鍵盤弾き宮野わかなの音楽生活

鍵盤弾きの日常日記

あたしのなまえ。

2012-07-11 10:02:21 | Weblog
さて今回のタイトルなんですが、実は昔から勘違いされている
方も多いので、ひとつ。検索される方も漢字だと思っている
方がいるようです。
あたしの名前は本名がひらがなのわかなです。
未だに若菜って思っている方もいるようですが一々訂正はしていません。
ただ親がつけてくれた名前ですし、一応認知して頂ければと思います。(笑)
名前の由来は以前にも書いたかしら?
沖縄の方言で わ← 私の かな~←可愛い人
『私の可愛い人』と父が言っていました。母は万葉集や古今和歌集に
出てくる一節に『若菜摘む~』というのがいくつかあり、素敵な和歌が色々ありますが、
春を感じさせられるほんわか、のんびりの感じが母は好きだったようで
その乙女のイメージが浮かんだようです。
そして、父とは母のイメージが合致したのであえてひらがなにしたそうです。
そんな思いでつけてくれた両親に感謝しているしとても気に入っています。
ただ残念なのはそのイメージとかけ離れた自分になってしまって・・・
お父さん お母さんすいません。(笑)
代表的な歌・・・

『君がため 春の野に出でて 若菜摘む
   我が衣手に 雪は降りつつ 』
これにはたくさんの解釈がありどれが本当かわからないけど
美しい情景が見えますよね~

『籠(こ)もよ み籠持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串持ち この丘に 菜摘(なつ)ます子
 家告(の)らせ 名告らさね そらみつ 大和の國は おしなべて われこそ居(を)れ しきなべてわれこそ座(ま)せ われこそは 告らめ 家をも名をも』
これはちょっと難しいので解釈を下記に。

『万葉集』冒頭の歌 雄略天皇が、春の野で若菜を摘んでいる少女に求婚する歌
籠もまあ、よい籠を持ち、掘串もまあ、よい掘串を持って、この丘で菜を摘んでいらっしゃる娘さんよ。家をおっしゃい。名前をおっしゃいな。この大和の國は、すっかり私が支配しているのだが、隅から隅まで私が治めているのだが、この私の方から打ち明けよう。家も名をも。 こくもりの泊瀬の丘には、若草が萌え、野辺には若菜が芽を出し始める。丘の上には雄略天皇が春菜を摘む乙女に家を聞き、名前を聞いて求婚の気持ちをあらわす。乙女は顔を赤らめて、何も答えない。………

いずれも、ロマンチック。