ウチの Rose Garden: クリストファーストーンが真っ盛り (6月4日)
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落合恵子さんへの宿題をまだ提出してなかった。
5月28日(土)の夜中、釈迦ケ岳登山口の駐車場で寝れなくて、落合恵子姉の「夜のしおり」(NHKラジオ深夜便)を何気なく聴いた。というのは先日書いた。
番組で最初に彼女が流した曲が、リンアンダーソンの”Rose Garden” 5月26日の記事でボクが取り上げた曲だ。そして、彼女は言葉を重んじる人なので、歌詞への疑問をつぶやいた。
”I beg your pardon
I never promised you a rose garden"
この節は歌で何度も繰り返される。
「『私はまだあなたにバラのガーデンを約束していないわ』 私この意味よくわからないわ。お分かりのかた 教えてください。『光がいっぱいの日もあるけど 時々雨降りにもなる それが生きていくということなんだよ』という言葉が後ろの方に出てきました。それでも分からないな。これもしかしたらrose gardenって、ずっと一緒に暮らそうよということを意味しているのかな。よく分からない。」
と、齢を重ねられたレモンちゃんは言いながら、次の曲に移っていった。
ボクの思うところを端的に言ってしまおう。
Rose は「耽美的で満たされた心情」を象徴するもの。従って、rose garden とは耽美的な満足感を与えてくれる空間とでもなろう。この歌詞では、「ごめんね、悪いけど一生安楽で楽しい生活を保障するからとは言ったつもりはないんだ」というような意味だろう。なぜなら、『光がいっぱいの日もあるけど 時々雨降りにもなる それが生きていくということなんだよ』と続くのだろう。
Rose、 バラ、 薔薇は その極めて飛びぬけて魅力的な美しさ故に、単なる花以上に、文化的な意味がかぶされる。これまた先立つ日に紹介した「酒と薔薇の日々」原題は”days of wine and roses" だが。なぜ ”roses"なのか。映画のストーリーは、酒と日々の快楽に溺れた若い男女が、立ち直っていく話だが。別に立派なバラ園のある邸宅に住んでいたわけではない。roses で耽美的な快楽生活を表象したのだろう。
バラ戦争はランカスター家とヨーク家の英国王朝継承争い。家の紀章が赤薔薇vs白薔薇だった。日本なら千成瓢箪vs葵の御紋だろうが。薔薇は高貴さの象徴。「ベルサイユのバラ」は、なぜバラなのか。検索してみたがどこにも出てこない。「お分かりの方教えてください」。「薔薇貴族」は? そんなもの知らんでよろし。
レモンちゃん、宿題提出したよ。
最後に、例のバラ2曲を再録しておく。
Rose Garden (ローズ・ガーデン) / LYNN ANDERSON
酒と薔薇の日々 [日本語訳付き] ジュリー・ロンドン
There is no rose without a thorn.
とげのないバラはない、世の中に完全な幸福は無い 諺
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