思っている。
こんな冷血な企業に限って社長室には『企業は人なり』なんて額が飾ってあったりする。
いい時に引退して自分はもう関係ないなんてXジャパンでも聴きながら優雅にクリスマスを過ごしている小泉氏はどういう思いで一連の報道を見ているのだろう。
世の中はホワイトクリスマスならぬ、ブルークリスマス。



ブッシューズ大人気

2008-12-23 23:11:17 | Weblog
ブッシュ大統領に投げつけられ世界中から注目されたあの靴に注文が殺到しているという。
今の世の中何がきっかけでものが売れるのか全くわからない。
甲子園でハンカチ王子が使った青いハンカチが馬鹿売れしたのは記憶に新しいが、今年は米袋に“萌え系”美少女のイラストを採用した今年産「あきたこまち」に注文が殺到したらしい。
こういうのってどこかに仕掛け人がいて「ほらねっ」という感じで蔭で笑っているのかもしれない。
ブッシューズが世界中から37万足も注文がくることがわかっていれば、投げつけた本人も靴メーカーと販売手数料の契約のひとつも結んでおくべきだった。
あれが靴ではなく、日本のお菓子「うなぎパイ」だったりしたら、世界中から「うなぎパイ」の注文が殺到するのだろうね。
これに味をしめて大統領の演説時には必ず企業名の入ったものを投げつけるというのが流行るかもしれない。
日本でも麻生総理の演説中にものを投げつける奴が出てきてもおかしくない。
麻生総理の場合には靴というより辞書の方がふさわしい。
どういう意味なのかは語るまでもないと思う。


時には美術鑑賞

2008-12-23 00:16:40 | Weblog
今年日本で開催された美術展の中でも特に人気だったのが「フェルメール展」だった。
12月14日までの期間中90万人を超える入場者数があったそうである。
僕も先月東京に行った際、見てきたかったんだけど、ちょうど美術館が閉館日で、仕方なく国立西洋美術館で開催されていた「ハンマースホイ展」を観に行った。
ところがどっこい、このハンマースホイというデンマークの画人の絵に完全に魅了されてしまったのだ。
恥ずかしながらハンマースホイなんて全くしらなかったんだけど、これが何とも言えず不思議な印象を与える絵を描く人なのだ。
特徴的なのは後ろ姿の女の人の絵。
それに誰もない部屋の絵。
そこに差し込む光と影。
フェルメールも光の天才画家として有名であるが、テレビ番組でもいろいろ取り上げられたフェルメールの影で実はこんな素晴らしい画家の絵が一同に日本に来ていたのだ。
デンマークなんて行ったことないけど、北欧って国は昔からおとぎ話の中の国の様な気がする。
アンデルセンもそうだし、サンタクロースが住んでるのも北欧だと思ってたし、オーロラが見えて、白夜があり、きっとそこで描かれる絵は太陽の光さえも違って見えるんじゃないだろうか。
『かもめ食堂』という僕の大好きなゆるーい映画があるが、あの映画は北欧のフィンランドが舞台だ。
それまではフィンランドなんて興味もなかったけど、あの映画見たら急に行って見たいという衝撃にかられてしまった。
フィンランドが本当にあんなゆるーいリズムで時間が流れているのかは知らないけど、少なくとも東京なんかのリズムとは全く違うと思う。
今まで全く知らなかったハンマースホイの絵に出会えて本当に得した気分になれた日だった。
たまにはこうして本物の芸術に出会うということで自分の感性も磨かれるんだと思う。


