3月29日(水)
雪割草とカタクリの花のコラボが見れるよ
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▲ 近くの道の駅で前泊後、角田山(かくだやま)へ向かう。
右端のあれが角田山482mだな。
▲ 角田浜灯台コース駐車場に到着。
角田浜には7つ駐車場があるが、ここが一番広い。
8時半ごろに出発。
車道を上に横切って、灯台登山口から入る。
▲ 向こうの上にに灯台と下に駐車場を見やって、登り始める。
すると直ぐに道脇に
▲ イカリソウ が。
海に似つかわしい。
▲ して、これまたすぐに 夢にまでみた「雪割草」だよな。キミは?
雪割草(ユキワリソウ)は・・
2月下旬~4月、雪解けとともに開花。真冬の雪の下でも常緑でいることから雪を割って成長する草「雪割草」と呼ばれるようになったそうな。新潟県の県花だ。
▲ 雪割草は雄しべも雌しべも数が決まっているわけでもなく、変異しやすいので、花色・花形の種類が多い。そこが魅力ともなるようだ。
これは、青いね。
▲ これは白い雪割草。
▲ これは、薄い青みが掛かっている。
花びら(がく片)は、丸味がかったハート型。これが典型だが、細長い花びらのもある。
▲ 横に並ぶときれいだ。
▲ いきなり、ショウジョウバカマが、花びらを袴のように広げて出現。
▲ この白い花は数回出現したが、名は不明。
樹の花のよう。
そして、雪割草と並んで角田山の2大スターのこれのお出まし。
▲ カタクリの花
山の下部に雪割草、上部にカタクリが自生しているようだ。
雪割草が先に咲いて、次に今からカタクリが咲く順だ。角田山は、二つの開花が重なる。それがねらい目だ。あとでこの山のオーナーさんに出会ったが、雪割草は3月20日ごろが最盛期だったと言っていた。
▲ はい、今度はピンクではなくて紫色の袴に替えたショウジョウバカマ。
▲ カタクリの花が増えてきた。
▲ わんさかと自生しているところも。
すべて、山道に沿って自生しているようだ。
▲ そして、これも姿を現した。
スミレちゃん。もっと個性的な名もあるのだろうが、スミレちゃんで。
▲ 初めは、蕾状とか下を向いているカタクリの花が多かったが
陽が上がるにつれてか
▲ 手裏剣状に、大きく開いて陽を受けようとするカタクリが増えてきたような。
多分、このあと陽が落ちるにつれて、あのユリ状に優美にカールしたカタクリの花になっていくのだろうか。
▲ 「私も見て」と複数のスミレちゃんも。
ウン、ウン。
▲ 角田山山頂にトーチャコ。10:47
▲ バンガロー風の山小屋は、ボランティアの人だろう、屋根の修復作業中だった。
頂上広場で小休止。ウインドブレーカーを脱いで仕舞った。
かなりの方が頂上広場でランチ中だったが、ボクは知っている、もっといい場所を(笑)。
ここから、10分ほどさらに奥に進めば
▲ 見晴らし抜群の、韓音堂の前広場に。
前方に、新潟平野が広がる。
▲ 左手には日本海だ。
▲ 最近定番になってきた、おにぎりセットで。
気温は20度。無風で気持ちがいい。
1時間近く、ここでぼけーとしていた。
惚けが進むのか、ここがどこだか分からなくなった。(もちろん冗談です)
ぼちぼち、下りようか。
▲ 上りは、「桜尾根コース」で登ってきて
下りは「灯台コース」で降りる、ことにした。
その分岐点。
▲ 雪割草。
これは、花びらが細長い。
灯台コースも尾根状の山道だ。
▲ ここは日当たりが良くて、山道の両脇にはずっとカタクリの花。
カタクリロードだ。
カタクリを両脇に植生したのではなくて、カタクリが山道の両脇を選んだのだと思う。左右の斜面では日当りが一日で偏る。その点、尾根は一日中日が当たる確率が高いから。
▲ それに、関東のカタクリの花をご存じの方は、もうお気づきだろう。
角田山のカタクリの花は大きいのだ。関東ではカタクリの花は、そのなよなよとした可憐な形状が「春の妖精」(スプリングエフェメラル)とか称され言及されるが、ここのカタクリは妖精と呼ばれるには大きく立派過ぎるのだ(笑)。
先のこの山のオーナーさんは、海風のミネラルを浴びて大きくなるのだ、とおっしゃっていた。
そして、有った、逢った!!
