-写真の部屋-

奥野和彦

ベランダの反対側

2020-05-14 22:45:16 | 写真


ほぼ1日写真いじり。
部屋を出たのはこの写真を撮るためと
奥さんの送り迎えと
食べ過ぎなので
夜、駅前の本屋まで歩いての往復と。


1994年
驚くのは今は暗渠になってしまった
用水路が、昔は一丁前の川幅があって
かわいらしいガーター橋がかかっていたという事だ。
家の目の前に
小さな鉄橋がかかっていて
線路の左右に田んぼがある。
当時、北千住から下ってきた東武線の
線路の間際まで田んぼが迫ってくるのは
この場所が最初で、それが気に入って引っ越してきた。
マンションの子供たちが
用水路でザリガニやメダカを獲って遊んでいたし
今頃の季節からは夜になると
カエルの合唱が始まった。
この用水路は暗渠になった今でも
田植えの時期になると水が通る。
1箇所だけ網がかかって
水の音だけがザーザーと聞こえる場所があって
ウチの子もそうであったが散歩でそこを通る小さい子が
その音が何だろうかと大人の手を握ったまま
暗い網の下を覗き込む。