忘年会どころではない師走

2008-12-19 22:06:25 | Weblog
お坊さんも走り出す忙しい年の瀬。
本来ならのんびりクリスマスでも迎えようかなって思っていた師走だったが、急遽ビッグな仕事が入りそれどころではなくなった。
このぶんでは大晦日の除夜の鐘がなるまでは爆走し続ける楽しい日々が続く。
世間では忘年会だのパーティーだの賑やかな声が聞こえるが、決して景気のいい話は聞こえてこない。
ある世論調査では、向こう3年は景気は良くなると思えない人の数が圧倒的である。
「来年は今年よりずっと良い年になるし、来年は楽しみでたまらない」と心から感じている人はどれくらいいるんだろうか。
年の瀬を走りまわりながらつくづく思う。
元気でこうして仕事ができるって幸せだなと。
世間では大量解雇だの工場閉鎖だの内定取消しだの倒産だの雇用に関しての暗いニュースばかりだ。
今こうして仕事があるだけでも有り難いのに、それによって充実した日々まで過ごさせてもらっていることに感謝の気持ちでいっぱいである。
僕らの仕事は『世のため、人のため、ちょっとだけ自分のため』という理念を持っているが、この理念が僕は大好きでたまらない。
楽してお金なんて稼げないし、頑張って稼いだらほんの少しでいいから社会貢献ができたらこんな嬉しいことはない。
つい先日、滑り台や鉄棒を寄付した児童養護施設の子供たちから感謝の寄せ書きをもらった。
その色紙の中にはたくさんの「ありがとう」の文字がちりばめられてあった。
もらった僕の方が感動して涙が出そうになった。
来年はもっと仕事してもっと多くの社会貢献をできるように頑張らなくては。
そんな意味も込めて明日もワクワクしながら師走の街をかけ回りたいと思う。









クリスマスはひきこもり

2008-12-19 09:11:39 | Weblog
今年のクリスマスは自分の家で過ごすという人が多いらしい。
誰がどこで取った調査結果なのかしらないが、こう不景気風が吹き荒れる世の中ではそうなるのかもしれない。
バブル全盛期の頃なんて、クリスマスともなればカップルは高級レストランやホテルを予約したり、はでなパーティーが主流だった。
当時は服装的にも男性のスーツはDCブランドのスーツで、皆が肩パッとの入ったゆったりめのダブルのスーツが多かった。
今風の若者のスーツスタイルといえば、とにかくズボンは細めで靴は先のとがった、ちょいと間違えればチャップリンシューズみたいな型がおしゃれとされている。
今年のクリスマスはレストランを予約する数を大きく上回るのがケンタッキーフライドチキンの予約数だ。
クリスマスは自分の家でケンタッキーというのが日本の平均的家庭の過ごし方になっている。
ちょいと贅沢したいということで楽天市場で七面鳥の丸焼きを注文するという家庭もある。
そしてゲームは漫才コンビのナイツで有名になりつつあるヤホー(YAHOO)で落札したwiiで楽しみ、その後はジャパネットたかたで買った液晶テレビでDVDの鑑賞と続くのである。
よく考えて見るとほとんどが家の中にひきこもったままできてしまうのが今のクリスマスだ。
昨年までは街中にも多く見られたサンタクロースの格好をしたアルバイトも姿を消した。
ハケン切りの風はこういったところにも既に影響が出ているのかもしれない。




うちは大丈夫ですから

2008-12-17 23:45:21 | Weblog
来年長崎の波佐見町に出来る予定だった長崎キャノンの工場建設を延期する発表があった。
長崎のマスコミは突然の発表にさも驚いたような報道をしているが、普通誰が考えてもやっぱりねという感じである。
先日大分キャノンでも大量の解雇があった時に、長崎キャノンは全く心配ないと報道されていたが、あのニュース聞いた時点でそんなはずはないと誰もが思ったはずである。
世界のトヨタがSONYがシャープがとほとんどの企業が工場閉鎖、人員削減の嵐の中、長崎キャノンだけが何の影響もなく予定通りオープンするわけがない。
AIGやアリコが破綻するというのに日本のAIGとアリコジャパンは大丈夫だからといまだに言っている話に近いものがある。
内定者364人は予定通り採用すると世間の風当たりもあるから一応はそう発表しているが、これからさらに悪化する景気の中で「ごめんなさい」するのは時間の問題だ。
雇用をあてにしていた後の600人は一日も早く次の就職先を見つけるか、啖呵切って辞めてしまった元の会社に復帰させてもらうしかない。
364人の内定者は一応採用されて大分キャノンで研修を受けさせるとの発表であるが、そんな研修受ける時間があれば次の就職活動に動いた方がましなように思える。
たぶん来年早々には急遽「長崎キャノンの内定取消し」の文書は水面下で郵送され、それが発覚したら仕方なく会社が例によってお詫び会見を開くだけである。
そうなったら長崎県の責任はないんだろうか?
企業誘致の実績を作り大きな顔をしていた県知事の誘致責任はないとは言えない。
長崎県の敷地にAIGを企業誘致した責任さえどうなるのかという時に、今度は長崎キャノンでの失敗。
デジカメを年間に400万台も作る予定だった工場予定の空き地はしばらくしたら雑草で覆われてしまう。


