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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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Q値、K値、C値とは・・・東京~京都~栗東

2006年03月21日 21時28分51秒 | Weblog
写真は滋賀県の競馬厩舎で有名な栗東の工務店「濱田工務店」の左が濱田社長、右が社長のお父さん、濱田会長と娘さんで事務所のマドンナ恵美子さんです。
今日は濱田工務店さんに温熱環境の基本を勉強して戴きましたが、読者のみなさんにもその基本を知って戴きます。

Q値とは「熱損失係数」の事を言い、家全体から放出する熱の総熱損失量を述べ床面積で割った数値です。この正確な数値が解れば、冷暖房に使用する熱量を特定出来ます。
このQ値計算には、先ずK値とC値を求める事が先決です。

K値とは「熱貫流率」の事を言い、床や壁、天井、窓などの部位から、㎡あたり、1時間に放出する熱量で、この各部位の数値にそのままその面積をかけると、その部位全体からの熱損失量が求められます。
C値とは「隙間相当面積係数」の事を言い、気密性能の精度であり、家全体の隙間の量を述べ床面積で割った数値です。この数値と換気量で換気回数を求め、この換気回数に室内容積と空気比熱0.3をかければ、隙間や換気から逃げる熱量が解ります。

Q値を出すには、このK値とC値から割り出した熱を合計した総熱損失量を、家の述べ床面積で割って求めます。
ファースの家は、使用する断熱材や窓などの種類を入力する事でK値を割り出し、自動計算でQ値を算出するソフトを、ここの濱田さんも含め、全国のファース加盟工務店が活用しています。このソフトで年間の冷房費用、暖房費用も割り出す事が出来ます。

一見、難しいようにも感じますが、この熱計算の収支がそのまま、冷暖房費やCO2排出量の計算にも生かされます。
これからはこの熱収支を完璧に計算しなければならない時代です。

濱田工務店さんの皆さんはこのような計算が解ります。
濱田社長には、人への思いやりの熱い心情があり、濱田会長に頑固で確かな匠の技があり、恵美子さん(美人だよ)には明るい笑顔があります。
このそれぞれの個性を合致させると、濱田工務店はもっともっと盛業する事でしょう。
東京は快晴だったのですが、琵琶湖のほとりのこの辺は小雨になりました・・・
ホテルにインしましたが、今日もこれから悩みの相談メールに回答します。
ファースの家

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