スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

深海魚

2025-03-04 09:45:03 | 情報
今日の対決「第1志望のビリ」vs.「第2志望の1位」。

入学試験、卒業、進学就職のシーズンである。

いい学校、いい企業に入ればより人生は豊かになるのか。

予備校や学校関係者のあいだでは、無事に第1志望校に合格したにもかかわらず、入学したあとの定期試験で下位になって以降、順位が下位のままとどまり続ける生徒が存在することが知られており、彼ら彼女らのことを「深海魚」と呼ぶそう。

正しく自分のことを分析評価されており、まな板の上の深海魚になった気分である。

親がどんなに「優秀な友人と交流し、良い影響を受けてほしい」と願ったとしても、優れた友人から良い影響を受けるのは、もともと学力が高い児童・生徒だけというわけで、当の子どもたち(=深海魚)は、共通点の多い友人、自分と能力の近い(=能力の低い)友人を選んでいるという。

私の友人に置かれましては、深海魚の認定となりましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
(この場に至って縁を切るなどと冷たい仕打ちはしないで下さい)

この本によるその他のエビデンスは以下の通り。
▶高校の課外活動でスポーツをする男子生徒は、そうでない生徒と比べて 高校を卒業して11~13年後の収入が4.2~14.8%も高い
▶高校時代にリーダー経験がある人は、そうでない人と比べて高校を卒業して11年後の収入が4~33%も高くなる
▶学力の高い友人と同じグループになると学力が下がる
▶4月生まれは翌年3月生まれと比べて30-34歳時点の年収が4%高い
▶小学校の頃の学内順位は将来の収入にまで影響する

「第1志望のビリ」vs.「第2志望の1位」…専門家が語る「少しでも偏差値の高い学校」を目指すことのデメリット

※画像は世界一醜い深海魚と言われる「ブロブフィッシュ」。World's Ugliest Animal?より


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