銀河夢急行

公共交通の話題を中心に、幅広く取り上げます。
都合により無予告で投稿を休止することもありますが、宜しくお願い致します。

昔は臨時系統(?)もかなり多かった名古屋市電。その他、お知らせ………

2022年09月15日 04時32分08秒 | 交通一般

ここ暫くは例年にない残暑で、とにかく台風⚡️🌀☔️の連発。本投稿時点で既に北海道や東北北部では空気も乾き始め、すっかりと秋本番🌰🍠🍁なようだが。羨ましいねぇ………。

名古屋近辺は最高気温云々よりも、むしろ湿度が異様に高くて、ここのところブログ取材も思うにまかせない状態が続いております。

そのため、秋本番に完全に入るまでには、もしかしたら今後、向こう暫くの間は投稿やブログ更新、それにレスも滞る場合が予想されますので、悪しからずご了承くださいませ。

また、今冬はラニーニャ現象のため、名古屋近辺も含めて例年よりも寒いとの予報も出ているようだ。

…………さて、先日に購入した名古屋市営交通100年の史料を見ていたら、何だか市電の路線に臨時系統(臨)が多かったのも気になりましたね。

また、5、6とか15、26みたいに一応は路線番号があっても、公式な路線図には終始、書かれていなかった事例も。あのJR武蔵野南線のような存在だったのかな?

5はどうも栄町~稲葉地間、15は名古屋駅~浄心間の半定期系統だったような。特徴としては系統サボの地色が白ではなくて、黄色だったり、桃色だったり………。

5系統は主に1800形A車、15系統は概ね2000形や1300形が使われていたような気がします。ほかに、南大津通を経由するものとして26系統、また金山橋以南を走るものとして32系統などもあり、26はZパンタ化後の3000形(連節電車)も、よく使われていたらしい。6系統は広小路通線にいたような写真も見た覚えがあります。

臨系統は市内のあちこちでよく見られ、2700形(同)の活躍も目立ちました。また1300形や1600形なども多かったように思います。勿論、当時の運行実態は殆ど謎ですが。うん。

しかしながら、これらも昭和46年4月以降の市電オールワンマン化以降は殆ど姿を消してしまい、せいぜい15系統ぐらいしか残りませんしたね。

一方、市バスでもツーマンが主役だった昭和42年頃までは時折、臨系統が見られましたが、当時の市電ほどの規模でもなかったような。主に東山公園などで見たような覚えも。また、電車代行バスとか球系統も印象的でしたね。こちらも、ワンマン化の進捗等に伴い次第に見られなくなり、今では初詣・節分バスとか墓参バスぐらいになってしまいました。

昔の手回し後方幕。ワンマン使用時は殆ど使われなかったが、ツーマンではフル活用され、それも系統番号が入ってなかったためか、意外に見易かったような印象も。恐らく今のLED後方幕はそれも勘案して、ああいう簡単な表記になったのであろう。しかしながら、あの時に比べて何だか曖昧で雑過ぎるような感じが。

星丘12の場合、当初は平成橋の表記さえなくて、植田バスターミナルでは私自身も混乱しましたね。また今の名駅13は上飯田だけの表記であり、辻本通ぐらいは併記しても良さそうなところだが。

…………さて、河村たかし市長は昨日、中央リニア部分開業時を一つの目安として、SRTつまり連節バス🚌の導入方針を明らかにしました。導入そのものは、そう難しいことでもないとか。技術的な問題も特にないとか。

昨日の民放テレビニュースで見ましたが、先日の試乗会では、あのフルカラーLED方向幕もフルに発揮!! 名古屋市交通局は一体どう思ったのかしら?? やはり、側面表示での矢印(←)部分までは、今の名鉄バスみたいにギラギラと白く光らせない方が良さそうだし、無難だ。今までの短冊形で十分だな。

まだ、実証実験に使われた岐阜バスの“清流ライナー”みたいな外観になるのかどうかは分からないが。うん。

導入予定路線は、まずは名駅バスターミナル~広小路本町~栄バスターミナル間から。その次には名駅バスターミナル~(100メートル道路経由)~大須~上前間の辺りらしい。今の名駅16やC-758の代替路線にでもなるのかな??

