スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

サラリーマン年収

2013-09-30 06:20:31 | 政治経済
国税庁が去年1年間を通して民間企業で働いた会社員やパート従業員などの給料を調査したところ、平均年収は前の年より1万円少ない408万円でした。
平均年収が減るのは2年連続で、ピークだった平成9年の467万円に比べて59万円少なくなっています。
年収別では、200万円以下の人が前の年よりおよそ21万人増えて1090万人に上り、全体の4分の1近い23.9%を占めています。
一方、1000万円を超える人は172万人、全体の3.8%でした。

また今回は、雇用形態別の平均年収が初めて発表されました。
正社員の平均年収は男性が521万円、女性が350万円で、全体では468万円でした。
これに対して非正規雇用の労働者は、男性が226万円、女性が144万円、全体では168万円と、正社員に比べて300万円少ないことが明らかになりました。
このほか業種別では「電気・ガスなど」が718万円で最も高く、次いで「金融・保険」の610万円、「情報通信」が572万円となっています。
最も低かったのは非正規労働者の比率が高い「宿泊、飲食サービス」の235万円でした。

総務省の調査によりますと、非正規労働者の数は、バブル経済の崩壊後、急速に増加しました。
ことしに入っても増えていて、4月から6月までの3か月の平均で1881万人と労働者全体の36.2%を占めています。
正社員に比べて低賃金で、年齢や勤続年数による賃金の上昇も少ない非正規労働者は、5人に1人が正社員になれないため、望まずに非正規雇用の仕事に就いているとみられています。
参考WEB: NHK NEWS WEB 2013年(平成25年)9月30日[月曜日]




アベノミクスとやらで、給与があがるとさかんに言われているが、実態は前途多難だ。
又、業種間の格差というより、一部エリート層サラリーマンと、一方で働く気さえあればいくらでも仕事はあるだろうといわれる業種である、宿泊、飲食サービス業に従事する方との落差が激しい。
この職種は、客の多寡で、簡単に調整される面をもっているのも厳しい。
時代の流れが、アメリカ的システムに向かう中、一般庶民のボトムアップを願ってやまない。
コメント
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