マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

新車購入

2010年01月03日 | そのほか
棚卸し的に昨年書こうと思っていた記事が続いて行きます。

我が家にとっての昨年一番のニュースは、第3子が生まれた事です。
子供は2人で十分と、犬まで飼ってしまった我が家としては
赤ちゃん道具は全て処分してしまっていて、
1から全て買い直しです。
昨年夏頃にピカソを真剣に考えていたのも、その一環という訳です。

既に下の子改め真ん中の子も6才なので、
次に行くのは孫の時と思っていたアカチャンホンポへ行くと
赤ちゃん道具の進化具合には隔世の感があります。
一度付けたら二度と外したくない思いをしながら
黒い金具を留めていたチャイルドシートは
今やベルトのバックルを留めて残りのベルトを
チャイルドシートの後に回せばお終いという簡単さ。
その他の器具もかなり使い勝手が良くなっている様子です。

そしてベイビー+カーライフとして外せないのがベビーカー。
先の子育て当時に乗っていたファンカーゴでは
ベビーカーを縦に積む事が出来たので
A型ベビーカーであろうと邪魔になる事が無かったのですが、
(ちなみに同じく縦積みで荷室にロングドライバー込みのゴルフセットが5ついけます)
奥様のワンちゃん友達からお借りしたベビーカーを積んでみたところ
かなりのスペースを取ってしまい、ピカソ購入へ大きく前進してしまう様子。
(ちなみに積載が大きいC5ツアラーという提案は秒殺でした)
真逆、このタイミングで私もミニバンオヤジの仲間入りかと思った刹那、
最寄りのアカチャンホンポが閉店セールをしていたので行ってみたところ
素晴らしい車に遭遇してしまいました。

そんな訳でC4の救世主として現れたbebe confort製ベビーカー
ストローラーVITのご紹介です。(企業の回し者の様な言い草になっていますが)


bebe confortというフランスの赤ちゃん用品メーカーの物だそうですが
仮に赤ちゃんがいなくても思わず衝動買いしてしまいそうな(だとしたら相当なアホですが)
その形に一目惚れをしてしまいました。
しかもお店はあと30分もすれば完全閉店という状況。
急いでiPhoneを取り出して調べてみると楽天で3万円強で売っている物が
展示品価格で1万4千円弱。これは運命に他なりません。
(店員さんには、奇天烈な売れ残りベビーカーにロックオンされている夫婦の姿が映ったでしょう)
とはいえ車に積めないのでは話にならないので試してみると
上の写真の様にトランクのデッドスペースになりがちな
シートバックの傾斜とホイルアーチの三角形の部分に
専用設計なのではないかと思える程にピッタリと収まります。

座る面はハンモック形状になっています。(パッドは後付けです)

当然ながら嗜好品ではなく大事な我が子を乗せる物なので
長年の経験をもってしてくまなくチェックしてみるのですが、
至る所にフランスのエスプリ(つまり病的なまでの合理主義)が利いていて
保守派が多い気がするこの界隈で売れ残った理由が良く分かります。
シートは2CVと(強引ですが)同じくハンモック形状になっているので
パッドやら骨組みが無い分、軽量に作られています。
ハンモック形状シートのもう一つの利点は
力がかかる方向にシート全体が包み込む様にたわむので、
本来はB型ベビーカーには乗せてはいけない
腰が据わっていない幼児でもホールドしてくれる事、
つまり大きく嵩張り、しかもB型に比べて高い
A型のベビーカーを買う必要が無いという事です。
(とはいえ推奨はされていないので自己責任の範疇ですが)
ベルトとバックルは安物のビジネスバッグのそれと全く同じ物なのですが、
5点式になっている事から必要にして十分という事なんでしょう。
流石にナイロンベルトが肌に当たるので、パッドは後付けしました。
ちなみに普通はシート前にあるガードループは、
車輪の方に移動されています。
これも本来位置では防ぐ頃には既に赤ちゃんの足に障害物が
当っているからという事だと思います。
ストレンジな格好ですが、色々と考えられた作りです。

簡素な造りですが、剛性感は抜群です。

軽量化が徹底されているのには、
商品に片手オペレーションというコンセプトがある様で
押してみても一般的なベビーカーよりも直進安定性が高く、
少ない力で押す事が出来るのも美点です。
同じ理由でガングリップ型がポピュラーなグリップ部分は
どの角度でも持てる半円形をしています。
シートの下にある水色の部品はサスペンション、
ぶら下がっている帯状の物は畳んだ時に背負う為のストラップです。

青は進め、赤は止まれ

普通は4輪それぞれに付いている車輪のストッパーですが、
これも片手オペレーションコンセプトの為なのか
足踏み式で後輪2つが連動する作りになっています。
青ペダルを踏むとリリース(写真の状態)、赤ペダルを踏むと止まります。
ちなみにベビーカーを開くと洩れなく赤ペダルがアクティブになるので、
不意にベビーカーだけがガラガラ進んでしまう事はありません。

仕様的には自立出来ない事になっていますが、一応立ちます。

という訳で、20年来のマクラーレンF1チーム贔屓である私が
マクラーレン製ベビーカーへはなびかずに敢えて購入した
bebe confort ストローラーVITのご紹介でした。
PCJ、RJの皆様、オプション品としてご一考されてみてはいかがでしょうか。
(いや、回し者じゃないですよ、本当に・・・)
Comments (2)
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