天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

秋は、夕暮。秋は、もみじ葉。

2011年10月25日 | 秋は夕暮れ
秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。~「枕草子」清少納言

見わたせば 花ももみじも なかりけり
浦のとまやの 秋の夕暮れ
 藤原定家

裏をみせ 表をみせて 散るもみじ 良寛

形見とて 何か残さん 春は花
夏ほととぎす 秋はもみじ葉
 良寛