
蓮城寺から萬弘寺への途中の山王山に拡がる磨崖仏群。御護りするのは紫雲山満月寺。

蓮城上人が蓮城寺から当時河口だったこの付近に移り、般若姫の菩提を弔い、用明天皇が病気平癒の祈願をした薬師仏教の里。以来、二千人の僧が集ったといいます。最盛期には祇陀院・療病院・施薬院・安養院・快楽院の5院と、河口坊・悟楽坊・岡坊・南坊・谷坊・東坊の6坊があり、鎌倉から室町にかけて彫られた磨崖仏の中には未完成のものも…

磨崖仏が彫られた山王山から、五院六坊、池のあった現石仏公園、薬師堂だった現満月寺。

山頂の山王日吉神社下、山王山石仏前の鳥居。

山王山石仏メインは阿弥陀三尊。

山王山石仏前に観音の水が湧いています。

古園石仏は中尊大日如来の曼荼羅。

五院六坊跡から大日如来。

現在は一廓の満月寺が石仏をお護りしています。

ご本尊は釈迦如来

満月寺脇の岩には蓮城上人、炭焼き小五郎、玉津姫が彫られています。

岩の背には玉津姫が簪を挿したところから…の伝説の巨杉。

妙見堂とともに…

ハス畑は鴨さんたちがお守りしています。

隣の水田はアヒルさんたち

古園石仏下、池があった付近から現満月寺。

五院六坊跡の秋は曼珠沙華、秋桜。

満月寺前を流れる深田川