マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

自動車の現在と未来(未来編)

2008年04月20日 | 車好き話
続いて離れの施設のお話です。
ちなみに、改めてメガウェブのサイトを見るとヒストリーガレージ
という棟もあったみたいですが、行っていないので過去編は割愛です。
離れはユニバーサルデザインショウケースという建物で、
大体そんな物が展示されています。
ここには愛地球博やモーターショーで展示されていたロボット達が沢山展示されていて、
モーターショーの時は余程の運が無いと乗れなかった掃除機
少なくともこの日は余裕で乗る事が出来る状態でした。
スーツ姿のサラリーマンが、一人ではしゃぐのも恥ずかしいので、
この日は乗る事が出来ませんでしたが。(残念、、、)
再び掃除機


続いてかなりのスーペースを割いていて興味深かったのが
建物の名前の通りでトヨタの車がユニバーサルデザイン視点で進化してきた
(様するに使い易くなった)歴史を体験出来るブースがあります。
ハンドルの形からダッシュボードの造型、お年寄りにも読み易い文字のレタリングや
何処に座っても良い音が聞ける(らしい)エスティマの天井スピーカーなどなど。
特筆すべきなのがブースを作る為に設えた特別な物ではなく、
実際の車(しかも中古車)に触れる事が出来るのがリアリティを与えています。
面白かったのが乗り降りのし易さ比較で並んでいたカリーナEDとビスタとプリウス。

個人的意見で言えばピラーの寝ている車には馴れているので、
乗った後の包まれ感が強いカリーナEDが一番良いと思ってしまったり、
実はビスタが一番天井が高いのですが、流石にやり過ぎたと思ったのか
プリウスでは低く戻しているなどトヨタの努力の跡を見る事が出来ます。

他所のメーカーも同じ様な事を考えて車を作っているんでしょうが、
少なくとも他の車メーカーが自前のテーマパークを作った時、
こういう切り口で展示はトヨタ以外は絶対にしないでしょうね。
未来編として紹介をしましたが、
ここはトヨタが車発想ではなく、乗り物として車を作っているという
会社の理念を紹介している場所なんだなと思いました。
それが好きかと言われれば、やっぱり私は違う気がしますが、
個性溢れる立派な会社だと思います。

車好きなら一度は行っておいた方が良い場所です。
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自動車の現在と未来(現在編)

2008年04月20日 | 車好き話
先週、仕事の合間にメガウェブへ行って来ました。(サボっていた訳ではありません)
確か前回行ったのは8年くらい前なのですが、
前回行った時に感銘を受けたカタログの自動販売機は無くなっていました。
当日が関東地方は大荒れの予報だったからか場内はガラガラ
見て回る側としては絶好のタイミングでした。

隣接の駐車場からアクセスすると母屋の2階から入る事になるのですが、
入って早々、お店を切り取って来たかの様なレクサスのコーナー、
その他は試乗施設の予約ブースとトヨタの高級車が並んでいます。
車離れ、しかもセダンは全くと言われて久しい日本ですが、
よくもまあこれだけ売ってるもんだというくらいにセダンの大群が並びます。
座り比べてみると車ごとに個性があって、なかなか面白いです。
更に奥へ進むとモーターショーに出ていた余りに哲学的なコンセプトカーが並びます。
掃除機とレゴブロックに再会


1階に降りるとF1マシンがお出迎えしてくれます。(奥に見えるのはGTカーのスープラ)

何と、置いてあるのは現役のTF108!!(細かく見るとちょっと違いますが)
興味が無い方にはこの凄さが分かり辛いでしょうが、
F1というのはコンマ何秒か相手を出し抜く為に毎年何百億もお金を使う競技なので
(トヨタは400億円程度使っているそうです)
相手を出し抜くには手の内は絶対に見せないというが普通なので、
現役のF1マシンを展示しているメーカーは殆ど無いところ、これは大サービスです。
もっと分かり易いところでいうと、高性能なドライブシュミレーターや、
TDLのスターツアーズの様に客席がリアルに動いてレース体験が出来る
シアターなどが設置されています。
突き飛ばされたり(減速)、胸ぐらを掴まれたり(加速)、振り回されたり(コーナーを曲がる)
ひっぱたかれたり(縁石への乗り上げやちょっとした接触)などなど
格好良い様に見えて実は相当酷い思いをして走っている
レーシングドライバーの気持ちが少しだけ分かるアトラクションでした。
この日は本当に人がいなかったので待たずに乗り放題という事もあり、
タダで申し訳ないと思ってしまう程に堪能させていただきました。

最後に開園当初からの目玉である試乗ブースに。
レクサスの車一式と、生産終了なので当たり前ながらメガクルーザーに乗れないので、
若干魅力減ですがそれでもかなりのラインナップを揃えていました。
(日野のトラックとかも入れてくれたら嬉しいんですが)
ちなみに私が乗ったのは、トヨタの二大看板であるカローラクラウンの2台。
カローラは買い替えの時に何度も乗って、本当に買おうかどうか迷った車なのですが
無味無臭の天然水の様な、運転しているのに勝手に動いている感じは改めて感動しますね。
逆説的ですが、平凡を突き詰めると、飛んでもなく非凡な物が出来上がる様です。
カローラと侮って知ろうとしない車好きは、きっと損をしますよ。

8年前と変わらず今のトヨタ、今の車を余す所なく見せてくれる貴重な場所です。
ただ、ここで終わらないのが純利1兆円をたたき出した会社です。
続きは未来編で。
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