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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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人間社会は認め合う事から…北斗市~函館~札幌丘珠空港~札幌大通り

2008年08月05日 21時01分13秒 | Weblog
どんなに風采のあがらない人でも、どこかに必ずその人だけの持ち味があるものです。
取り得があるからこそ今日まで生きてこられたのでしょう。人の持ち味を肯定する事から人間社会が成立するように思えてなりません。今朝の朝礼スピーチは、社歴43年、今年還暦を迎えた福田久次さんでした。彼は半世紀近くにわたり私と常に一緒になって仕事を辿って来ました。彼は今でも40年前と同じように私の近くにいて人の嫌がる雑用をこなしています。彼は読み書きも人前で上手に話しする事も苦手のようです。

それでも幸いな事に弊社では、彼の存在を疎んじる社員などひとりもおりません。
彼がいたからこそ福地建装が創業され、いまなお存続している事を知っているのです。
仲間を否定した時点から、否定された当事者より、否定した本人自身の方が否定される事になりかねません。人の持ち味を見出す寛容性が無いと、他人からも認められないのです。

間もなく北京五輪が開催されますが五輪に出る選手達は、何十万人ものライバル達と競いあって国内予選を勝ち抜きました。特に五輪選手には最後まで国内で競った強力なライバルが存在し、それがいなければ五輪選手には絶対になれなかったと言います。
ライバルを肯定し、競う事で自己向上を図ってゆくのでしょう。

ライバル企業から学ぶ事も多くあります。特に我々住宅産業は、ライバル企業が展開する技術や手法を勉強し、そこから独自の経営手法を展開して行く事です。
とにかくライバルも含め、関わる企業や人々を認め合い、分かち合える事なのでしょう。

今日はファース本部の本社に、松下電器グループ100%子会社の石垣電材株式会社の新社長が新任挨拶にお見えになりました。松下電器は松下電工と業務併合しましたが、特に人事面では同じグループと言え商品群がラップし熾烈な営業闘争を行なった経緯があります。現在、様々な課題はあるものの着実に併合で目指す方向にあると言い、新社長が言うには、過去を肯定し関わる人々の存在を認め合う事だそうです。
特に企業併合の当初では、この肯定する事が建設的発展の鉄則であるように思います。

写真は、私の左隣が石垣電材新社長の鯛島良啓さん、函館所長の大井忠司さん、右隣が常務の岩本博さん、部長の桶作末次さんです。
今日の懇談で、関わる企業や人々を認め合う事が、自分自身が人様から認められる前提である事を実感し、今日のコラムとなりました。

今日は快晴で爽やかな北斗市から気温30℃の札幌(真夏の平均気温は函館より札幌の方が高い)にやってきました。明日は連日36℃の日々が続く兵庫県に移動を…
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