-写真の部屋-

奥野和彦

はだか電球

2021-11-14 20:51:57 | 写真


鳥房のしょんぼり電灯が
30年前と同じように灯っている。
カトレアのあった場所だ。

同じフィルムで、1周回って同じカメラで
撮っているのにフィルムの仕上がりがちょっと違うのは
当時は父親の印刷の写植に使っていた現像液を
使っていたからかも知れない。
そっちの方が少し強いのだ。

店は変わり
電車の行き先も変わり
電球はLEDに変わり
写植はパソコンに変わった。
カメラもデジタルになったのに。