マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

”「クルマ離れが起きている」はウソ”は嘘なのか

2012年02月27日 | 車好き話
先日、「クルマ離れが起きている」はウソ
という記事が話題になりました。
詳しくは折角なので記事を読んでいただきたいのですが、
日本の車の保有台数は寧ろ増えているし、
若者の車保有も言う程減っていない
という様な内容だと思います。
面白い記事だったので
自分でも調べてみようと思ったのですが、
最初に20代の人口推移を見たところで止めました。
総務省統計局のデータを見たのですが、
恐らく若者と思われる18歳から29歳の
平成8年と平成21年の人口を見比べると
(この年にした理由は、単純に載っていた最古と最新だったからです)
約22万人対約8万人なんですね。
興味もなにも、市場として成り立っていませんよね。
その点をもって、
私も”若者のクルマ離れもウソ”は本当だと思います。
というか、本当に日本の将来が心配です。

私の率直な感想は、”アホか”です。

先日のモーターショーは、そういう危機感もあるのか
車の家電化を押し進めた提案というのが
幾つかのメーカーでありました。
新しい提案というのは悪くないと思うのですが、
電気自動車は電気を持ってくるのではなくて
寧ろエアコン/冷蔵庫どころではない大食い家電なので
コンセントを繋いで充電を始めた途端に
ソーラーパネルで折角コツコツ貯めた電気は
あっという間に吸い取られてしまうと思います。
写真が示す様な車中心の電気生活を実現するならば
車の動力源は原子力じゃないと無理ですね。
バッテリーや充電の技術が進歩していけば
職場か街中で充電してきた電気を家に貯める
なんて事はアリかもしれませんが、
そんなみみっちい未来も嫌ですしね。
車が電化するのは間違いない未来ですが、
未来になっても車が家に入ってくる事は無いだろう
というのが私の考えです。

例えばこんなやつ。

同じくモーターショーで、
幾つかのメーカーのトップが集まる
トークイベントというのがあったのですが、
そこで気になる話が出ていました。
一般公募の質問に答えるというコーナーで
”折りたためる車はできないのか”という問いに対して
”EVならば技術的には折りたたみの車は可能になりつつある”
と答えているんですね。
これは車への期待として昔からありますし、
今回のモーターショーでも
コンセプトカーとして幾つか出品されていましが、
車は個人が買うものという観念を忘れれば
簡単に出来てしまうんですね。
最近全く話題になっていませんが、
例えばカーシェアリングは有望です。
最近はMINIまで選べる所もあるそうです。
私は生粋の車好きなので、
恐らく法律で所持禁止と言われるまでは
車を持ち続けると思いますが、
売るという考え方では色々なニーズがありながら
結局は1台しか買ってくれない1人の客が
2台3台使ってくれるという皮算用になりますよね。
なんて事は恐らくとっくに考えているんだと思いますが、
いつまでも売り方ばかり考えるのではなくて
少し考え方を変えてみるという事も
これからは大切なんだろうなと思います。

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