もともと1067ミリ軌間の狭軌だった近鉄名古屋線の“広軌”化から65年を迎えましたね。
鈴鹿線も同時に標準軌化されましたが、貨物列車が多かった養老線や伊賀線、南大阪線、長野線、吉野線、伊勢線(1961年に廃止)は改軌の対象外に。
また、近隣の名鉄も当時は貨物列車が非常に多かった上に、伊奈(平井信号場)〜豊橋は今でもJR飯田線と線路を共用しているため、標準軌化は不可能です。
近畿日本鉄道は、これを記念した入場券やクリアファイルを発売するそうです。
関西や三重県では1435ミリ軌間のことを俗に広軌と言っています。
しかし、1520ミリ軌間を採用しているロシアやベラルーシ、ウクライナとか、1676ミリ軌間を採用しているインドやブラジルから見れば、それでも“狭軌”だそうな。
日本でも戦前は何度も旧国鉄在来線の標準軌化が検討されていましたが、結局は政治問題絡みで挫折したまま終わり、現代に至っていますね。
しかしながら、各地でミニ新幹線化や在来線自体の高速化の話が持ち上がる度に、標準軌化の断念は正直、悔やまれます。
伊勢湾台風の洗礼を受けながらも、たった9日間での総改軌。凄いですわ!!
名鉄瀬戸線でも今の地下鉄名城線との相互乗り入れを目指して標準軌化が一度は検討されましたが、結局、名古屋市交通局側の猛反対で断念されています。
名鉄側は事前に標準軌用の枕木を瀬戸線にわざわざ多数用意したのだが。うん。
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