取り急ぎ、報告まで。

画像は、写真集“名古屋 街と交通の一世紀”の裏側のカバーです。名鉄バスが写っていますが、撮影当時はまだ名鉄バスセンターがなく、今のJRゲートタワービル付近にあった交通公社ビルの構内に名古屋駅前停留所が。そこから、名鉄バスのほか三重交通バスも出ていましたね。こちらは、ワンマンカーは殆どなく、大抵はツーマンでした。

さらに、その南側には、あの円柱形の交通局案内所もあり、撤去された昭和48年頃までは、名駅桜通口のランドマークの一つでしたね。

さらに背後の名鉄百貨店も懐かしい姿だ。恐らく真夏の撮影で、昭和38年頃かな。名鉄電車も河和方面の海水浴誘客にひたすら奔走。その主役は初代オリジナルカラーの5500系による一般特急や臨時の座席指定特急だったと思います。初代パノラマカーは専ら名古屋本線の一般特急運用が任務でしたね。まだまだ、今のような6000系や3500系、9500系のような高性能通勤型車両の開発だなんて、当時の名鉄側も全く考えていなかったね。せいぜい、HL車のような車体更新車両が、いいところだったような。



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5 コメント

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Unknown (M@いつもと違うデバイス)
2022-09-15 10:22:30
「さて、河村たかし市長は昨日、中央リニア部分開業時を一つの目安として、SATつまり連節バス🚌の導入方針を明らかにしました。」

まるはち交通センター
9月3日・4日 連節バス 市内試験走行・体験乗車
http://www.maruhachi-kotsu.com/busreport/index.html より
連節バスの乗り心地は 名駅−栄間、SRT社会実験始まる
中日新聞 2022年9月4日 05時05分 (9月4日 18時57分更新)
https://www.chunichi.co.jp/article/538564
新路面公共交通SRT、リニア開業までに実用化 名古屋市、名駅-栄で先行開業方針
2022年9月15日 05:00(2022年9月15日 06:55 更新)
https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/48475/
(※WEB記事は中日biz会員限定 9月15日朝刊「市民版」に全文掲載)

名古屋市住宅都市局が主体となって連接バスでの導入を検討しているのは「SRT」(Smart Roadway Transit)です。SRTは名古屋市住宅都市局の造語だと思われ、2020年度に市内デモ走行・2022年9月3日と4日に一般市民モニターを公募しての試乗会(名駅~栄)が行われました。試乗会の募集は8月12日に行われ、受付開始とともに即満席になったそうです。
2020年度も今回の試乗会も岐阜バスの「清流ライナー」(メルセデスベンツ シターロG)を借用しています。
私も試乗会に運よく当選したので参加してきました。日本にはない仕様、すなわち座席配置(前向きシート・後ろ向きシート・ロングシートを効率よく配置)・変速ショックを感じさせないフォイト製オートマチックトランスミッション・後後輪より後ろにあるロングシート下に寄せてのエンジン搭載など、ドイツ製車両らしい合理性が凝縮されていました。試乗会の参加者には乗車券代わりの乗車カードと今回使われた車両のペーパークラフトが配布されました。
9月15日の市民版記事でリニア開業までに名駅~栄の先行ありましたが、リニアが2027年の開業を見込めない以上、SRTも開業にはまだ数年かかると思われます。また、ルート・停車停留所・ダイヤの制定・既設交通機関との乗り換え設備、SRT専用走行レーン・SRT優先信号・SRT専用停留所の整備には、道路管理者・運輸局・警察との調整、周辺地域の企業や商店などとの合意形成にも時間がかかると思われますが、ただC-758系統を連接バスに置き換えただけで「SRT導入」にはしてほしくないものです。コロナ前はC-758が大津通と広小路通の混雑で30分~1時間以上も遅延したことがあり、車(マイカー・荷捌きトラック)や信号待ちに邪魔されないSRT専用走行レーン・SRT優先信号・SRT専用停留所の整備は最低限必須なハード面だと思われます。
SRTは恐らく連接バスでの導入で計画を進めていくと思われますが、日野のエンジン不正問題でいすゞ/日野の連接バス(日野製エンジン搭載・J-BUS架装)は製造販売再開のめどが立たず、バスラマインターナショナルによると海外製では最初から蓄電池式しかないモデルとして開発されたり、メーカーとして路線バスの内燃機関駆動モデルを全廃し電気バスに一本化(※トロリーバスを含む)したところもあるので、どのような車両になるかはまだ未知数です。
なお、現時点でSRTの導入を計画し試乗会を主催したのは住宅都市局であり、交通局は一切関知していません。今後交通局もSRTに参画するかどうかはまだ言及がありません。
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Unknown (M@いつもと違うデバイス)
2022-09-15 10:30:11
追記

まるはち交通センターで試乗会の詳細な記録のページがあったのでリンクを貼りつけておきます。
トップページ>名古屋のりもの探検隊>都市計画・交通計画>SRT社会実験
http://www.maruhachi-kotsu.com/tanken/L14SRT_test.html#R4

