-写真の部屋-

奥野和彦

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2011-11-11 20:12:54 | 写真
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今日は記念切符も売れたみたい。
 
廃止になってしまった南部縦貫鉄道のレールバスが
動態保存されていて、こんなことも行われている。

http://rail.hobidas.com/movie/

たなびく煙がとても可愛らしい。

ところで、これは1枚1枚写真で撮って
それがつながってアニメーション、動画になっている
と思われる。そんな単純なもんでもないのか?
1コマ1コマの間につなぐコマがあるような気もするが
1分58秒という間に、何時間分のコマが納まっているのか。
朝のまだ人出の少ない時間?から始まって
日中の運転があり、夕方ライトが灯り
いよいよカメラマンが鈴なりになって盛り上がり
最後に左端に一人残ったカメラマンがいなくなって
車輌は一旦奥の方に走っていって、右側の車庫に戻って
眠る。
大変面白い。 クドクドは書かないが
デジタルカメラならではの方法論。

たとえば、三脚にカメラを載っけて
インターバル撮影で、3分間に1枚シャッターが
切れるようにセットしておく。
1時間に20コマの写真が撮られて、12時間だと
240コマ撮れる事になり、フィルムチェンジの要らない
デジタルカメラにはお茶の子さいさいである。

面白いな。と思ったのは途中、子供がカメラに向かって
ピースをしに来たりするので、1枚の写真として
取り出して面白いカットもあるんじゃなかろうかと。
何度か出て来るカメラを気にしている
男性は撮影者ではないのかと勘ぐったり、向こうから
車輌が走って来るシーンは連写であるかと思いがちだが
やはりコマの間には相当の時間が空いている。

定点観測という、写真の見せ方があって
今まで見た作品は、長い年月の間に建築現場が
どうなっていくか、とか 宅地造成のために
雑木林だったとこが、どう変わっていくか
みたいなものだったが、数時間という短いスパンで
それが展開出来る。
ここでは、鉄道のイベントを撮っているけれど
この方式でハチ公の前にカメラを置いとくとか
人の集まるところで撮ってみると面白いかもしれない。
撮影者に勧めているのではなくて
一般に、可能性としての話です。

で、動画で見ていくのもいいけれど
1カット1カット、探っていって面白いことが
写っているのをスチルとして組むのはどうか。
それを、いろんな場所で撮って展開する。
きれいなお姉さんがおそらく待ち合わせをしていて
やっと彼氏が来てみたら、エラい不細工だったとか
お姉さんかと思ったら、オカマだったとか。
こんな、頭で軽く想像出来ることを超えた何かが
撮れてしまったら、それも面白い。

そんなことを、考えました。

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