マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

アフターモーターショー ~BMW i Comcept編~

2012年01月26日 | 車好き話
黒山の人だかりで殆どみられなかったi8。

モーターショーで大人気だったBMWのi8とi3を
東京駅横のBMWショールームへ見に行ってきました。
ちなみにショーの翌週の話で、もうありません。
遠目で見ても良かったのですが、
繊細なディテールを持っている車なので、
間近で見たかったというのが、わざわざ行った動機です。

4人乗りだそうです。

iというのは、BMWが電気自動車用に作った
ブランドで、今回の2台が発表されています。
わざわざ新ブランドを作ったという事は、
BMWはまだまだエンジンで行きますよという
意思表示と捉えられますね。
モーターショーの時にも書きましたが、
スポーツクーペのi8が前輪がモーター、
後輪がV6エンジンで駆動するハイブリッド。
外部から充電が出来るプラグインハイブリッドです。
カタログには特にかかれていませんが、
普段は前輪と後輪、どちらで走るんでしょうね。
コンパクトカーのi3は純電気自動車。
見た目は敢えてなんでしょうが、
i8よりも現実離れした印象の車です。

とても繊細なディテールを持っています。

大分形が違う2台ですが、デザインテーマは共通で
今のカーデザインの最先端モードである
パネルを何層にも重ねた様に見える
レイヤードデザインを使っています。
更にはこれを上手く使って、
ボリュームは残しながら肉抜きをしていく
軽量化デザインでもあるというところが
このデザインコンセプトの凄いところだと思います。
モーターショー記事で空力と書きましたが、
きっと空力はあまり良くないデザインだと思います。

ライトの上辺りの中空デザインが特徴的ですね。

車の空力はリアエンドを見れば大体分かるんですが、
i8は複雑な形状で空気抵抗がありそうだという事と、
フロアを通る空気の吹き出しがディフューザー形状ではないので
あまり空力の事は考えていないのかもしれません。
まぁ、格好良いからいいです。

インテリアは少し大人しいかもしれないですね。

モーターショーでは全く見られなかった内装も見られました。
デザインは外観のトーンを持ってきた感じですが、
今のBMWっぽさがオーディオに少し残っている程度で
BMWっぽくもなく、先進的でもなく、
オーソドックスなクーペスタイルという感じでした。

続いてi3コンセプト

これこそ黒山の人だかりで殆ど見られなかった車。
外観はSUV系のBMWに通ずるところがありますね。
i3には近々に発売と言われている、
BMW初のFFモデルのスタディという使命があるそうで、
確かにそんなプロポーションです。
i8ほど凝った造形にはなっていなくて、
色やマテリアルは兎も角、現実的な印象です。
ちなみにi3は充電で走る純電気自動車。
BMWはこの方式に乗り気じゃないと
(というか、積極的なのは日産だけ)聞くのですが、
どうしたんでしょうね。

あまり格好良いとは思わないんですが。

リアエンドは透明のハッチが印象的なのですが、
ワーゲンのUP!もガラスエリアがとても大きいので
あながち非現実的とも言えないのかもしれないですね。
透明な板の上にランプやエンブレムやら
上手く配置しているとは思うのですが、
慣れの問題か違和感ありまくりではありました。

内装はi3の方が魅力的ですね。

i3はi8が外観でやっていた肉抜き中空デザインを
インテリアでやっている印象でした。
ニコイチにしたら丁度良いのにと思わなくもないですが。
個人的にBMWは元々インテリアデザインのレベルは
一番と言っても良いと思っているのですが、
i3は正に面目躍如といった印象でした。

そういえば冒頭で書いた様に
BMWiは、シトロエンとシトロエンDSの様に
店も別けて売るのかと思っていたのですが、
(MINIで成功してますしね)
プロペラマークがそのまま付いていますし、
ラインナップの中の1つとして売るのかもしれないですね。
どうなんでしょうか。
空想と現実の間くらいの車ですが、この先が楽しみです。
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