トップページ>名古屋のりもの探検隊>都市計画・交通計画>SRT計画概要
SRT構想「新たな路面公共交通システム」計画概要
http://www.maruhachi-kotsu.com/tanken/L13SRT_system.html
現時点での住宅都市局によるSRT構想の、まるはち交通センターによるまとめです。
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Unknown (LV288N@本日休み)
2022-09-15 10:53:28
>さらに背後の名鉄百貨店も懐かしい姿だ。恐らく真夏の撮影で、昭和38年頃かな。
この画像については、
名古屋駅前ロータリー<中村区・昭和34年・提供=ナゴヤタイムズアーカイブス委員会>
と説明されております。
ところで、銀河さんは画像の何を手がかりに1963年と判断されたのでしょうか?私は当時の様子を知りませんので、素直に説明文を探してみたら上記のような記述を見つけました。

>…………さて、先日に購入した名古屋市営交通100年の史料を見ていたら、何だか市電の路線に臨時系統(臨)が多かったのも気になりましたね。
>また、5、6とか15、26みたいに一応は路線番号があっても、公式な路線図には終始、書かれていなかった事例も。あのJR武蔵野南線のような存在だったのかな?
>5はどうも栄町~稲葉地間、15は名古屋駅~浄心間の半定期系統だったような。特徴としては系統サボの地色が白ではなくて、黄色だったりピンクだったり………。
名古屋市電(上)(RM LIBRARY 170)amazon
https://www.amazon.co.jp/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82%E9%9B%BB-%E4%B8%8A-RM-LIBRARY-170/dp/4777053520/ref=sr_1_8?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=IBM1NQLA5Q0Z&keywords=%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82%E9%9B%BB&qid=1663204686&s=books&sprefix=%E3%81%AA%E3%81%94%E3%82%84s%2Cstripbooks%2C2420&sr=1-8
上記の本の38ページ以降に随時系統に関する記述があり、それによると「5」は稲葉地町~覚王山となっています。また、下記の本には8ページに「26」の系統板の実物写真があります。この画像を見る限り、「26」については地色は黄色です。
名古屋の市電と街並み amazon
https://www.amazon.co.jp/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E3%81%AE%E5%B8%82%E9%9B%BB%E3%81%A8%E8%A1%97%E4%B8%A6%E3%81%BF-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B7%AF%E9%9D%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E5%90%8C%E5%A5%BD%E4%BC%9A%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E6%94%AF%E9%83%A8/dp/488716095X/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=IBM1NQLA5Q0Z&keywords=%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82%E9%9B%BB&qid=1663204686&s=books&sprefix=%E3%81%AA%E3%81%94%E3%82%84s%2Cstripbooks%2C2420&sr=1-3
これら以外にも「レトロでんしゃ館」に当時物の実際の系統板やサボが各種展示されており、2017には「15」の系統板がはめ込まれております。
レトロでんしゃ館 まるはち交通
http://www.maruhachi-kotsu.com/tanken/302retrotrainmuseum.html

>導入予定路線は、まずは名駅バスターミナル~広小路本町~栄バスターミナル間から。その次には名駅バスターミナル~(100メートル道路経由)~大須~上前間の辺りらしい。今の名駅16やC-758の代替路線にでもなるのかな??
連節バスの試験走行・体験乗車会の様子は下記サイトを参照してください。
連節バス体験乗車 まるはち交通
http://www.maruhachi-kotsu.com/tanken/L14SRT_test.html#R4
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Unknown (銀河FXR)
2022-09-15 16:53:04
ご指摘の名駅ロータリーの写真は、かつて中日新聞などで昭和38年夏の風景とした類似写真を見たし、名鉄百貨店本館が既にフルで完成していることから、既に初代パノラマカーが出た後のことだろうと思っていました。
しかしながら、昨日、この写真集の中身に同様な画像がありました。やはり昭和34年夏のようですね。私自身もまだ当時は2歳なので、覚えていません。
さて、SRTですが、河村たかし市長は調子の良い発言をしており、意外に簡単だと思いましたが、専用レーンなどを設けるなど車両よりも付帯設備費の方が高くつきそう。こうなると海外諸国みたいに、あらゆる路線系統というわけにもいくまい。実際は、かなりデビューは遅れるのでは?
そう慌てなくても良いとさえ思えましたね。
また、名駅16はそう乗客もいないみたいだし、こちらは発展的解消を遂げるのでは?
C-758は、どうなるのか? 別の経路に変わる場合もあり得ると思いますね。
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Unknown (銀河FXR)
2022-09-15 17:26:19
しかしながら、あの市電の黄色、桃色の系統番号サボ。それぞれ何の意味があったのか、今更ながらも気にはなりましたね。
また、側面の長方形サボ。ワンマンカーでは下之一色線の70、71系統を除き、付けられていなかったと思います。やはり、市バスの手回し後方幕もそうでしたが、運転士一人での差し替えは、さぞや大変だったのだろう。私自身が幼少時にお世話になった18系統、そして同じく廃止時までツーマンで通した3、80、82系統などは最後まで側面サボは残っていた筈です。
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