▲ 白い妖精じゃなかった、白い手裏剣でもない・・白いカタクリの花!
前を歩いていた方が教えてくれた。
みんなこれを探索、発見、立ち止まるのだろう、道脇のその花の前まで踏み跡がはっきりできていた。
▲ スミレちゃんも、その存在感を増して来て
♪スミレのはーな、咲くこーろ (歌わんでよろし笑)
▲ 日本海が見えるところまで下りてきた。
水平線には写真ではハッキリしないが、長く横たわる佐渡ヶ島の島影も見える。
▲ 灯台が、駐車場が見える。
▲ この辺りの斜面で、冒頭の
雪割草とカタクリの花の競演も。
▲ 細い岩だらけの尾根を越えていかねば、先端に着けない。
このアップダウンがちと怖く(笑)、大変だった。
灯台から、右横の階段で降りるのではなくて、左横の階段で降りて
▲ この崖下の道を進む。
下のマル印の洞穴が、「判官舟かくし」と呼ばれるスポット。
1187年、源判官義経が兄頼朝に追われ、奥州平泉に海路落ち逃れる際、追手を避けて舟とともに身を隠した洞穴と伝えられている。大小二つの洞穴がある。(津軽海峡をスルーするのは遠いので、ここから日本海を渡ってモンゴル・チンギスカンになったという説は・・ナイナイ)
▲ 洞穴に向かって進むと
左手下に二つの洞穴が見える、あそこに舟を隠したという伝説ね。
ボクら観光客は、真っ直ぐ右横のトンネルに向かう。
▲ トンネルをくぐれば
そこは雪国。
▲ 駐車場に出た。
戻った。14:18
お疲れ山。
角田山の位置は
海も同時に眺められるという極めて稀な山行になった。
利尻岳、斜里岳以来かな?
いつものように、コーヒーを淹れて車内で小休憩。
駐車場から40分ほど走行して、
▲ 前日と同様に、道の駅国上(くがみ)へ。
先ずは併設する立ち寄り温泉「てまりの湯」で、汗を流した。
翌日ゆっくりと朝食後、道の駅を出発。
午後2時半に無事帰宅。
2泊3日花の山旅:総走行距離620km
角田山、行かれましたか。
やはり素晴らしい山ですね。
私はもう今年は(も)諦めました。
今年はレンタカーがとれません。学校が始まらないと駄目なようです。
私は角田山と、弥彦山はセットで考えていましたが、やはりそうはいきませんか。
参考になりました。
志賀高原スキーのあとにと、私も狙っていたのですが。特に雪割草は時限が近いですし、カタクリも同時にとなると・・3月の下旬の一発勝負です(笑)。後は天気。これは今週は数日晴れることがかなり前から分かってましたのでこの時を!と出かけました。ここの駐車場ではバスも発着してましたから、JR+バスの公共機関でもなんとかなるのではないでしょうか。
>私は角田山と、弥彦山はセットで考えていましたが、やはりそうはいきませんか~さすが信さん、よくリサーチ済ですね。最初の角田山の写真の山並みの左端をたどった処に少し尖った弥彦山が見えます。角田山を含めて弥彦山脈と称されているようです。角田山登山の後、弥彦山まで山道的に縦走できるかは知りません。が、いったん下山したあと、弥彦山の麓までクルマで行って、そこから弥彦山へ続けて登山することは高さ・距離からいって可能だと思います。ただ角田山山頂で1時間も惚けていたら時間が足らなくなるかもしれませんが(笑)。寺社のご関心の深い信さんなら、由緒ある弥彦神社もありますし、楽しめるでしょう。