今年もジョン・レノン

2008-12-08 23:24:35 | Weblog
今日は12月8日、ジョンレノンの命日である。
昔ほどこの日に強い思いを寄せる風潮はあまり感じなくなったが、それでも僕ら世代にとっては毎年忘れられない日である。
先月は埼玉の新都心にある「ジョンレノン・ミュージアム」に行ってきた。
ジョンのすべてを集めたようなかなりの規模の博物館であったが、夕方の時間帯ということもあってかほとんど貸切状態であった。
ジョン愛用のギターや直筆の楽譜や歌詞、着用していた衣装が飾られ、風の様に駆け抜けたジョンの人生絵巻がそこにはあった。
僕はビートルズではどちらかというとポール派なのではあるが、ジョンあってのビートルズであったことは言うまでもない。
3年ほど前にニューヨークに行った時、セントラルパークにある「イマジンの碑」を訪れたことがある。
その日がちょうどジョンの誕生日ということもあって多くのファンがギター弾きながら歌っていた。
僕もその輪の中に入り一緒に大声で歌ったものである。
公園から横断歩道を渡ってすぐの場所にジョンが凶弾に倒れた「ダコタハウス」があった。
ジョンが生きていれば今年で68歳。
ポールのようにいまだ現役で歌っているんだろうか?


そろそろ年賀状

2008-12-03 11:35:44 | Weblog
師走に入り年賀状のことが気になりだした。
毎年12月20日頃までには投函を済ませるペースで年賀状も作っていたが、パソコンのハードディスクが壊れてしまったこともあり、住所録のデーターが全部消えてしまっている。
さぁ困った。
年賀状の宛名書きなんてパソコンで印刷することが常識になりつつある中で、大昔みたいに手書きで書くのは大変な作業である。
特に僕みたいに小学生レベルの字しか書けない人間にとってはとんでもないことである。
データをまた最初から入れなおせば済むことではあるがそれが面倒くさい。
そんなこと考えてたら年賀状そのものが面倒くさくなってくる。
しかし、年に一度の挨拶だし、元旦に届いた年賀状を読む楽しみは自分が一番知っている。
ならばどんなことがあろうと年賀状は出さなければならない。
一応パソコンの年賀状無料素材集を取り込み裏面は完成したからあとは問題の宛名書きだ。

まだパソコンがなかった頃はひとつひとつ手書きでイラスト書いていた時代もあったし、その後は「プリントごっこ」なる一斉を風靡した道具で作っていたのを思い出す。
電球でバチッと原紙を焼いてそれにペイントをつけて印刷する古代メソポタミア文明時代に発明されたような労働力が必要なものだった。
子供の写真を写真屋さんに持ち込んで印刷する人も多かったが、そういうのも今ではほとんど自宅のパソコンで出来るわけで、年賀状印刷を商売にするのは難しくなっている。
自宅のパソコンで作るといっても印刷は自宅のプリンターでするわけだからインク代は馬鹿にならない。
今年は世の中がこういう状況だから、節約の意味もあって文字中心の年賀状が増えるかもしれない。

紅白歌合戦の司会者や出場者も決まり、流行語大賞の発表もあった。
あとは今年の世相を表す漢字一文字を京都のお坊さんが大きな筆で書けばいよいよ今年も終わる。
その前に年賀状はやっぱり仕上げないといけないな。
明日は明日はと思いながらついつい延ばしてしまう年賀状作り。